ガソリンスタンドで車のタイヤの空気圧をチェック・調整したいけれど、「空気圧だけ見てもらうのは迷惑かな?」「セルフスタンドでのやり方が分からない…」と不安に思っていませんか。
実は、多くのガソリンスタンドでは空気圧チェックや調整は無料でしてもらえますし、自分で簡単にできる設備も整っています。
本記事では、初心者向けにガソリンスタンドでのタイヤ空気圧チェック・調整のやり方を丁寧に解説します。
また、セルフ式スタンドで自分で行う方法や、スタッフに空気圧だけ頼む際のマナー・声のかけ方、夜間や24時間営業のスタンド利用時の注意点、原付やバイクでも利用できるかどうか、といった疑問にも答えます。
安全運転のためにも空気圧管理は欠かせません。この記事を読めば、ガソリンスタンドで気兼ねなく空気圧チェックができるようになります。
- ガソリンスタンドで空気圧を無料で頼める方法
- セルフスタンドで空気を入れる具体的な手順
- 店員への声のかけ方やタイミングのコツ
- 原付やバイクでも利用できるかどうか
タイヤの空気圧とは?なぜチェックが必要?

タイヤの空気圧とはタイヤ内部に入っている空気の圧力のことで、通常「kPa(キロパスカル)」という単位で表されます。
空気圧は安全運転に直結する重要な要素で、適正値から大きく外れると次のような問題が起こります。
目視だけでは空気圧の低下は正確に分からないため、少なくとも月に1回程度は空気圧点検を行いましょう。
長距離ドライブや高速道路を走る前にもチェックできると安心です。
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ガソリンスタンドで空気圧チェックはできる?料金や利用時間は?

ほとんどのガソリンスタンドでは、タイヤの空気圧チェックと調整を無料で行ってもらえます。
フルサービス(店員給油)のスタンドであれば、給油時に「タイヤの空気圧も見てもらえますか?」と頼めば追加料金なしで対応してくれるのが一般的です。
セルフ式(自分で給油)のスタンドでも空気入れ用の機器が設置されており、使い方に不安がある場合は店員に声をかけると対応してもらえることがあります。
深夜営業(24時間)のセルフスタンドなら夜間でも空気圧チェックが可能です。
夜間はスタッフが少ないこともありますが、基本的にセルフスタンドの空気入れは24時間自由に使えることが多いです。
料金は無料?
大半のスタンドでは空気圧チェックは無料ですが、店舗によって方針が異なり、まれに有料の場合もあります。
有料の場合でも1本あたり100~200円程度と比較的安価ですが、実際には「無料でチェックしてくれるお店がほとんど」なので心配はいりません。
※ただし一部のセルフスタンドでは「給油や商品購入者のみ無料」という条件付きの場合もあります。
看板や店頭表示を確認するか、スタッフに「空気圧だけでも見てもらえますか?」と尋ねてみましょう。
利用できる時間帯
フルサービス店は基本的に営業時間内(多くは夜遅くまで)であれば対応可能です。
セルフ式は前述の通り24時間営業の店舗も多く、深夜でも空気入れを利用できます(有人対応は深夜だと手薄な場合があります)。
深夜帯に利用する際は明るい場所で安全に作業してください。
人が少ない時間帯は周りを気にせずマイペースにチェックできますが、防犯上も周囲に十分注意しましょう。
空気入れはどこにある?
セルフのガソリンスタンドでは、空気入れ用の機械(エアインフレーター、エアコンプレッサーとも呼ばれます)がどこにあるか最初わかりにくいかもしれません。
「空気入れ(エアインフレーター)はどこですか?」とスタッフに尋ねれば教えてくれます。
多くの場合、洗車機の近くや駐車スペースの片隅など給油レーンから少し離れた場所に設置されています。
スタンドによってはポータブル式(持ち運び型)のエアタンクを使っており、スタッフに頼むと持ってきてくれることもあります。
セルフ店では「空気入れを貸してください」とお願いすると、機器の置き場所を案内され「ご自由にどうぞ」とセルフでやらせてくれるパターンが多いです。
設置場所が分からなければ遠慮せずスタッフに確認しましょう。
フルサービスのガソリンスタンドでの空気圧の頼み方

有人のフルサービススタンドなら、給油ついでにタイヤ空気圧のチェックをお願いするのが最もスムーズです。
具体的には、給油をお願いする際やお会計の前後に「タイヤの空気圧も見てもらえますか?」と一言伝えましょう。
これだけでOKです。ほとんどのスタッフは快く対応してくれますし、「無料でチェックして調整までしてくれる」のが当たり前になっています。
適正空気圧を伝えると親切

可能であればお店の人に指定の空気圧(適正値)を伝えるとより確実です。
適正空気圧とはメーカーが推奨するタイヤの空気圧で、運転席ドアの内側や給油口裏に貼られたステッカーに「前輪○○kPa / 後輪○○kPa」などと記載されています。
この数字をあらかじめ確認し、「前輪は○○kPa、後輪は○○kPaでお願いします」のように伝えるとスムーズです。
もちろん分からなくても大丈夫です。スタッフが車種や表示を見て適切に調整してくれます。
給油しなくてもお願いしていい?

