ワコーズ・ディーゼル2を施工方法と費用・効果
こんにちは。【自動車整備士】GAMの頭の中、運営者の「GAM」です。
最近のクリーンディーゼル車オーナーにとって、DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)の詰まりは本当に悩みのタネですよね。
「ワコーズ ディーゼル2」という洗浄剤が効果的らしい、ということは知っていても、具体的な施工方法はどうなっているのか、費用や工賃はいくらぐらいなのか、気になっている方は多いと思います。
私自身もディーゼル車のメンテナンスには非常に興味があり、この「D-2」については色々を調べてみました。
特に、自分でDIY施工は可能なのか、CX-5やハイエースといった人気車種での施工例、施工のベストなタイミング、そして何よりDPF警告灯が点灯してしまった場合の対処法など、疑問は尽きないかもしれません。
施工時に「マフラーから大量の白煙が出る」という噂も、本当なのか、なぜそうなるのか気になるところです。
この記事では、そんな「ワコーズ ディーゼル2」に関する様々な疑問を解消するため、私が収集した情報を基に、その効果や注意点について、できる限り分かりやすくまとめていきます。
- ワコーズ「ディーゼル2」と「ディーゼル1」の決定的な違い
- プロによる具体的な施工手順と診断機が必須な理由
- 施工にかかる費用・工賃の相場と作業時間
- 施工によって期待できる燃費改善などの効果と注意点
ワコーズのディーゼル2を施工方法の必須知識

まずはじめに、「ワコーズ ディーゼル2」の施工方法に関する基本的な知識と、オーナーさんが一番気になるであろう「DIYは可能なのか?」という点について解説します。
この製品は、プロによる施工が強く推奨されていますが、インターネット通販などでも入手可能であるため、ご自身での施工を検討される方もいらっしゃるようです。
しかし、その施工プロセスには専門的な知識と機材(または特定の車両機能)が求められるため、D-2の性能を100%引き出すには、その理由を正しく理解しておく必要があります。
ディーゼル1との決定的な違い

ワコーズのディーゼル向け製品には、「ディーゼル1(D-1)」という非常に有名な製品もあります。
まず、多くの方が混同しがちなこの「ディーゼル1」と「ディーゼル2」の違いを明確にしておきましょう。
この2つは、目的も使い方も、そして作用する場所も全く異なります。
D-1: 燃焼の「前」をキレイにし、スス発生を「抑制」

ディーゼル1 (D-1) は、いわゆる「燃料添加剤」です。オーナー自身がDIYで、燃料タンクに注入して使用します。
その主な役割は、エンジン内部、特に燃料が噴射されるインジェクターや燃焼室に溜まった汚れ(デポジット)を洗浄することです。
インジェクターがキレイになれば、燃料が正しく霧状に噴射されるようになり、「燃焼効率」が改善します。
燃焼効率が良くなるということは、それだけ「ススの発生」そのものを「抑制する」効果が期待できる、ということです。
これはDPFの詰まりに対する「予防」策と言えます。
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D-2: 燃焼の「後」をキレイにし、溜まったススを「除去」

一方、今回メインでご紹介するディーゼル2 (D-2) は、DPF(排出ガス後処理装置)に直接作用する「特殊洗浄剤」(泡状洗浄剤)です。
エンジンで発生したススが溜まる場所、つまり「燃焼の後」であるDPFに、整備士が専用の機材を使って直接注入します。
その役割は、D-1のような「予防」ではなく、すでにDPF内部に堆積し、硬く固着してしまったススを化学的に「除去する」ことです。
こちらは「治療」や「クリーニング」に近い役割ですね。
【比較】ディーゼル1とディーゼル2の違い
| 項目 | ワコーズ ディーゼル1 (D-1) | ワコーズ ディーゼル2 (D-2) |
|---|---|---|
| 主目的 | エンジン内部(インジェクター等)の洗浄 | DPF(排出ガス後処理装置)の洗浄 |
| 対象箇所 | 燃焼の前(プレ・コンバスチョン) | 燃焼の後(ポスト・コンバスチョン) |
| 期待効果 | スス発生の抑制、燃焼改善 | 溜まったススの除去、DPF機能回復 |
| 施工方法 | DIY(燃料タンクに添加) | プロ施工推奨(DPFに直接注入) |
| 必要工具 | 不要 | 車両診断機(推奨)または手動再生機能 |
このように役割が全く違うため、整備工場によっては「D-1でエンジン内部をクリーンにし、ススの発生源を抑えつつ、D-2で今溜まっているDPFの汚れを一掃する」という同時施工を推奨するケースもあります。
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DIY施工は可能?潜むリスク

「施工方法」と聞くと、「自分でできるかも?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
実際、D-2はロングノズル付きで一般販売されており、DIYで施工しているユーザー事例も存在します。
しかし、結論から言えば、DIY施工は非常にリスクが高く、強く推奨されません。
その理由は、大きく2つあります。
- 最後の「再生」作業が必須(最重要)
- 物理的なアクセスの難しさと専門知識の欠如
リスク1: センサー類の物理的破損

