ジュニアシートを助手席につけても大丈夫?安全性・法律と正しい使い方
子育て中のパパママの中には、ジュニアシート(チャイルドシートの一種)を車の助手席に取り付けたいと考える人もいるでしょう。
助手席は運転席のすぐ隣で子どもの様子を確認しやすく、一見メリットがありそうです。
しかし、助手席に子どもを座らせることには安全面や法律面で注意すべき点が多く、「危険」「非常識」と指摘する声もあります。
この記事では、ジュニアシートを助手席につけることの是非、安全性上のリスク、法律上の扱い、そして正しい取り付け位置や複数の子どもがいる場合のポイントまで、初心者にも分かりやすく解説します。
- 助手席にジュニアシートを設置することの安全性リスクや注意点
- 法律上の扱いと違反になるかどうか
- 正しい取り付け位置ややむを得ず助手席に設置する場合の対策
- 複数の子どもがいる場合や成長段階に応じた適切な使用方法
ジュニアシートとは?チャイルドシートとの違いもおさらい

まずジュニアシートの基本を整理しましょう。
ジュニアシートとは成長途中の幼児・児童が大人用シートベルトで安全に座れるよう補助するための座席です。
一般的にチャイルドシート全体は年齢に応じて段階があります。
例えば日本の基準では・・・
ベビーシート(乳児用)

新生児〜1歳頃を対象。
寝かせたまま運べるバスケット型で、体重約10kg未満。
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チャイルドシート(幼児用)

1歳〜4歳頃を対象。
5点式ハーネスで子どもを固定し、体重9〜18kg程度まで対応。
ジュニアシート(学童用)

一般的には4歳〜10歳頃が目安、体重約15〜36kg(製品・規格により幅あり)。
座面を高くして大人のシートベルトを正しく掛ける役割があります。
近年はR129(i-Size)の“身長基準”が普及しており、製品選びは年齢だけでなく身長・体格を重視してください。
※対象の体重、身長、年齢は目安です。(出典:国土交通省|命を守る装置 チャイルドシート)
種類 | 目安年齢・体重 | 特徴 |
---|---|---|
ベビーシート(乳児用) | 新生児〜1歳頃 / 〜約10kg | 寝かせたまま使えるバスケット型。後ろ向き装着が基本 |
チャイルドシート(幼児用) | 1〜4歳頃 / 約9〜18kg | 5点式ハーネスで体を固定。前向き装着が多い |
ジュニアシート(学童用) | 4〜10歳頃 / 約15〜36kg(R129では身長基準) | 座面を高くして大人用シートベルトを正しく当てる |
ジュニアシートには背もたれ付きや座面のみ(ブースター)タイプがあり、子どもの成長に合わせて調整可能な製品もあります。
要するに、チャイルドシートは小さな子をハーネスでがっちり守る椅子、ジュニアシートはある程度成長した子がシートベルトを正しく使えるように補助する座席です。
どちらも6歳未満の幼児には使用が法律で義務付けられており、安全のため欠かせません。
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助手席にジュニアシートをつけるのは非常識?安全性を考える

「ジュニアシートを助手席につけるなんて危ないのでは?」という声は多く、実際に交通安全の専門家や意識の高い保護者からは「子どもを車内で最も危険な場所に座らせるのは非常識だ」という指摘もあります。
助手席が危険と言われる主な理由

なぜ助手席が「危険な場所」なのでしょうか?
ここでは安全性の観点から理由を説明します。
エアバッグの衝撃リスク
現代の車には助手席にもエアバッグが備わっています。
エアバッグは大人の体を基準に作動する安全装置で、衝突時0.03秒程度で時速300km以上の速度で膨らみます。
大人には命を守るエアバッグも、小柄な子どもにはその衝撃が強すぎるのです。
特に体が前かがみになっていた場合やシートをリクライニングさせていると、エアバッグが子どもの顔や首に直接ぶつかり、最悪の場合は首への深刻な障害や窒息を招く恐れがあります。
実際に助手席のエアバッグで子どもが重傷・死亡した事故例も海外で報告されています。
また、もし後ろ向き(後部向き)に取り付ける乳児用シートを助手席に置いていたら、エアバッグ膨張でシートごと子どもが押しつぶされる危険が非常に高くなります。
このため国土交通省やJAF(日本自動車連盟)も「可能な限り子どもを助手席に座らせないように」と公式に呼びかけているほどです(出典:JAF|チャイルドシート・完全ガイド)。
助手席そのものの事故リスク
車の構造上、助手席は運転席に比べて衝突の直接被害を受けやすい位置です。
国内の一部研究では、条件によって助手席乗員の重傷・死亡リスクが運転席より高い傾向が示されています。
ただし、年齢構成やベルト着用率、事故の種類などの要因も影響するため、「常に最も危険」と断定はできません。
それでも小さな子どもにとっては前席より後席が安全性の面で有利であることは専門機関も繰り返し指摘しています。
運転手の注意散漫
子どもが助手席にいると、運転中につい世話を焼いたり様子が気になったりして運転に集中できなくなる恐れがあります。
実際、運転中に子どもに気を取られたことが原因の事故も報告されています。
後部座席に子どもがいれば運転中に直接構うのを諦めますが、隣にいると「つい手を伸ばす」「振り向く」などして注意力散漫になりがちです。
この点からも、助手席より後部座席の方が安全運転の維持につながります。
以上の理由により、子どもの安全を最優先に考えるとジュニアシートの助手席設置は極力避けるべきだというのが専門家の共通した見解です。
特にエアバッグのリスクは深刻で、国内でも車のサンバイザー(日よけ)には「助手席に幼児用シートを後ろ向きで取り付けてはいけない」旨の警告ラベルが義務化されています。
これはそれだけ助手席での誤使用が危険だからです。
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それでも助手席に載せたい場合の注意点

