【ハイゼット】ヘッドライト球をPIAAのLEDバルブH4に交換した整備をご紹介します。
LEDバルブに交換したら…、ヘッドライトが劇的に明るくなり夜間も安心して走行できるようになり結果大満足です。
ヘッドライトテスターの光度は10100cd→23700cdになりました。
今回の車両は、お客様の車両ではなく社用車になります。
以前からヘッドライトの明るさに不満があったので、思い切ってLEDバルブに交換しました。
「どれくらい違うのか?」を比較する為、交換前と交換後にヘッドライトテスターで計測しています。
車両によっては、10分もかからず交換が出来てしまいます。
ヘッドライト球を交換したことがある方でしたら、かんたんに出来ますよ。
実は…、ヘッドライトユニットを外す時にちょっと失敗しました。その時に破損した部品を補修した方法も紹介しております。
とはいえ、軽自動車の修理費用ってすごく高いですよね。
自分で修理が出来るなら部品代だけで済みますが、無理は禁物です。
自分で修理が出来ない場合は、車屋さんに依頼して下さいね。
車屋さんにも修理の参考にして頂けたら嬉しいです。
整備士歴26年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。
対象車両情報・作業内容・参考費用
対象車両情報:ダイハツ ハイゼット EBD-S500P KF H28/10 38000km
作業内容:ヘッドライト球をLEDバルブに交換
参考費用:25000円+税
PIAA ヘッド&フォグ用LEDバルブ LEH170 6600K H4
今回、取り付けをするLEDバルブです。
純正バルブとほぼ同形状の超小型バルブ!
一番の決め手はコントローラーレス(コンパクト)ですね。純正バルブと入れ替えるだけです。
しかも、3年間保証付きで安心ですね。
※12V車専用になります。24V車対応LEDバルブも文中に紹介しています。
■品番:LEH170
■タイプ:H4
■カラー:蒼白光
■色温度:6600K
■明るさ:High 3800lm/Low 3000lm
■消費電力:12V 18/18W
■ノイズ対応品
■車検対応
■保証期間:3年間
バルブ本体もしっかり作り込まれているので、破損などの心配はなさそうですね。
さすが、安心のブランドPIAAさんです。
↓車検対応PIAA【爆光LED】H4 ヘッドライトバルブ↓
↑バルブ交換するだけで光度10100cd→23700cd↑
↓24Vトラックなどに付けるならこれがおすすめ↓
↑12/24V対応品BELLOF (ベロフ) LEDバルブ H4↑
【PIAA】LEDバルブと純正バルブの比較
純正バルブとLEDバルブを並べてみました。
写真で見るとかなり違うように見えますね。
では、どれくらい大きさが違うのか見ていきましょう。
箱の裏面に寸法図があります。
装着スペースに問題ないことをご確認ください。
純正バルブの全長は約78.7mmです。
LEDバルブの全長は93mmなので約14.3mm長くなります。
純正バルブのヘッドライト内に収まる部分が51.9mmです。
LEDバルブが56mmなので約4.1mm長くなります。
純正バルブの後側は約15.1mmです。
LEDバルブが23mmなので約7.9mm長くなります。
後、よく確認しておいた方がいいのがツバの部分です。
これが厚すぎると取り付け困難な時があります。以前取り付けたもので純正の倍くらいの厚みのものがありました。かなり苦労しましたが…取り付けできました。
純正バルブは約0.9mmです。
LEBバルブが約1.2mmですので約0.3mm厚くなります。
取り付けは、純正バルブと同じくらいスムーズに取り付けできました。
純正バルブとほぼ同形状で、ほとんどの車種で取り付け可能だと思います。
※純正バルブと一部形状が異なる為、取り付け出来ない場合もあります。
【交換前】純正バルブの光軸と光度を計測
交換前と交換後の違いを分かりやすくするために、光軸と光度を作業前に見ておきます。
車検に通るためには、1灯につき6400cd(カンデラ)以上が必要です。
交換前のハロゲン球ヘッドライトです。
それでは、ヘッドライトテスターで光軸と光度を見ていきましょう。
まずは、右側のヘッドライトを計測いたします。
光度は100hcdなので10000cdになりますので大丈夫ですね。
※1hcd→100cdです。
この数値が高いほど明るいという事になります。