「ガソリンスタンドで空気圧だけチェックしてもらうのは迷惑では?」と心配になるかもしれません。
結論から言えば、給油なしでも空気圧チェックだけ頼んで構いません。
タイヤの空気圧管理は安全に直結するため、スタンド側もサービスの一環として快く対応してくれることが多いです。
実際、ガソリンスタンド側にも空気圧調整を無料で行うことで得られるメリット(安全性向上・顧客満足度向上・追加サービス提案の機会)もあるため、「空気圧だけ」で訪れても迷惑がられることは基本的にありません。
もちろん、「忙しい時間帯に人手を割かせてしまった」と感じた場合はお礼を伝えたり、「ありがとうございました、お手数おかけしました」と一言添えると印象も良いでしょう。
また気持ち的に心配な場合、ドリンク1本でも購入したり少量給油するのもアリですが、基本的には無料サービスなのでもっと気軽に利用してOKです。
迷惑にならないタイミング・頼み方
とはいえ、スタッフが忙しい時にお願いすると多少気が引けるのも事実。迷惑と思われないためのコツとして、以下を意識しましょう。
以上を心がければ、空気圧チェックだけ頼んでも気まずくなることはありません。
スタンドの店員さんも基本的には「お客様の要望に応えたい」と考えていますから、遠慮しすぎずにお願いして大丈夫です。
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セルフガソリンスタンドで空気圧をチェックする方法

セルフ式のスタンドでは、自分でタイヤの空気圧を測って調整することになります。とはいえ難しく構える必要はありません。
基本的な手順を押さえれば初心者でも簡単に空気圧調整が可能です。
ここではセルフスタンドでの具体的なやり方を説明します。
スタッフに声をかけるか、自分でやるか?
セルフスタンドにも常駐スタッフはいます(給油機の監視や緊急対応のために数名いることが多いです)。
空気圧チェックに不安がある場合は、スタッフに「空気入れをお借りできますか?」と声をかけてみましょう。
多くの場合、スタッフは空気入れ(エアインフレーター)の場所を教えてくれるか、ポータブル式であれば「こちらをお使いください」と機器を貸してくれます。
セルフスタンドでもスタッフに空気圧調整をお願いできる場合がありますが、混雑時やスタッフ不足のときは自分で調整する必要があります。
店員さんが暇そうなら「やり方が分からないので教えてもらえますか?」と頼めば手伝ってくれることもあるでしょう。
実際、あるENEOSセルフ店ではスタッフが空気入れ機器を持ってきて代わりに作業してくれたとの体験談も報告されています。
ただし、セルフスタンドでは本来お客様自身で行う前提ですので、基本的な使い方は覚えておくと安心です。
自分で空気圧を測って入れる手順
初めてでも落ち着いて順に行えば大丈夫です。
セルフスタンドで自分で空気を入れる流れを、ステップごとに解説します。