どうしても事情があって助手席にジュニアシートを設置せざるを得ない場合もあるでしょう。
例えば、後部座席が荷物でいっぱいだったり、2人の子どもをそれぞれ後部と助手席に分ける必要があったりするケースです。
その際は以下の点に十分注意してください。
必ず前向き専用のシートを使う
新生児用の後ろ向きベビーシートや後ろ向き装着モードは助手席では絶対に避けます。
エアバッグとの相性が最悪なので、助手席に取り付けるなら子どもの体が前向きになるジュニアシート(もしくはチャイルドシートの前向き装着)にします。
助手席シートをできるだけ後方へ下げる
シートポジションを一番後ろまでスライドさせ、ダッシュボードやエアバッグとの距離を可能な限り確保しましょう(出典:警察庁|お子様を車に乗せる際の注意事項について)。
エアバッグと子どもの距離が広いほど、万一作動した際の衝撃を多少なりとも軽減できます。
シートの取扱説明書を遵守する
取り付けミスが事故時に大惨事を招くケースは少なくありません。
シート付属の説明書をよく読み、シートベルトの通し方・固定方法や角度など正しく装着してください。
シートがガタつかず、ベルトも適切に締まっているか確認します。
より慎重な安全運転
もちろん最も大切なのは事故を起こさないことです。
子どもを助手席に乗せることで運転への心理的負担が増すと感じたら、無理に助手席にこだわらず後部座席にして、同乗者に子どもを見てもらうなど工夫しましょう。
やむを得ず助手席に乗せるときは、いつも以上にスピードを控え、車間距離を取るなど慎重なドライビングを心掛けてください。
注意点 | 内容 |
---|---|
シートの種類 | 後ろ向きシートはNG。前向き専用ジュニアまたはチャイルドシートを使用 |
座席位置 | 助手席シートは一番後ろまで下げ、エアバッグとの距離を確保 |
取扱説明書 | ベルトの通し方や角度を確認し、ガタつきがないか必ず点検 |
運転面 | スピード控えめ・車間距離確保。通常以上に慎重な運転を心掛ける |
以上の対策を取っても、一般に助手席は後席に比べてリスクが高い傾向があることを忘れないでください。
できる限り早めに安全な配置に戻すことを検討しましょう。
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ジュニアシートを助手席につけるのは違反?警察沙汰になる?【法律Q&A】

