4P10【キャンター】バッテリー上がり対処方法!ブースターケーブルつなぎ方【動画あり】三菱ふそう 2RG-FBA60 小型 整備事例

自動車整備・修理
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4P10【キャンター】バッテリー上がり対処方法としてブースターケーブルつなぎ方をご紹介します。

皆さん、バッテリーがあがってエンジンが始動できない時はどうしますか??

ロードサービスや車屋さんに電話をすると思います。

もし、ブースターケーブルやジャンプスターターをお持ちなら自分で対処できますね。

ただし、この4P10【キャンター】は特に注意が必要です。この車は24Vではなく12Vで接続して下さい!!

トラックだから24Vだと思わないで下さいね。つなぐ時は12Vですよ。

あと、押しがけに関しても取扱説明書には絶対に行わないようにと記載があります。

ブースターケーブルのつなぎ方は、バッテリー搭載方法により3タイプありますので現車をよく確認して正しくケーブルをつないで下さい。

とはいえ、トラックの修理費用ってすごく高いですよね。

自分で修理が出来るなら部品代だけで済みますが、無理は禁物です。

自分で修理が出来ない場合は、車屋さんに依頼して下さいね。

車屋さんにも修理の参考にして頂けたら嬉しいです。

GAM
GAM

整備士歴27年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。

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記事モデル車両データ

この記事のモデルになっている車両データです。

車名:三菱ふそう

型式:2RG-FBA60

原動機の型式:4P10

初年度検査年月:令和4年12月

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【動画】で見る 4P10【キャンター 】バッテリーあがり対処方法!ブースターケーブルのつなぎ方

まずは、動画から見て頂くと理解しやすいかと思います。

↓YouTubeの動画はこちら↓

動画はいかがでしたか?

それでは、画像でご説明していきますね。

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バッテリーあがりのときは?

まずはじめに、4P10【キャンター】の電圧は他の車両(24V)とは違いますので注意が必要です。

24V接続は絶対に禁止です。12V接続のみですので間違えない様にしましょう。

ブースターケーブルを繋ぐときの注意事項です。

ブースターケーブルの接続順序を間違えない様に注意して下さい。

フレームに接続時に火花が出る場合もあるので、バッテリーからできるだけ離れた場所に接続するようにして下さい。※バッテリーから発生している水素ガスに引火し、爆発の原因になります。

ブースターケーブルをつなぐ前にバッテリーの液量を確認して下さい。※バッテリー液量が下限(LOWER LEVEL)以下の時は補充して下さい。下限以下で充電すると劣化を早めたり、発熱や爆発の原因になるので注意が必要です。

押しがけしても大丈夫?

けん引または押しがけによるエンジンの始動は絶対に行わないでください。

※ブレーキの効きが悪く、ハンドル操作も異常に重くなり重大な事故につながる恐れがあります。

取扱説明書

バッテリーあがりの対処法が取扱説明書に記載があります。

次のページです。

接続方法は取扱説明書に記載があるように、バッテリー搭載方法により3つのタイプがあります。

●タイプ1:バッテリーイコライザー搭載車
●タイプ2:バッテリー1個搭載車
●タイプ3:バッテリー2個搭載車(バッテリーイコライザー未搭載車)

一番多い車両は、【タイプ1:バッテリーイコライザー搭載車】だと思います。

それでは、バッテリーイコライザーがどういう物なのか見てみましょう。

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バッテリーイコライザー

キャンター4P10エンジン搭載車両は、バッテリーが2個付いていますが車両の電圧は12Vです。

これは、バッテリーイコライザー付いているからです。※仕様により異なります。

バッテリーイコライザーとは?

