【キャンター 】エンジン&アドブルーチェックランプ点灯でドージングモジュール清掃!3361-18 三菱ふそう TKG-FEA50 4P10 小型 修理事例

自動車整備・修理
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【三菱ふそう キャンター】エンジンチェックランプアドブルーチェックランプ(赤&橙)が点灯したのでドージングモジュールを清掃した修理をご紹介します。

今回の故障コードは【3361-18 NOxセンサー(概算値)排出値高すぎる】が出ています。

メーターに普段見慣れないランプが点灯すると心配になりますね。

エンジンチェックランプが点灯してしまうと、DPFのスイッチも反応しなくなり燃焼が出来なくなりますよ。

さらにアドブルーチェックランプをそのままにしておくと、エンジンが始動できなくなります。

こうなる前に少しでも早く解決したいです。

とはいえ、トラックの修理費用ってすごく高いですよね。

自分で修理が出来るなら部品代だけで済みますが、無理は禁物です。

自分で修理が出来ない場合は、車屋さんに依頼して下さいね。

車屋さんにも修理の参考にして頂けたら嬉しいです。

GAM
GAM

整備士歴27年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。

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修理対象車両情報・依頼内容・修理費用

修理対象車両情報:三菱ふそう キャンター TKG-FEA50 4P10 H26/10 165000km 

依頼内容:エンジンチェックランプ点灯・アドブルーランプ【赤&橙】点灯

修理費用:16000円+税

GAM
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依頼内容の修理費用は高いですか?それとも安いですか?

なぜ、このような金額になるのかを作業内容や修理方法を交えて解説していきたいと思います。

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車両故障診断・原因

現在、エンジンを始動するとエンジンチェックランプ(橙)・アドブルーチェックランプ(赤)・アドブルーチェックランプ(橙)が点灯しております。

↓各チェックランプの説明はこちら↓

エンジンチェックランプが点灯しているので故障コードが記録されています。

普段使用しているスキャンツール(診断機)