次に法律面を確認します。「助手席にジュニアシートをつけたら捕まるのでは?」「違法ではないの?」と心配する保護者も多いようです。
ポイントをQ&A形式で解説します。
Q1. 助手席へのチャイルドシート設置は法律違反になる?
A. いいえ、設置位置に関する法律の規定はありません。
日本の道路交通法では、6歳未満の幼児を車に乗せる際はチャイルドシート(幼児用補助装置)を使用しなければならないと定めています。
しかし「どの座席に装着するか」までは言及されていません。
つまり助手席にチャイルドシートやジュニアシートを取り付けても、それ自体で即違法にはならないのです。
実際、警察庁や各都道府県警の案内でも「6歳未満は適切なチャイルドシートの使用が義務。装着位置の規定はない」と周知されています(=正しく使用していれば場所のみで直ちに違法ではない)。(出典:警察庁「子供を守るチャイルドシート」/神奈川県警Q&A)。
ただし注意したいのは、「正しく使用している」ことが条件だという点です。
法律の趣旨は「幼児をチャイルドシートに乗せず車に乗せて走行すること」を禁じているのであって、シートの場所は問わないという意味にすぎません。
したがって子どもをシートにきちんと固定せず助手席に座らせていた場合(例:膝の上に抱っこ、シートベルトだけ装着など)は違反になります。
違反名称は「幼児用補助装置使用義務違反」で、違反点数1点・反則金なしです。〔出典:神奈川県警Q&A(道路交通法施行令 別表第1)〕。
また、この義務を怠った状態で事故に遭うと、ドライバーは重大な過失とみなされる可能性もあるので注意しましょう。
Q2. 2歳児をジュニアシートに乗せるのは違反では?
A. 違法ではありませんが、安全上は非推奨です。
法律上は「6歳未満の幼児にはチャイルドシートを使用すること」と定められているだけで、シートの種類までは厳密に規定していません。
そのため、2歳児をジュニアシートに座らせていても、形式的には義務違反にはなりません。
しかし、公的な目安ではジュニアシートはおおむね「4歳以上・体重15kg以上」からが対象です。
さらに最新の安全基準(R129/i-Size)では「生後15か月未満は後ろ向き」が義務づけられています。(出典:国土交通省パンフレット|R4版)。
2歳児はまだ体幹が弱く、頭が重いため、シートベルトだけでは姿勢を保持できず、事故時に大きなリスクを負います。
安全のためには、5点式ハーネスの幼児用チャイルドシート、または内蔵ハーネス付きのジュニアシートを選ぶことが望ましいです。
要するに、「違反ではない」=「安全」ということではありません。
お子さんの年齢・体格に合ったシートを選び、特に2歳前後であれば、引き続きハーネス型の使用を強くおすすめします。
Q3. 3歳で助手席にジュニアシート…これも問題ない?

A. 法律上は6歳未満でも助手席設置OKですが、安全面から基本おすすめできません。
3歳児ともなると好奇心旺盛で「前の席に座りたい!」という子も出てきますよね。
法律的には先述の通り、年齢ではなくチャイルドシートを使っているかがポイントなので、3歳児がジュニアシートで助手席に座っていても使用義務は果たされています。
警察も、それだけで取り締まることはありません。
しかし3歳はまだ身体も小さく、前席エアバッグの衝撃には耐えられません。
安全専門家の意見では「最低でも6歳以上かつ身長140cmくらいになるまでは助手席には乗せない方がいい」とされています。
3歳では到底その基準に達しません。
子どもが前を見たがる場合は、後部座席でも運転席のすぐ後ろではなく運転席側後部座席にシートを付けると前方視界が開けることがあります(日本は右ハンドル・左側通行が一般的なため、道路中央側は“運転席(右)側後部座席”です)。
どうしても泣いて嫌がる等で一時的に前に乗せる場合も、先述の注意点(前向きシート・座席後退など)を必ず守りましょう。
Q4. ジュニアシートは何歳まで使うのが義務?いつまで必要?
A. 義務は6歳未満まで。法律上は6歳の誕生日を迎えればチャイルドシート使用義務はありません。
ただし安全のため、身長140cm前後(製品・車両により差)まではジュニアシート継続が望ましいとされます。
なぜ身長かというと、車のシートベルトは大人(身長140cm以上)を基準に設計されており、それ未満だとベルトが首にかかったり腹部に食い込んだりして事故時に大けがを負う恐れがあるからです。
文部科学省の統計によれば平均的に身長140cmに達するのは小学5年〜6年(10〜11歳)頃という目安もあります※個人差大(出典:文部科学省|令和6年度学校保健統計)。
近年はJAFが「身長150cm未満は引き続きジュニアシート使用を推奨」と更新しています(ベルトが首や腹部にかからないことが判断基準)。(出典:JAFニュース|2024年9月、150cmへ見直し)
個人差はありますが、法律上義務がなくなっても体が小さいうちはジュニアシートを継続使用するのが望ましいでしょう。
区分 | 内容 |
---|---|
法律上の義務 | 6歳未満はチャイルドシート使用必須。6歳の誕生日を迎えれば義務なし |
安全面での推奨 | 身長140cm未満はシートベルトが正しく当たらないため継続使用が望ましい。多くの団体は150cm近くまで推奨 |
判断基準 | 肩ベルトが首にかからず、腰ベルトが骨盤に位置しているかどうか |
実際、団体やメーカーによっては150cm近くまでの継続を示す例もあります。
身長・シートベルトの当たり方(肩は首にかからない/腰は骨盤)で卒業判断をしてください。
Q5. 警察に止められるケースはどんなとき?