簡単に言うと、24Vから12Vに出力電圧を変換する装置になります。

バッテリーイコライザーの役割

メーンバッテリーと架装用バッテリー間の電圧をバランスよく制御し、バッテリー寿命の強化とメーンバッテリーを保護しています。

バッテリーイコライザーを搭載している車両には、12ボルトと24ボルトの回路を装備しています。キャブ内の電装品は12Vで、架装用の電源は24Vを使用しているので注意して下さい。

バッテリーイコライザーの場所

バッテリーイコライザーが付いている場所は、赤丸の部分で矢印がバッテリーになります。

これが、バッテリーイコライザーです。

スモールやストップランプなどの電球は、24Vではなく12Vなので間違えないようにして下さいね。

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バッテリーの場所

通常、バッテリーは左側で助手席の後ろ付近に付いています。※特装車などは場所が変更されている事があります。

バッテリーカバーを外して見てみましょう。

こちらが、バッテリーイコライザー搭載車のバッテリーです。

バッテリーイコライザー搭載車は、サイズ違いで2種類のバッテリーが付いています。

新車時のバッテリーサイズは、【メーンバッテリー115D31L】【架装用バッテリー65D23L】が搭載されていると思います。

GAMが交換時に使用するバッテリーです。

バッテリー交換時は必ず2個セット(同じメーカーを推奨)で交換して下さい。

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価格を少しでも抑えたい方なら、ATLAS(アトラス)のバッテリーがおすすめです。GAMの所でも取付け実績があります。

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バッテリー端子の配置は、このようになっています。

特装車や車両の仕様により違う事もあるので、必ず現車の端子を確認して下さい。

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バッテリーカバー取外し方法

バッテリーカバーの脱着方法は、取扱説明書に詳しく書いています。

【バッテリー1個搭載車】
①図の矢印部分を押しカバーからストッパーAから取外します。
②カバーを手前へ引きストッパーBから取外します。
③取付けは逆手順で行います。取付け後カバーが外れない事を確認します。

【バッテリー2個搭載車】
①ウィングボルト(蝶ネジ)を2個所取外します。
②カバーを手前へ引きストッパーAから取外します。
③取付けは逆手順で行います。取付け後カバーが外れない事を確認します。

それでは、ブースターケーブルを繋いでいきましょう。

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【バッテリーあがり】ブースターケーブルのつなぎ方

先程も説明しましたが、24V接続は絶対に禁止です。12V接続のみですので間違えない様にして下さい。

ブースターケーブルを繋ぐときの注意事項です。

ブースターケーブルの接続順序を間違えない様に注意して下さい。

フレームに接続時に火花が出る場合もあるので、バッテリーからできるだけ離れた場所に接続するようにして下さい。※バッテリーから発生している水素ガスに引火し、爆発の原因になります。

ブースターケーブルをつなぐ前にバッテリーの液量を確認して下さい。※バッテリー液量が下限(LOWER LEVEL)以下の時は補充して下さい。下限以下で充電すると劣化を早めたり、発熱や爆発の原因になるので注意が必要です。

バッテリー搭載方法により3つのタイプがありますので順番につなぎ方を説明します。

タイプ1:バッテリーイコライザー搭載車

いままで入庫した車両は、すべてこのタイプでした。バッテリーイコライザーが付いている車両です。

タイプ1:ブースターケーブルのつなぎ方

①救援車のエンジンを止めます。
②ブースターケーブル(赤)を故障車のメーンバッテリー⊕端子に接続し、片方を救援車の⊕端子に接続します。
③ブースターケーブル(黒)を救援車のバッテリー⊖端子に接続し、片方を故障車のバッテリーからできるだけ離れたフレーム(アース)に接続します。
④接続後、救援車のエンジンを始動しアイドリングよりやや高めの回転数にして、故障車のエンジンを始動します。※寒冷時やエンジンがかかりにくい時は、救援車のエンジン始動後数分たってから行ってください。
⑤故障車のエンジン始動後、ブースターケーブルを接続した逆の手順で取外しします。

