ダイハツ 【新型アトレー】のエアクリーナーエレメントを交換した作業をご紹介いたします。
今回は、走行距離が20000kmになったのでエアクリーナーエレメントを取外して点検しました。
表面はさほど汚れていませんが、裏返したら真っ黒になっていました・・・。
エアクリーナーエレメントが汚れると吸い込む空気の量が少なくなるため、エンジン不調・燃費・加速性能などが低下する原因になりますので定期的な交換が必要です。
DIYでも簡単にできるので、是非やってみて下さいね。
とはいえ、軽自動車の修理費用ってすごく高いですよね。
自分で修理が出来るなら部品代だけで済みますが、無理は禁物です。
自分で修理が出来ない場合は、車屋さんに依頼して下さいね。
車屋さんにも修理の参考にして頂けたら嬉しいです。
整備士歴27年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。
記事モデル車両データ
この記事のモデルになっている車両データです。
車名:ダイハツ
型式:3BD-S700V
原動機の型式:KF
初年度検査年月:令和4年4月
【動画】で見る【新型アトレー】エアクリーナーエレメント交換!20000km走行で真っ黒⁈
まずは、動画から見て頂くと理解しやすいかと思います。
↓YouTubeの動画はこちら↓
動画はいかがでしたか?
それでは、画像でご説明していきますね。
エアクリーナーエレメントの役割
エアクリーナーエレメントは、エンジンの吸い込む空気からゴミやホコリなどを取り除いてエンジンの寿命が短くならないようにしています。
エアクリーナーエレメントが汚れると吸い込む空気の量が少なくなるため、エンジン不調・燃費・加速性能などが低下する原因になりますので定期的な交換が必要です。
エアクリーナーエレメント交換目安
メーカーではエアクリーナーエレメントの交換目安は、通常40000kmごとの交換になっています。シビアコンディション時には20000kmごとの交換です。
GAMのおすすめは、車検ごともしくは20000km。砂やホコリなどが多い場所で使用するなら1年もしくは10000kmごとの交換がいいかと思います。
おすすめの理由は、GAMの車両が一般道の走行で約20000km走ってかなり汚れが酷かったからです。実際のエレメントの汚れは、この後の画像を見て頂ければ分かると思います。
↓新型アトレーメンテナンス情報まとめ↓
エアクリーナーエレメントはどこにある?
これは、部品屋さんから貰った部品図になります。
赤丸部分が、エアクリーナーエレメントです。
こちらが、実際の車両です。
運転席の下、赤丸部分にエアクリーナーエレメントが入っています。
【ご注意 湿式エレメント仕様のためエアブロー等の清掃禁止】と記載があります。
湿式エレメントと乾式エレメントとは?
湿式エレメントとは、エアクリーナーエレメントに油がしみ込んでいるので乾式エレメントよりゴミやホコリなどをしっかりキャッチしてくれます。
湿式エレメントのデメリットは、油がしみ込んでいるのでエアーなどで掃除が出来ません。汚れたら基本は交換ですが、もし清掃するならブラシなどで大きなゴミや塊を落とすしかありません。
乾式エレメントは、文字通り乾燥しているので湿式エレメントに比べて細かいゴミやホコリなどの集塵能力は落ちます。
乾式エレメントの一番のポイントは、エアーなどで清掃ができる所ですね。ただ、清掃できるからといってずっと使える訳ではありません。
※新型アトレーの標準仕様は、湿式エレメントになっています。
直ぐにエアクリーナーエレメントが詰まるから、乾式エレメントに変更されている方も多いと思います。
GAM的には、乾式エレメント(ターボなしハイゼット用)の変更はおすすめしません。新型アトレーにはターボが付いているので、乾式エレメントへの変更はエンジンの寿命を短くする可能性があります。
新品エアクリーナーエレメント
今回使用した、純正エアクリーナーエレメントです。
※新型アトレーの標準仕様は、湿式エレメントになっています。
推奨↓湿式エアクリーナーエレメント 安心の純正部品↓
↑純正部品番号:17801-B5060↑
↓湿式エアクリーナーエレメント 優良部品↓
↑純正部品番号:17801-B5060↑