カットラインもキレイに出ていますね。ヘッドライトの劣化などでぼやけてしまうと車検不適合になりますのでカットラインも重要です。
右側の光軸を計測します。
上下・左右とも合格範囲に入っています。
次は、左側のヘッドライトを計測します。
光度は10100cdでこちらも大丈夫ですね。
カットラインもキレイに出て問題ありません。
左側の光軸を計測します。
上下・左右とも合格範囲に入っています。
これで交換前の光軸と光度を計測できたので交換作業を進めていきます。
ヘッドライト球交換作業内容
このハイゼットは、ヘッドライト球を交換するにはヘッドライトユニットを外さないと交換できません。
取説などにも方法は記載がありますが、バンパーを一部だけ外して交換できます。
今回は、フロントバンパーをサクッと外して作業します。
フロントバンパーを外すと分かりやすいです。
この赤丸部分に、リテーナーが左右にあります。
手前にスライドさせると取り外せます。
リテーナーを外し忘れると、ヘッドライトが引っ掛かり外れませんので注意してください。
コーナーカバー取り外し
ヘッドライト上のコーナーカバーを外すために、ドアを開けた所のクリップ2か所を外します。
下の6mmナットはヘッドライトの取付ナットですので同時に外しておきます。
このクリップクランププライヤ80°があると、奥まったクリップを外すのがめっちゃ楽です。
↓KTC クリップクランププライヤ80° AP202B↓
↑奥まった場所のクリップ外しに便利です↑
↓劣化でよく破損するので予備があると安心↓
↑使用頻度の高いクリップです↑
クリップを2か所とりはずしてカバーを車両前方に真っすぐ引くと外れます。
ドアの所にある6mmナットと、カバーを外した所の6mmボルトを外します。
後は、車両前方にヘッドライトユニットを引くと外れます。
ヘッドライトユニットを外す時に注意
年数が経過しているとピンの受けが劣化してかなり固いことがあります。
外側(赤矢印)のピンを外してから、内側(赤丸)の2か所を外すようにした方がいいですね。
今回、内側から外したからだと思いますが外側のピンがポッキリ折れてしまいました。
ヘッドライトの折れたピン補修
こちらが、折れてしまったピンです。
お客様の車なら即交換ですが、社用車なので補修します。
折れた所に穴が開いている必ず対処しなくてはいけませんね。
こちらの年季の入ったメグミックスを使います。
以前は、プラリペアを使用する事が多かったです。
↓プラスチックなどの補修に最適ですよ↓
↑バイクのカバー補修などによく使います↑
メグミックスを使いだすと、すごく便利なので使用頻度はかなり多いです。
悪い所は…、1回あたりのコストが高い。作業が長引くとにチップが硬化して交換しないといけない。
良い所の方が多いので、時間勝負の車屋さんにはもってこいの接着剤です。
↓メグミックス・充填用ガン・チップの超お買得セットです!↓
↑パーツ補修などに大活躍まちがいなし↑
専用ガンにセットして、キャップを開けてチップを取り付ければ直ぐに使用できます。
ガンを握ると、チップの中で2液の溶剤が混ざりますのでそのまま塗れます。
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↑1回ごとに交換なので予備があると安心ですね↑
5分ほどで硬化しますので素早く塗ります。
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↑なくなる前に在庫補充をしてくださいね↑
完全硬化までは少し時間がかかるので、ヒーティングガンで温めて硬化を促進します。
↓GAMがよく使うヒーティングガンです↓
↑ステッカー外しや塗装時など、使用頻度の高い工具です↑
これで補修は完了しました。
LEDバルブ取り付け
純正バルブを取り外して、LEDバルブと交換します。
取り付けできました。
左右のヘッドライトユニットを取り付けしたら、LEDバルブが正常に点灯するか確認します。
あとは、元通りに復元すれば取り付け完了です。
これですべての作業完了になります。お疲れさまでした。
この記事を参考に作業する上での注意点
この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。
作業で使用した工具
今回、使用した工具をかんたんにご紹介します。
↓ピンのはまる所に吹き付けると作業が楽ですよ↓
↑GAMはモールやカバーの艶出しにも使っています↑