特装車や車両の仕様により違う事もあるので、必ず現車の端子を確認して下さい。

これがブースターケーブルです。

GAMの所では、ほとんど出番がありません。

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実際に、ブースターケーブルを繋ぐとこのようになります。

バッテリーあがりには、いつもコレを使用しています。

今まで、いろいろなジャンプスターターを使いましたがコレが一番です。

完全にバッテリーが上がっているトラックでも端子を外さず始動できました。

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バッテリーにつないで、電源を入れるだけでエンジンを始動できます。

タイプ2:バッテリー1個搭載車

このタイプは、今まで入庫したことがありません。バッテリーが1つだけ付いています。

タイプ2:ブースターケーブルのつなぎ方

①救援車のエンジンを止めます。
②ブースターケーブル(赤)を故障車のバッテリー⊕端子に接続し、片方を救援車の⊕端子に接続します。
③ブースターケーブル(黒)を救援車のバッテリー⊖端子に接続し、片方を故障車のバッテリーからできるだけ離れたフレーム(アース)に接続します。
④接続後、救援車のエンジンを始動しアイドリングよりやや高めの回転数にして、故障車のエンジンを始動します。※寒冷時やエンジンがかかりにくい時は、救援車のエンジン始動後数分たってから行ってください。
⑤故障車のエンジン始動後、ブースターケーブルを接続した逆の手順で取外しします。

特装車や車両の仕様により違う事もあるので、必ず現車の端子を確認して下さい。

タイプ3:バッテリー2個搭載車(バッテリーイコライザー未搭載車)

このタイプも、今まで入庫したことがありません。同じサイズのバッテリーが2個付いています。

タイプ3:ブースターケーブルのつなぎ方

①救援車のエンジンを止めます。
②ブースターケーブル(赤)を故障車のバッテリー⊕端子に接続し、片方を救援車の⊕端子に接続します。
③ブースターケーブル(黒)を救援車のバッテリー⊖端子に接続し、片方を故障車のバッテリーからできるだけ離れたフレーム(アース)に接続します。
④接続後、救援車のエンジンを始動しアイドリングよりやや高めの回転数にして、故障車のエンジンを始動します。※寒冷時やエンジンがかかりにくい時は、救援車のエンジン始動後数分たってから行ってください。
⑤故障車のエンジン始動後、ブースターケーブルを接続した逆の手順で取外しします。

特装車や車両の仕様により違う事もあるので、必ず現車の端子を確認して下さい。

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X(旧Twitter)と【動画】で見る 4P10【キャンター】バッテリーあがり対処方法!ブースターケーブルのつなぎ方

最後におさらいとして、もう一度見て頂くとさらに理解出来ると思います。

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普段使用しているスキャンツール(診断機)

自動車を修理する時に、必要になるのがスキャンツール(診断機)ですね。これがなければ始まりません。

バッテリーを外して消去(出来るか分かりません)などはしない様にして下さい。
トラブルの原因になりますのでスキャンツールを使用しましょう。

GAMが使用しているのはG-SCN2でしたが、【G-SCN Z】を導入しました。

やはり、コード付の方が準備も早く充電の必要がないので一番のオススメです!!

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↑値段は高いですが自動車修理には必須品です↑

車種により相性が良くない事もあるので、メーカー違いで【バンザイ MST-nano】も使用しています。

↓無線接続できるのでコードが気にならない↓

↑Windows OS搭載スキャンツール!OBD検査にも対応↑

両方使用した個人的な感想は、故障診断がメインなら断然コード付【G-SCN Z】がオススメです。

【バンザイ MST-nano】も無線で便利なのですが、準備に少し手間がかかるのとデータ表示にタイムラグがある為、GAMの所では故障診断にも使いますが主にOBD検査時に使用する予定です。

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この記事を参考に作業する上での注意点

この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。

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今回紹介した工具・用品のまとめ

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GAMの記事はいかがでしたか?

皆さんのお役に少しでもたてましたか??

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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