作業する上で必ず必要になるのがスキャンツール(診断機)ですね。これがなければ始まりません。

バッテリーを外して消去(出来るか分かりません)などはしない様にして下さい。
トラブルの原因になりますのでスキャンツールを使用しましょう。

GAMが使用しているのはG-SCN2ですが、次に買い替えるならやはりバンザイの診断機ですね。

↓おすすめのコンピュター診断機↓

↑値段は高いですが自動車修理には必須品です↑

故障コードの確認

スキャンツール(診断機)を使用して故障コードを確認します。

故障コードが7個も出ていますね。

この中で一番あやしい故障コードは、【3361-18 NOxセンサー(概算値)排出値高すぎる】ですね。

↓ダイアグコードの詳しい内容はこの記事を読んで下さいね↓

↑キャンター4P10エンジンダイアグノーシス(故障コード・DTC)一覧【まとめ】↑

↑この方法で故障コードの表示と消去ができます↑

原因

この【3361-18 NOxセンサー(概算値)排出値高すぎる】はキャンターではよく出る故障コードです。

過去の事例でよくあるのが、ドージングモジュールに【尿素の結晶】がたまり正常に噴霧できなくなる事が一番多いです。あとは、NOxセンサーが故障しかけているですね。

修理手順は、ドージングモジュールを清掃して様子を見てチェックランプが点灯しなければ終了ですが、直ぐに点灯するようならNOxセンサーの交換という流れになります。

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作業内容・修理方法

それでは、作業を進めていきます。

故障コードの消去

故障コードの控えを取ってすべて消去します。

継続して出ている故障コードがあるかの確認です。

継続して出ている故障コードはないようですね。

ほとんどは、消えましたが【システム情報6】が残りました。

これを、消去するには【エンジンコントロールユニット学習値リセット】をしなければなりません。

リセット完了したので、自己診断からの故障コード消去で無事に消えました。

↓この方法で【システム情報6】も消去できます↓

↑詳しくはこの記事を読んでくださいね↑

次は、ドージングモジュールの清掃です。

尿素水ドージングモジュール清掃

ドージングモジュールを外していきます。

場所はここです。

アドブルータンクの後ろで、DPFマフラーの出口に付いています。

この部分です。

カプラーと尿素水チューブは外さず作業します。

取り外し方法

このクランプを外すのに六角レンチ4mmを使用します。

この工具で取り外しました。

↓このアストロさんの工具が便利です↓

↑4mmロングヘックス六角ソケット差込角9.5sq↑

これでクランプが外れました。

ラチェットはこちらを使用しました。

↓スイベル式のショートラチェットがおすすめ↓

↑9.5sqでいつものソケットが使えます↑

清掃方法

ガッチリと尿素の結晶が固まっていますね。

整備解説書には蒸留水を使用して清掃すると記載があります。

かたまりは、ウエスとこのドライバーで取り除きました。※真ん中に噴射穴があるのでキズなど付けない様に注意して作業してください。

かたまりは割と柔らかいので簡単に取れるとおもいます。

↓GAMは常に2本持っています↓

↑万能タイプの2.5×100が一番使いやすいですね↑

マフラー側も、結晶がすごいですね。

取り除いた尿素の結晶の一部です。

ドージングモジュールがキレイになりました。

マフラー側もこの通りです。

取り付け方法

整備解説書には、取り外し後はガスケットを交換するよう記載があります。

この突起をマフラーにあわせてクランプを取り付けします。

あとは、元通りに復元すればドージングモジュールの清掃は完了です。

つぎは、DPF強制再生をしていきます。

DPF強制再生

スキャンツールを使用してDPF再生していきます。

再生時間は約20分くらいです。

無事に再生が終わりました。

最後に故障コードが出ていないかを確認します。

これですべての作業完了になります。お疲れさまでした。

【追記】

ドージングモジュール清掃後、1か月程過ぎましたが特に問題は出ていません。

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ドージングモジュールの清掃してもダメな場合

尿素水ドージングモジュールを清掃してもすぐにチェックランプが点灯するならば、次のステップとしてNOxセンサーの交換になります。

GAMの所では、NOxセンサーまで交換すればほとんど車両が改善しました。ただ、他に原因があればその限りではありません。

NOxセンサーの場所は、一番後ろにあるSRCマフラー出口のこの部分に付いています。

部品図では10番になりますね。

NOxセンサーはかなり高価な部品になります。

↓【NOxセンサー】安心の三菱ふそう純正部品↓

↑純正部品ならまちがいなしですね↑

↓【NOxセンサー】優良新品部品↓

↑交換したコア(NOxセンサー)の返却が必要です↑

↓【NOxセンサー】超激安!!社外新品部品↓

↑純正部品の1/4価格です↑

ご参考にして頂ければと思います。

この記事を参考に作業する上での注意点

この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。

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参考修理費用・部品価格

部品価格:0円

部品価格:合計 0円

作業工賃:故障診断・リセット作業・DPF強制再生 8000円

     尿素水ドージングモジュール清掃 8000円

作業工賃:合計 16000円

参考価格:部品価格+作業工賃=合計 16000円+税です。

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今回紹介した工具・用品のまとめ

↓おすすめのコンピュター診断機↓

↑値段は高いですが自動車修理には必須品です↑

↓【NOxセンサー】安心の三菱ふそう純正部品↓

↑純正部品ならまちがいなしですね↑

↓【NOxセンサー】優良新品部品↓

↑交換したコア(NOxセンサー)の返却が必要です↑

↓【NOxセンサー】超激安!!社外新品部品↓

↑純正部品の1/4価格です↑

今回、使用した工具をかんたんにご紹介します。

↓このアストロさんの工具が便利です↓

↑4mmロングヘックス六角ソケット差込角9.5sq↑

↓スイベル式のショートラチェットがおすすめ↓

↑9.5sqでいつものソケットが使えます↑

↓GAMは常に2本持っています↓

↑万能タイプの2.5×100が一番使いやすいですね↑

GAMの記事はいかがでしたか?

皆さんのお役に少しでもたてましたか??

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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