A. 子どもを乗せて走行中、警察がチェックする主なポイントはシートベルトやチャイルドシートの非着用です。
例えば子どもが車内で動き回っていたり、大人の膝に抱かれているのを警察官が見つければ、停車を求められるでしょう。
その際、6歳未満で適切なシート未使用なら違反切符を切られます。
違反名称は「幼児用補助装置使用義務違反」で、違反点数1点・反則金なしです。〔出典:神奈川県警Q&A(道路交通法施行令 別表第1)〕
またチャイルドシートの誤った使い方も指摘されることがあります。
極端な例では、チャイルドシートを車に固定せず単に座席に置いていただけ、といった場合です。
助手席に付けていること自体で止められることは通常ありませんが、「子どもがちゃんと固定されているか?」という目で見られると思ってください。
逆に言えば、6歳未満でも適切にチャイルドシートに固定していれば警察沙汰になることは基本ないので安心してください。
ただし安全性の問題は別ですから、「捕まらなければOK」と安易に前に乗せないようにしましょう。
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複数の子どもがいる場合のチャイルドシート配置 – 二人目が生まれたら?

2人目の子どもが生まれた家庭では、車にチャイルドシートやジュニアシートを2台以上設置する必要が出てきます。
そんなとき「上の子を助手席に移すしかないかな…」と悩むケースも多いでしょう。
確かに車種によっては後部座席に2台シートを載せるとスペースが狭くなり、大人が同乗しづらいことがあります。
例えば両親と子2人で乗る場合、後部座席に子ども2人を乗せると親は前に2人座ることになり、子どもの隣に大人がいられません。
「子ども1人は隣に大人がついてあげたい」と思う気持ちから、上の子を助手席に…と考えるのも無理はありません。
しかし前述の通り、安全性は後部座席の方が格段に高いです。
基本原則として、子どもは可能な限り全員後部座席に設置するのが理想です。
実際、2児の先輩ママ・パパ達も「2人目が生まれても助手席には乗せず、後部座席に2台装着した」という声が多数派です。
大人が隣に座れない不安はあるかもしれませんが、安全を優先すれば仕方のない面でもあります。
どうしても難しい場合(例: 3人目がいて後部座席に収まりきらない等)以外は、車種や事情が許す限り、子どもは全員後席に乗せることをおすすめします。
車種選びの段階で、後部座席のスペース(3列シートのミニバン等も検討)も考慮すると良いでしょう。
それでもやむを得ず1人を助手席に乗せる場合は、先述の注意点を厳守するとともに「できるだけ年長の子を助手席にする」配慮もしてください。
例えば2歳と5歳の兄弟なら、身体が大きくリスクの低い5歳児の方を前にする方がまだマシです。
またエアバッグ警告ラベルにもあるように、絶対に助手席に後ろ向き乳児シートは載せないでください(乳児は必ず大人がそばにつける後部座席へ)。
なお、法律上の補足ですが「定員内でチャイルドシートを装着できる座席数より幼児の数が多い場合」は義務が免除される規定があります(出典:神奈川県警察|チャイルドシートQ&A)。
例えば2列シートの車に子ども3人乗せなければならない場合などがそれに当たります。
しかし免除=安全という意味では決してありません。可能な限り多くのチャイルドシートを使用させる必要があります。
ISOFIX(アイソフィックス)対応ジュニアシートは助手席に付けられる?

最近はチャイルドシートの取付方法としてISOFIX(アイソフィックス)規格が一般的になりました。
ISOFIXとは車両シートに備えられた金具(ロアアンカバー)にチャイルドシート側のコネクタをワンタッチ固定する方式で、取付ミスが少なく安全性が高いのがメリットです。
日本の新車でも後部座席にはほぼ標準装備されています。
ではISOFIX対応のジュニアシートを助手席にカチッと付けたい…と思っても、多くの国産車では助手席にISOFIXアンカー自体がありません。
そもそも「車の設計上、助手席はチャイルドシートを設置することを想定していない」ためです。
またトップテザー(上部固定用)のアンカーも助手席には通常用意されていません。
輸入車や一部車種では助手席にもISOFIXを備える例がありますが、その場合でも助手席エアバッグをオフにできる車種に限られるなど特殊なケースです。
2012年7月以降に販売の乗用車にはISOFIX共通取付具の装備が義務化(※後部座席側が前提)され、前席は非装備が一般的です。(出典:国土交通省パンフレット|R1版)
基本的にはISOFIX式チャイルドシート・ジュニアシートは後部座席専用となります。
もし「ISOFIX対応シートを助手席に付けたいがアンカーがない」という場合、シートがシートベルト固定にも対応しているか確認してください。
ISOFIX専用モデルだと装着は不可能です。シートベルト固定可能な製品であれば、前述の注意点を踏まえ自己責任にはなりますが、助手席にシートベルトで固定すること自体はできます。
ただしISOFIXよりも固定が甘くなりやすいので、取り付け後はグラつきがないか入念にチェックしましょう。
車種・装備 | 助手席でのISOFIX利用 | 補足 |
---|---|---|
多くの国産車 | × | 助手席にISOFIXアンカー・トップテザー非搭載 |
一部輸入車 | △ | 助手席ISOFIXありの場合も。ただしエアバッグOFF必須など条件付き |
基本推奨 | 後部座席に装着 | 車両設計上、チャイルドシートは後部座席利用が前提 |
また助手席エアバッグ警告のある車では、本来推奨されない使い方だという自覚を持ってください。
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ジュニアシートで子どもが寝ると前のめりに…対策は?