丸いメーターで圧力を表示し、ホース先端の器具(タイヤチェック)をバルブに接続して使用します。上部のレバーは「+側」で空気を充填、「-側」で空気を抜く操作ができます。
- 機器を設置している場所へ車を移動する。
空気入れの設備が置いてある場所(多くは洗車場脇や給油レーン端のスペース)に車を停めます。【※安全のためサイドブレーキを引き、エンジンを停止して作業しましょう。】
- 適正空気圧の数値を確認する。
ご自身の車の指定空気圧(前後輪それぞれの推奨値)を事前に確認します。
運転席ドア側の柱部分(ドアを開けた車体側)か給油口の裏側に貼られたステッカーに「Front(前)○○kPa / Rear(後)○○kPa」等の表示があります。
これがタイヤの適正空気圧です(単位のkPa=キロパスカル)。
見当たらない場合は車の取扱説明書でも確認できます。
- タイヤのバルブキャップを外す。
各タイヤの空気バルブ(虫ゴムバルブとも言います)についているキャップを反時計回りに回して外します。
無くさないようポケットに入れるか置き場所に注意しましょう。
- 空気圧計のホース先端をバルブにしっかりと差し込む。
空気入れ機器のホース先端に金属製のアタッチメント(エアチャック)が付いているので、それをタイヤのバルブに真っ直ぐ押し当てます。
【※「プシュー」という音とともに少し空気が漏れますが、奥まで差し込むと音が止まり装着完了です。】装着後、機器のメーター(圧力計)に現在の空気圧が表示されます。
例えば「200 kPa」など針の指す値が今の空気圧です。
- 適正値と比べて不足している場合は空気を“入れる”。
メーター表示が適正値より低かった場合、機器の「+」マーク側のレバーまたはボタンを押して空気を追加します。
レバー式の場合は押している間どんどん空気が入るので、適正値になるまで徐々に加圧してください。
デジタル表示タイプの機械では目標の数値まで自動で充填して止まるものもあります。
その場合は機器の指示に従い設定を行ってください。
- 空気圧が高すぎる場合は“抜く”。
現在の圧力が適正値より高かった場合や、入れすぎてオーバーしてしまった場合は、機器の「-」マーク側のレバーを押して余分な空気を抜きます。
少しずつ押して調整し、再度メーター指示を確認しましょう。
- ホースを外し、キャップを元に戻す。
調整が完了したら、ホース先端をバルブから真っ直ぐ引き抜きます。
外す際に「シューッ」と少し空気が漏れますが、一瞬なので心配不要です(※わずかな空気漏れを見越して、適正値よりほんの少し高めに入れておくとちょうど良くなります。
最後にバルブキャップを確実に締め直しましょう。
- 4本すべてのタイヤを順番にチェックする。
残りのタイヤも同様に1本ずつチェック・調整します。
前後で指定圧が異なる場合はそれぞれ適正値に合わせます。
スペアタイヤ(備え付けられている場合)も忘れずに点検できるとベストですが、応急用タイヤの場合指定空気圧が非常に高いので注意が必要です(※スペアは取扱説明書参照)。
以上がセルフでの空気圧調整の基本手順です。初めは緊張するかもしれませんが、一度やってみれば要領がつかめるはずです。
機器によって細かな使い方が異なる場合もありますが、多くは上記と同じ流れで操作できます。
わからなくなったら無理せずスタッフに声をかけ、「やり方を教えてください」と頼めば優しく教えてくれるでしょう。
ガソリンスタンドの空気入れ機器には、大きく分けて固定式(据え置き型)と可搬式(ポータブル型)があります。
ポータブル型は前述のようにタンク付きホースを車まで持ってきて使うタイプで、レバーで増減させるものが多いです。
一方、固定式はスタンドの片隅にホースと計器が備え付けられており、その場でタイヤを近づけて使います。
固定式の一部にはレバーが無く、代わりに右側の丸いダイヤル(つまみ)を回して指定の圧力値まで指針を動かし、設定したら自動で空気が入るタイプもあります。
使い方に戸惑う場合は機器本体の案内表示を読むか、近くのスタッフに尋ねましょう。
原付バイクやオートバイのタイヤ空気圧もガソリンスタンドでOK

ガソリンスタンドの空気入れはクルマ以外のタイヤ(バイクや原付スクーターなど)にも利用可能です。
二輪車の多くは自動車と同じシュレーダーバルブ(一般的な車用バルブ)を採用しているため、そのまま接続できます。
ただし一部、原付バイクのフロントタイヤなどはバルブの向きやホイール形状の関係で機器のアタッチメントが差し込みにくい場合があります。
そのような時は無理せず、スタッフに相談したりバルブの向きを少し変えて試してみましょう。
料金と利用方法
基本的な扱いは車と同様で、多くのスタンドでバイクの空気入れも無料で貸してくれるのが一般的です。
セルフスタンドでは「空気入れ貸してください」と頼めば自分で行う形になり、フルサービス店ではスタッフが対応してくれることもあります。
まれに有料でもバイク2本で200~300円程度といったところです。
適正空気圧と注意点
二輪車にも車種ごとに適正空気圧が定められており、これも必ず事前に確認しておきましょう。
バイクの場合は取扱説明書や車体(スイングアーム付近など)に貼られたステッカーに規定値が記載されています。
前後輪で適正値が違うことが多いので注意してください。
また、バイクのタイヤは外気温や走行で熱を持つと空気圧が上がる性質があります。
できれば走行前の冷えた状態のタイヤで調整するのが望ましいです。
空気を入れる際のコツとして、ホースを抜くときに少量の空気が抜けるため、目標値よりやや高めまで空気を入れてからホースを外すのがおすすめです。
例えば指定が200 kPaなら、210 kPa程度まで入れてからホースを外すと、最終的に200 kPa前後に落ち着くケースもあります。
細かい数値は気にしすぎなくても構いませんが、こうしたコツを知っておくと便利です。
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セルフガソリンスタンドでのタイヤ空気圧の頼み方を総括
記事のポイントをまとめます。
タイヤの空気圧点検・調整は、初心者ドライバーでもガソリンスタンドを利用すれば簡単かつ無料で行えます。
フルサービス店では遠慮なくスタッフに「空気圧もお願いします」と頼みましょう。
セルフスタンドでも設備は整っており、自分でチャレンジする価値があります。
最初は戸惑うかもしれませんが、流れさえ掴めば数分程度で終わる作業です。
タイヤの空気圧を適正に保つことは、燃費の向上やタイヤ寿命の延長といった経済面のメリットにもつながり、安全安心なドライブの基本です。
ぜひ本記事を参考に、今度ガソリンスタンドで気軽に空気圧チェックを実践してみてください。あなたのカーライフの安全を応援しています!
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