このような疑問にお答えしたいと思います。
それでは、キャンターのクラッチ摩耗限度点検方法を説明していきます。
まず最初に、キャンターはクラッチ調整出来ません。なぜなら自動調整だからです。
前のモデルはメーターのランプが点灯したら交換時期の判断できました。
しかし、FB系・FA系など4P10のエンジン搭載モデルはミッションハウジング内側にダイレクトパワーシリンダー(レリーズシリンダー)がある為、外部から目視で確認ができない上にランプの点灯もありません。
簡単な判断方法はクラッチが滑るまで待つ、もしくはクラッチの遊びが少なくなれば判断できると思います。
適正な判断は、整備マニュアルに書いてある方法になります。
今回は、整備マニュアルに記載してる内容を分かりやすい様に写真付きで解説していきます。
点検方法
こちらの部品は、クラッチダイレクトパワーシリンダー(レリーズシリンダー)になります。
この赤丸部分が、今回お話しする上での重要部なポイントです。
確認していただくのは、フランジ部とロッドの位置になります。
整備マニュアルには、矢視(見る方向)はこのように指定されております。
クラッチディスクの残量が減っていくと図の状態から、
このようにシリンダーが下っていきます。
摩耗限度位置
写真の様にロッド部に段差がついています。図のように右の矢印の先端部分ががC3の摩耗限度です。左の矢印の先端部分がC4の摩耗限度です。
C3とC4の違いはクラッチのカバーやエンジン後ろのハウジングで判断いたします。
下のクラッチカバーはC4の分だと思います。エンジンの後ろにハウジングが付いているのがC4で、鉄板がついているのはC3になると思います。私も正直判別しにくい時があるので普段はC3の摩耗限度で判断しています。
点検場所
それでは、実車で点検していきます。
この部分のグロメットをクラッチハウジングから外して内部のプレート部とロッドを確認します。
ライトを照らして見えるプレート部とロッドの状態がこちらになります。
内部の状態はこんな感じです。実際は矢印の方向の様に見てると思われます。
正規外点検場所
こちらは正規の点検方法ではないのですが下の部分からも見ることができます。
クラッチハウジングが丸く開いている部分からもプレート部とロッドが見えます。
内部の状態をライトで照らした状態です。
いかがでしたか?少しはお役に立てましたか??
以上で今回の解説は終わりになります。おつかれさまでした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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