日産コネクトは、最新の地図更新やスマホ連携、緊急通報サービスなど、カーライフをより便利にする多彩な機能が特徴です。
しかし、セレナ、エクストレイル、オーラ、リーフといった車種によって料金やサービス内容が異なるため、日産コネクトはいらないのではないか、料金が高いのではと悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、日産コネクトはいらない?料金がいくらか気になる方に向けて、各車種のプラン料金や10年無料の条件、無料サービスでできることを詳しく解説します。
また、途中加入や解約方法、契約が自動更新されるかどうかなど、入会前に知っておきたいポイントも網羅しています。さらに、日産コネクトは入るべきかを判断するための材料として、プロパイロットの使用料はいくらか、日産の車内Wi-Fiの料金はいくらかといった疑問にもお答えします。
最後に、日産コネクトの実際の利用率も紹介し、費用対効果を見極める参考にしていただける内容にしました。これから加入を検討している方はもちろん、すでに利用中で継続を迷っている方も、ぜひ最後までご覧ください。
- 車種ごとの日産コネクトの料金体系と内容を理解できる
- 10年無料になる条件や対象ナビについて知ることができる
- 無料サービスと有料サービスの違いを把握できる
- 加入・解約・途中加入の手続きや注意点を理解できる
日産コネクトはいらない?料金を徹底解説

- セレナ・エクストレイル・オーラ・リーフの料金は?
- 日産コネクトが10年無料になる条件
- 日産コネクトの無料サービス内容とは
- 日産コネクトでできることまとめ
- 日産コネクトの解約方法と注意点
- 日産コネクトに途中加入はできる?
セレナ・エクストレイル・オーラ・リーフの料金は?

ここでは、日産コネクトをセレナ、エクストレイル、オーラ、リーフで利用する際にかかる料金を詳しくご紹介します。
多くの方が「車種ごとに料金は違うの?」と疑問に思うのではないでしょうか。実際、車種によって料金プランや提供されるサービス内容には違いがあります。
| 車種 | プラン | 年間料金(税込) | 特記事項 |
|---|---|---|---|
| セレナ | スタンダードプラン+ | 7,920円 | 地図更新など基本サービスが利用可能 |
| セレナ | プロパイロットプラン+ | 25,520円 | プロパイロット2.0搭載車両向け |
| エクストレイル | スタンダードプラン | 7,920円 | 2022年7月以降モデルが対象 |
| オーラ | スタンダードプラン | 7,920円 | 2021年8月以降モデルが対象 |
| リーフ | スタンダードプラン | 6,600円 | 基本サービスのみ |
| リーフ | SOSコール機能付きプラン | 7,920円 | SOSコールを利用可能 |
セレナの場合は、大きく分けて「スタンダードプラン+」と「プロパイロットプラン+」の2つが用意されています。スタンダードプランは年間7,920円(税込)で、地図の自動更新などの基本サービスを利用できます。
プロパイロット2.0を搭載したモデルの場合は、より高度な運転支援機能が使えるプロパイロットプラン+に加入する必要があり、年間25,520円(税込)となっています。このため、セレナは装備内容で大きく料金が変わる点に注意が必要です。
一方で、エクストレイルとオーラはどちらもスタンダードプランが基本で、年間7,920円(税込)となります。エクストレイルは2022年7月以降のモデル、オーラは2021年8月以降のモデルが対象です。地図自動更新やリモート機能などが含まれており、快適なドライブをサポートします。
リーフは少し料金体系が異なり、スタンダードプランで年間6,600円(税込)、さらにSOSコール機能を付けたプランの場合は年間7,920円(税込)となります。モデルによっては10年無料キャンペーンが適用されないケースもあるため、購入前に販売店でプラン内容を確認するのがおすすめです。
このように、日産コネクトは車種ごとに料金やサービス内容が細かく設定されているため、自分の車に合ったプランを選ぶことが重要です。
日産コネクトが10年無料になる条件

日産コネクトを10年間無料で利用できる条件は限られていますが、条件を満たせば非常にお得にサービスを使うことができます。
まず、日産コネクト対応ナビとTCU(テレマティクス・コントロール・ユニット)が装着されていることが必要です。具体的には、ディーラーオプションナビの型番でいうとMM321D-Lまでが対象となっており、このナビを装着した新車を日産の販売店で購入することが条件になります。
ここで注意していただきたいのは、一般的にMM322D-L以降のナビやMJシリーズの一部機種は日産コネクト非対応、または10年無料の対象外になることが多い点です。ただし、最新モデルでは一部例外的に10年無料が適用されるケースもあるため、購入予定の販売店で対象機種を必ず確認してください。
また、無料期間を受けるには、車両購入後1年以内に日産コネクトサービスへの申し込みが必要になります。これを過ぎると無料期間は受けられず、有料プランのみでの利用になってしまうため、早めに手続きを済ませることが大切です。
さらに、対象車両は販売店で新車登録した車に限られます。中古車の場合や、正規ディーラー以外で購入した場合は無料期間の対象外です。新車購入時にナビの型番を確認し、販売担当者に10年無料キャンペーンが適用されるかを必ず確認しましょう。
こうして条件をしっかり把握しておくことで、日産コネクトのサービスを無駄なく活用できます。
日産コネクトの無料サービス内容とは

