【レンジャー】排気ブレーキがときどき効かない原因は?スイッチ交換!日野 TKG-FC9JCAP J05E 中型 修理事例

自動車整備・修理
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日野 レンジャーの排気ブレーキが時々効かなくなるという事で、クラッチスイッチを交換した修理をご紹介します。

今回原因のクラッチスイッチは排気ブレーキ関連でトラブルが多い部品ですよ。

排気ブレーキは減速する為には絶対に必要です。

フットブレーキのみで(山道などで)減速を繰り返すと最悪ブレーキが効かなくなりますよ。

減速する時は、排気ブレーキ・シフトダウン・フットブレーキを適切に使う事が大事です。

とはいえ、トラックの修理費用ってすごく高いですよね。

自分で修理が出来るなら部品代だけで済みますが、無理は禁物です。

自分で修理が出来ない場合は、車屋さんに依頼して下さいね。

車屋さんにも修理の参考にして頂けたら嬉しいです。

GAM
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整備士歴26年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。

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修理対象車両情報・依頼内容・修理費用

修理対象車両情報:日野 レンジャー TKG-FC9JCAP J05E H26/09 60900km 

依頼内容:排気ブレーキが時々効かない。

修理費用:13920円+税

GAM
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依頼内容の修理費用は高いですか?それとも安いですか?

なぜ、このような金額になるのかを作業内容や修理方法を交えて解説していきたいと思います。

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車両故障診断・原因

それでは、診断していきます。

再現できるかを試運転して確認します。

引取時に試してみたのですが、なかなか再現できませんでしたが、
5キロぐらい走ると排気ブレーキが時々効かないのが再現出来ました。

一度、症状が出だすと頻繁に排気ブレーキが作動しない時がありました。

走行中に動画の方法で診断しました。

症状が固定されているなら、スキャンツール(診断機)で原因が特定できますね。

GAMが使用しているのはG-SCN2ですが、三菱ふそうのファイターや新型車など不具合は若干ありますが現役で使用しております。次買い替えるなら、やはりバンザイの診断機ですね。

↓おすすめのコンピュター診断機↓

↑値段は高いですが自動車修理には必須品です↑

【動画】で見るクラッチスイッチ簡単点検方法

レンジャーが走行中に排気ブレーキが時々効かない時は、この動画の方法でクラッチスイッチの簡易良否判定が出来ますよ。

動画はいかがでしたか?

GAMはこの方法でよく診断しています。

原因

運転席のペダル周りは、この様な配置になっております。

動画の点検方法で確認できました。

クラッチペダルの上の方に付いている、クラッチスイッチが原因になります。

泥や砂埃を室内に持ち込む可能性の高いダンプカーなどで故障事例が多いですね。

クラッチスイッチの劣化やホコリなどの噛み込みで、動きが悪くなっている為です。
スイッチ単体で押してみると、きしむ音がしています。

給油などで応急は出来ますが、スイッチを交換した方がいいですよ。

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作業内容・修理方法

早速、クラッチスイッチを交換します。

今回は故障しているクラッチスイッチと、PTOスイッチもセットで交換します。

クラッチスイッチの交換

まず、クラッチスイッチから交換しますね。

各スイッチはこの様な配置になっています。

クラッチスイッチはゴムのキャップを外せば確認できます。

工具は使わなくても交換できます。

スイッチをクルッと回すだけで外れます。取り付け時はペダルを持ち上げつつ、スイッチを押し当ててロックします。

新品のスイッチは右側です。PTOスイッチとはカプラー部の色が違います。

↓クラッチスイッチ(排気)↓

↑純正品番88280-E0051↑

PTOスイッチの交換

奥にあるので少しやりにくいですが、クラッチスイッチと同じ様に取り外す事が出来ます。

取り付け時はペダルを完全に踏み込みつつ、スイッチを押し当ててロックします。

私は、やりにくいので点検ハンマーでペダルを押した状態でロックしました。

新品のスイッチは右側です。スイッチ1とはカプラー部の色が違います。

↓PTOスイッチ↓

↑純正品番 88280-E0061↑

クラッチスイッチ取り付け方法

レンジャーなどによく使われている、スイッチの取り付け方法です。

ブレーキスイッチもよく故障しますが、同じ方法で取り付けします。

必ずペダルを手で持ち上げながら作業を進めます。

片手でペダルを持ち上げつつ、スイッチを取り付ける形になります。

スイッチを押し付けて、クルッと回してロックします。

これですべての作業完了になります。お疲れさまでした。

この記事を参考に作業する上での注意点

この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。

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参考修理費用・部品価格

部品価格:クラッチスイッチ 1960円

     PTOスイッチ 1960円

部品価格:合計 3920円

作業工賃:故障診断・スイッチ交換 10000円

作業工賃:合計 10000円

参考価格:部品価格+作業工賃=合計 13920円+税です。

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今回紹介した工具・用品のまとめ

↓おすすめのコンピュター診断機↓

↑値段は高いですが自動車修理には必須品です↑

↓クラッチスイッチ(排気)↓

↑純正品番88280-E0051↑

↓PTOスイッチ↓

↑純正品番 88280-E0061↑

GAMの記事はいかがでしたか?

皆さんのお役に少しでもたてましたか??

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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