↓GAMが愛用しているリムーバーです↓
↑硬い目でしかも弾力もあるヘラで使いやすい↑
↓よく使うAP トリムクリップ プライヤー↓
↑残ったピンの取り外しに大活躍ですよ↑
↓GAMは常に2本持っています↓
↑万能タイプの2.5×100が一番使いやすいですね↑
↓小さくて、パワフルで価格も安いです。10.8シリーズの種類が豊富↓
↑バッテリーと充電器は別売りです↑
【交換後】LEDバルブの光軸と光度を計測
交換前と交換後の違いを分かりやすくするために、光軸と光度を作業前に計測しておいたので違いを見てきます。
先程もお話ししましたが車検に通るためには、1灯につき6400cd(カンデラ)以上が必要です。
それでは、右側のヘッドライトを計測いたします。
カットラインはきれいに出ています。
右側の光軸を計測します。
調整なしで上下・左右とも合格範囲に入っています。
右側のヘッドライトを光度を計測いたします。
光度は162hcdなので16200cdになりました。
※1hcd→100cdです。
交換前は、10000cdなので6200cd増えました。
次は、左側のヘッドライトを計測します。
光軸を計測します。
調整なしで上下・左右とも合格範囲に入っています。
左側のヘッドライトを光度を計測いたします。
光度は…なんと23700cdになりました。
交換前は、10100cdなので13600cd増えました。
ヘッドライト交換前と交換後の光軸・高度まとめ
カットライン…きれいに出ています。
光度…左右調整なしで上下・左右とも合格範囲に入っています。
光度…右側 10000cd→16200cd
左側 10100cd→23700cd
純正バルブからLEDバルブ交換だけでこの結果は素晴らしいと思います。
↓車検対応PIAA【爆光LED】H4 ヘッドライトバルブ↓
↑バルブ交換するだけで光度10100cd→23700cd↑
参考修理費用・部品価格
今回は社用車ですが、依頼を受けた場合の参考費用になります。
部品価格:LEDバルブ 15000円
部品価格:合計 15000円
作業工賃:換作業一式 10000円
作業工賃:合計 10000円
参考価格:部品価格+作業工賃=合計 25000円+税です。
今回紹介した工具・用品のまとめ
↓車検対応PIAA【爆光LED】H4 ヘッドライトバルブ↓
↑バルブ交換するだけで光度10100cd→23700cd↑
↓24Vトラックなどに付けるならこれがおすすめ↓
↑12/24V対応品BELLOF (ベロフ) LEDバルブ H4↑
↓KTC クリップクランププライヤ80° AP202B↓
↑奥まった場所のクリップ外しに便利です↑
↓劣化でよく破損するので予備があると安心↓
↑使用頻度の高いクリップです↑
↓プラスチックなどの補修に最適ですよ↓
↑バイクのカバー補修などによく使います↑
↓メグミックス・充填用ガン・チップの超お買得セットです!↓
↑パーツ補修などに大活躍まちがいなし↑
↓【最安値】メグミックス用 50チップ 1袋 (12本入り) 120280↓
↑1回ごとに交換なので予備があると安心ですね↑
↓【最安値】3点セット メグミックス ブラック 速乾タイプ 50ml 黒 ↓
↑なくなる前に在庫補充をしてくださいね↑
↓GAMがよく使うヒーティングガンです↓
↑ステッカー外しや塗装時など、使用頻度の高い工具です↑
↓ピンのはまる所に吹き付けると作業が楽ですよ↓
↑GAMはモールやカバーの艶出しにも使っています↑
↓GAMが愛用しているリムーバーです↓
↑硬い目でしかも弾力もあるヘラで使いやすい↑
↓よく使うAP トリムクリップ プライヤー↓
↑残ったピンの取り外しに大活躍ですよ↑
↓GAMは常に2本持っています↓
↑万能タイプの2.5×100が一番使いやすいですね↑
↓小さくて、パワフルで価格も安いです。10.8シリーズの種類が豊富↓
↑バッテリーと充電器は別売りです↑
↓AP DC10.8V専用バッテリーはこちらです↓
↓AP DC10.8V専用充電器はこちらです↓
↑GAMも愛用している電動インパクト、3点セットをお試しください↑
GAMの記事はいかがでしたか?
皆さんのお役に少しでもたてましたか??
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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