日産コネクトには有料プランに含まれるサービスだけでなく、特定の条件を満たせば無料で使える便利なサービスが含まれています。これらの無料サービスは、日産オリジナルナビに搭載された通信機能を活用して、運転や車両管理をより快適にするものです。
例えば、最速ルート探索機能は無料サービスの代表的な機能で、交通情報をもとに渋滞を避ける最適なルートを自動で計算して案内してくれます。
また、車検や点検の案内などをナビに配信する「NissanConnectメッセージ」も無料で利用可能で、メンテナンス忘れを防ぐ助けになります。これにより、安全で快適なドライブをサポートしてくれます。
ただし、SOSコールやオペレータサービス、車内Wi-Fiサービス(docomo in Car Connect)は無料サービスに含まれず、別途契約や料金が必要です。さらに、地図の自動更新については、10年無料対象の車両であれば年に3回まで無料で更新できますが、対象外車両や10年経過後は有料になります。
このように日産コネクトの無料サービスは、基本的なナビ機能や車両情報の配信などをカバーしているものの、より高度なサポートや通信サービスは有料プランでの利用となります。
無料サービスの内容をしっかり理解し、自分に必要な機能を見極めて有料サービスを検討することが大切です。
日産コネクトでできることまとめ

日産コネクトは、運転を便利で快適にするための多機能サービスをまとめて提供しています。リアルタイムの交通情報に基づいた最速ルート探索は、混雑を避けたスムーズなナビゲーションを可能にします。
アプリ経由でバッテリー残量や燃費を確認できる「マイカーデータ」や、駐車場所を記録してくれる「マイカーファインダー」など、日常のちょっとした困りごとにも対応しています。
さらに、車検やメンテナンスの案内をナビに直接配信してくれる「NissanConnectメッセージ」は、点検を忘れがちな人にとって便利な機能です。
一方で、リモートドアロックや乗る前エアコンなど、スマホや音声コマンドで車を操作できる機能もあります。これは寒い冬の日や暑い夏の日に、車内を快適な温度にしてくれるため非常に役立ちます。ただ、このような操作にはスマホアプリとナビの接続設定が必要です。
さらに、地図データのOTA(無線)自動更新は、有料会員または10年無料の対象者向けの機能で、ディーラーへ行かずに地図を最新状態に保てます。
このように、日産コネクトはナビの利便性向上から車両管理、スマート操作まで幅広くサポートしますが、それぞれの機能に対応するためにはナビや車両の型式、サービスプランが揃っているかを事前に確認することが重要です。
日産コネクトの解約方法と注意点

日産コネクトを解約するには、主に以下の3つの方法があります。まず、Webのメンバーサイトから自分で手続きを進める方法です。
次に、電話でカスタマーセンターに直接連絡して解約を依頼する方法。そして、ディーラーに来店して書面で手続きを行う方法です。これらの方法のいずれかで解約できます。
ただし、解約の際には注意すべきポイントがあります。年契約制であるため、途中で解約しても残りの期間の返金は原則できません。さらに、車両を売却したり下取りに出したりする際は、解約手続きを済ませておかないと次の所有者にもサービスが継続されてしまいます。
そのため、転売や名義変更を予定している場合は、納車前または売却前に必ず退会処理を行いましょう。
また、サービスが自動更新されるタイミングにも気を付ける必要があります。解約を意図している場合、更新の2ヶ月前に通知が届くため、その時点で退会処理を行うことで自動更新を避けられます。このように、解約時期や手続きを確認しつつ進めることが重要です。
日産コネクトに途中加入はできる?

日産コネクトは、新車購入時だけでなく、途中からでも加入が可能です。ただし、加入できるかどうかは車両のナビがNissanConnect対応であるかどうかが重要なポイントです。
対応ナビが装着されていれば、販売店での手続きか、Webから申し込むことで加入できます。加入には車検証のアップロードが必要な場合もあります。
ただし、途中加入の場合は初回事務手数料として2,200円(税込)がかかります。さらに、通信アダプタ(TCU)がない車両の場合は、スマホとの接続で通信する必要があり、自分のデータ通信量が別途発生します。そのため、通信方法や料金プランについても事前に確認しておくべきです。
なお、10年無料キャンペーンの対象外となるケースもあります。これは、対象ナビが装着されていない、または購入から1年以上経過している車両です。
したがって、途中加入を考えている場合でも、まずはナビと車両の型式、購入時期を確認し、販売店に相談することをおすすめします。この準備がトラブルや無駄な費用を防ぐ鍵となります。
日産コネクトはいらない?料金詳細ガイド

- 日産コネクトは入るべきか?判断ポイント
- プロパイロットの使用料はいくら?
- 日産車の車内Wi-Fi料金はいくら?
- 日産コネクトは自動更新されるのか?
- 日産コネクトの利用率はどれくらい?
日産コネクトは入るべきか?判断ポイント