ジュニアシートに座った子どもが車中で眠ってしまったとき、頭がガクッと前に倒れてしまう“首カックン”状態を経験した方も多いでしょう。
「前のめりになって苦しそう」「安全性も心配」と悩む保護者向けに、いくつか前のめり対策を紹介します。
シートベルトの正しい調整

首カックン防止の基本はシートベルトを適切にフィットさせることです。
肩ベルトが子どもの肩にしっかり当たり首にかからないよう高さを調節し、腰ベルトは骨盤の位置でしっかり締めます。
ベルトが緩すぎると姿勢が崩れやすいので、乗車の度に正しい位置に付け直してあげましょう。
ジュニアシートの角度調整

使用しているジュニアシートにリクライニング機能や角度調節機能があれば活用しましょう。
背もたれ付きのジュニアシートなら、可能な範囲で少し倒し気味にセットすると眠った際に頭が前に落ちにくくなります。
車のシート自体を倒しすぎるとベルト位置がずれるので微調整が必要ですが、説明書に従って安全範囲内で角度を調節してください。
サポートクッションやネックピローの利用
市販のチャイルドシート用ネックピローやシートベルトクッションを使うのも効果的です。
首周りを支えることで頭の垂れ下がりを軽減できます。
ただし大きすぎるクッションは逆に前倒れを助長したり、衝突時に凶器になったりする可能性もあるため、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。
簡易な方法として、丸めたタオルを背中とシートの隙間に入れて上体をやや前傾に起こす、首の後ろに当てる、といった工夫も有効との報告があります。
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安全基準を満たしたシートを選ぶ
最近の高品質なジュニアシートは、側面サポートがしっかりしていて寝ても頭が大きく横や前に倒れにくい設計のものがあります。
安全基準(ECEや日本の統一基準)を満たした製品であることはもちろん、口コミなどで「寝ても首が安定しやすい」など評判の良いシートを選ぶのもひとつです。
以上の対策を組み合わせ、少しでも首カックンを防げればお子さんも快適ですし運転者も安心です。
ただし多少前のめりになってしまってもすぐ危険というわけではないとも言われます。
眠って頭が垂れるのはよくあることで、むしろ重要なのは急ブレーキ時にシートから身体が逸脱しないことです。
ベルトの締め具合と姿勢保持がしっかりできていれば、子どもの首が前に傾いて寝てしまっていても通常はシートが衝撃から守ってくれます。
心配な場合は休憩を挟んで姿勢を直してあげるなど、無理のないドライブ計画を心掛けましょう。
まとめ: 助手席ジュニアシートは最後の手段、安全最優先で
ジュニアシートを助手席につけている人は珍しくありませんが、その安全性リスクは専門家から繰り返し指摘されています。
法律上は違反ではないものの、事故時のエアバッグの危険や衝突リスク増大を考えると、やはり「非常時以外は避ける」のが基本スタンスです。
特に6歳未満の幼児はできる限り後部座席に乗せ、どうしても助手席にする場合は年齢や身長が十分であること、そしてエアバッグへの対策を徹底してください。
最後に、愛するお子さんの命を守れるのは親であるあなた自身です。
周囲から「助手席なんて非常識だ」と非難されるかどうかよりも、万一のとき本当に子どもを守れる配置かどうかを優先して判断しましょう。
国の安全機関も「子どもは後部座席が基本」と呼びかけています。
またR129(i-Size)では“生後15か月未満は後向き必須”など、最新の安全原則が示されています。
ぜひ安全第一の選択を心がけ、快適で安心なドライブを楽しんでください。
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