※推奨部品ではありませんが、取付け可能な乾式エアクリーナーエレメント(ハイゼットカーゴNA専用)です。
↓乾式エアクリーナーエレメント 純正部品↓
↑純正部品番号:17801-B5010↑
↓乾式エアクリーナーエレメント 優良部品↓
↑純正部品番号:17801-B5010↑
エアクリーナエレメントの交換方法
それでは、エアクリーナーエレメントを交換します。
赤矢印が車両前方です。
エアクリーナーケースの蓋は4つのピンで固定されています。
①のピンの拡大です。
②のピンの拡大です。
③のピンの拡大です。
④のピンの拡大です。
4か所のピンが外れたら蓋を取外します。
少しだけ蓋を持ち上げます。※1cm位上げる感じです。
②の方向(エンジン側)に押しながら蓋を持ち上げ取外します。
無理に取り外すと赤丸部分にキズが付くので注意して下さい。
事前にウエスなどを当てておくといいですね。
GAMも注意して外しましたが、少しキズをつけてしまいました・・・。
約20000km走行のエアクリーナーエレメント
一般道を約20000km走行したエアクリーナーエレメントです。
新品は真っ白ですが、取外したエレメントは少し変色しています。
裏返すと、この状態です。
見ての通り真っ黒になっていますね・・・。
街中だけの走行でこれなので、仕事で使われる車両ならもっと汚れていると思います。
やはり、メーカー指定の距離より早く交換するのがいいですね。
新品のエアクリーナーエレメントをセットします。
後は、元通りに復元すれば完了です。
これで、作業完了になります。お疲れ様でした。
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最後におさらいとして、もう一度見て頂くとさらに理解出来ると思います。
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普段使用しているスキャンツール(診断機)
自動車を修理する時に、必要になるのがスキャンツール(診断機)ですね。これがなければ始まりません。
バッテリーを外して消去(出来るか分かりません)などはしない様にして下さい。
トラブルの原因になりますのでスキャンツールを使用しましょう。
GAMが使用しているのはG-SCN2でしたが、【G-SCN Z】を導入しました。
やはり、コード付の方が準備も早く充電の必要がないので一番のオススメです!!
↓イチオシ!今使用しているコンピュター診断機↓
↑値段は高いですが自動車修理には必須品です↑
車種により相性が良くない事もあるので、メーカー違いで【バンザイ MST-nano】も使用しています。
↓無線接続できるのでコードが気にならない↓
↑Windows OS搭載スキャンツール!OBD検査にも対応↑
両方使用した個人的な感想は、故障診断がメインなら断然コード付【G-SCN Z】がオススメです。
【バンザイ MST-nano】も無線で便利なのですが、準備に少し手間がかかるのとデータ表示にタイムラグがある為、GAMの所では故障診断にも使いますが主にOBD検査時に使用する予定です。
この記事を参考に作業する上での注意点
この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。
今回紹介した工具・用品のまとめ
推奨↓湿式エアクリーナーエレメント 安心の純正部品↓
↑純正部品番号:17801-B5060↑
↓湿式エアクリーナーエレメント 優良部品↓
↑純正部品番号:17801-B5060↑
↓乾式エアクリーナーエレメント 純正部品↓
↑純正部品番号:17801-B5010↑
↓乾式エアクリーナーエレメント 優良部品↓
↑純正部品番号:17801-B5010↑
↓イチオシ!今使用しているコンピュター診断機↓
↑値段は高いですが自動車修理には必須品です↑
↓無線接続できるのでコードが気にならない↓
↑Windows OS搭載スキャンツール!OBD検査にも対応↑
GAMの記事はいかがでしたか?
皆さんのお役に少しでもたてましたか??
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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