日産コネクトの入会を考えている方には、まず「自分の使いたい機能が含まれているか」を確認することをおすすめします。
たとえば、地図の自動更新やリアルタイムな交通情報、リモート操作といった基本機能を活用したい場合は、スタンダードプラン+への加入が有効です。これに対して、プロパイロット2.0など運転支援システムを頻繁に使いたいのであれば、プロパイロットプラン+への加入が必要になります。
また、費用対効果も重要な判断ポイントです。スタンダードプラン+は年間7,920円(税込)で、地図更新やスマホ連携が含まれます。地図更新だけを定期的に行いたいのであれば、ディーラーで更新すると1回3万円以上かかる場合もありますから、このプランだけでもお得といえるでしょう。
一方、車内Wi‑FiやSOSコール、オペレータサービスといった付加機能は別途契約が必要で、これらを必要としなければ無理に加入する必要はありません。
さらに、自分の車のナビや通信機器がNissanConnectに対応しているかを確認することも必須です。対応していないナビの場合、そもそも機能が使えないため加入自体ができません。
このように収支と利用目的、そして機器の対応状況を総合的に見て、入会の是非を判断することが大切です。
プロパイロットの使用料はいくら?

プロパイロット2.0を活用するには、スタンダードプラン+とは別に「プロパイロットプラン+」への加入が必要です。
このプランは年間25,520円(税込)で、高速道路でのレーンチェンジ支援、ナビ連動の自動運転サポートなど、より高度な機能を利用できます。これらの支援機能は国産ミニバンでは珍しく、プロパイロット2.0をフルに活用するにはこの料金が必要です。
ただ、プロパイロット1.0レベルのアダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線維持支援機能は、車両自体に標準装備されていれば日産コネクト加入なしでも使用できます。
スタンダードプラン+に加入すると、地図連動やナビからの情報で運転支援機能の精度が向上しますが、プロパイロットプラン+ではさらに高速道路でのハンズオフ走行やナビ連動自動レーンチェンジなど、プロパイロット2.0特有の高度な機能が有効になります。
もし年間25,520円の負担が難しい場合、ACC機能や基本的なプロパイロット機能だけでも十分といえるでしょう。
日産車の車内Wi-Fi料金はいくら?

車内Wi‑Fiは「docomo in Car Connect」というオプションサービスで提供されており、料金プランは利用期間に応じて異なります。
日単位、月単位、年単位の3種類があり、それぞれ550円/日(税込)、1,650円/月(税込)、13,200円/年(税込)となっています。たとえば、旅行や家族での長距離ドライブなど、数日間だけ使いたい場合は日単位プランが便利です。
加えて、新車購入時にはdocomo in Car Connectのデータ2GBが無料で付与される特典があります。ただし、無料分を使い切ると通常料金の契約が必要です。
また、車内Wi‑Fiを利用するには、日産コネクトの有料プランに加入していることが前提となります。そのため、車内で動画視聴や仕事をする用途がある方は、日産コネクト加入+Wi‑Fiオプション契約のセットで検討するとよいでしょう。
日産コネクトは自動更新されるのか?

日産コネクトは契約開始後、自動的に年単位で更新される仕組みです。
契約満了日の約2ヶ月前にはダイレクトメールで通知が届きますので、「自動更新されるから安心」と心配はいりません。一方で、自動更新を望まない場合は、その通知を受けた時点で退会手続きを行わなければなりません。
さらに、自動更新後も契約期間中に解約しても返金されないルールになっています。そのため、使わなくなったタイミングで退会を忘れると、次年度分の料金も引き落とされてしまう可能性があります。
また、車両を手放す際には、所有者が変わる前に必ず解約手続きを行うことが重要です。名義変更後の解約はスムーズに行えないケースもあるため、手放す前に車内のナビから、あるいはWebサイトや電話で手続きを完了させておくと安心です。
日産コネクトの利用率はどれくらい?

日産コネクトの利用率については、販売店資料や説明会で「加入者の約95%が翌年も契約を更新している」と紹介されることがあります。
これは満足度の高さを示す一つの目安ですが、公式統計として公表されている数字ではないため、目安として参考にするとよいでしょう。
ただし、この数字に含まれるのは有料会員だけで、新車購入からの10年無料加入者はカウントに含まれていません。そのため、実際の利用率は加入条件やプランによって差がある可能性があります。
また、機能の中には利用頻度が低いものもあり、すべての機能を毎日使うわけではありません。例えば、地図の自動更新は1年に3回程度で、使う機会が限られています。
それでも、最速ルート探索やメンテナンス案内、マイカーデータなどの日常的に便利な機能は、車に乗る方の約半数以上が日常的に活用しているとの調査結果もあります。とくに遠出の多い家族層や通勤距離が長いドライバーにとって、これらの機能は高い評価を得ています。
さらに、最近では音声連携やスマート家電との連携が注目されており、今後は利用者層の幅がさらに広がる可能性があります。
日産コネクトはいらない?料金の総括
記事のポイントをまとめます。
※日産コネクトの料金体系や10年無料キャンペーンの条件は車種やナビの型式、購入時期により例外がある場合があります。最新情報や対象条件は必ず販売店で確認することをおすすめします。








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