D-2の製品手順では、DPFが十分に冷却された状態(目安50℃以下)で、「差圧パイプ」や「温度センサー」のポートから泡状の洗浄剤を注入します。
このポートは車種や年式によって位置が異なり、簡単にはアクセスできない場所にあることも多いです。
例えば、一部の報告では「ハイエースの7型からDPFセンサーの位置が変わり、施工に失敗した」といったケースもあるようです。
これは、正しい注入ポートを特定するために、車種・年式ごとの専門知識(整備書レベルの知識)が必要であることを示しています。
DIY失敗の典型例
万が一、誤った場所(例:関係ないセンサーの穴など)に洗浄剤を注入してしまうと、1個数万円もする高価なセンサー類(温度センサー、O2センサー等)を即座に破損させる可能性があります。
また、高温になる排気系部品の脱着作業には、適切な工具と知識がなければ、火傷や怪我のリスクが常につきまといます。
リスク2: 症状の悪化(詰まりの再固着)

そして、こちらがDIYが非常に危険な最大の理由ですが、D-2は「注入するだけ」では全く効果がないどころか、症状を悪化させる危険すらあります。
これについては、次の「診断機による強制再生」の項目で詳しく解説します。
リスク3: 安全・法令順守の観点

DIYでの施工は、安全面での配慮もすべて自己責任となります。
作業環境の注意点
- 火傷の危険: DPF周辺は高温です。製品手順通り、DPFが50℃以下に冷めるまで待つ必要があります。
- 換気と火気: 作業は必ず屋外の換気が良い場所で行い、周辺に可燃物がないか確認し、火気厳禁で実施する必要があります。
- 近隣への配慮: 後の「再生」プロセスで、白煙(水蒸気)や特有の匂いが出ることがあります。住宅密集地での作業は近隣トラブルの原因になりかねません。
これらのリスクを総合的に判断すると、D-2の施工は信頼できるプロの整備工場に依頼するのが最も確実かつ安全な選択と言えます。
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施工にかかる時間と作業の流れ

整備工場にD-2の施工を依頼した場合、一般的な作業時間の目安は「約1.5時間~3時間程度」と案内している店舗が多いようです。
ただし、これはあくまで標準的な作業時間です。
「注入して30分待つだけじゃないの?」と思うかもしれませんが、実際には以下のプロセスが必要であり、特に車両の冷却状況や工場の混雑具合によっては、半日~1日預かりとなるケースも十分に考えられます。
ステップ1: 安全確保のための冷却時間
これが作業時間を左右する大きな要因です。D-2の製品使用要領では「エンジンを停止し、DPFが50℃以下に下がっていることを確認」した上で注入するよう指示されています。
走行直後のDPFは数百℃に達しており、この温度まで下がるのを待つために、相応の時間(数時間)が必要になる場合があります。
ステップ2: 洗浄剤の注入と浸透(化学反応)
車両が十分に冷えたら、リフトアップしてDPFの所定のポート(差圧パイプまたは温度センサーポート)を取り外し、そこからD-2の全量(1本)をDPF内部に直接注入します。
注入後、取り外した部品を元通りに復元し、エンジンをかけずに約30分間放置します。
この「浸透時間」に、洗浄液がDPFのフィルター(担体)の奥深くまで染み込み、長年蓄積して硬くなったススに作用し、化学的に分解・軟化させます。
ステップ3: 強制再生に向けた暖気
約30分の浸透時間の後、エンジンを始動します。さらに約30分間、アイドリング状態で暖気運転を行います。
これは、冷えた状態のDPF本体と、内部に注入した洗浄液を、後続の「再生」プロセスに備えて適温(燃焼を開始しやすい温度)まで上昇させるための重要な準備段階です。
ステップ4: DPF再生(手動または強制)
そして、ここがD-2施工プロセスの核心である「DPF再生」です。
診断機(または手動)による再生が不可欠な理由

D-2の施工で、洗浄剤の注入以上に重要なのが、この最後の「再生」作業です。
この「再生」によって、軟化させたススを高温で燃焼・排出します。
製品の手順では、この「再生」の方法として、以下のいずれかを実行するよう指示されています。
- 手動再生(車両に手動再生スイッチが装備されている場合)
- 診断機(スキャンツール)による強制再生
手動再生スイッチがない車種や、後述する警告灯「点灯」状態で手動再生がロックされている場合は、必然的に整備工場の「診断機」による強制再生が必須となります。
診断機による強制再生とは、整備士が車両のコンピュータ(ECU)にコマンドを送り、強制的にDPFの温度を600℃以上の高温状態にして、ススを燃焼させる作業です。
もし「再生」作業をしなかったら?(DIYが危険な理由)
前述の通り、D-2はあくまでDPF内部に固着したススを「分解・軟化させる」ための洗浄剤です。
もしDIYで洗浄剤を注入する「だけ」で終わらせ、最後の「再生」作業(手動または診断機)を行わなかったらどうなるでしょうか?
軟化した汚れ(ヘドロ状になったスス)がDPF内部に残留したままになります。
その状態で走行を始めると、その軟化した汚れが排気圧でフィルターの出口側に押しやられ、そこで再び冷えて固まり、施工前よりもかえって酷い「フタ」をしてしまう可能性があります。
これは、DPFの完全閉塞を引き起こす最悪の事態です。
D-2によって軟化した汚れを、「再生」という高温処理で確実に燃焼・排出させる。
この2つがセットになって初めて、D-2の洗浄効果が発揮されるのです。
この「再生」作業を確実に行う知識や機材(診断機)、車両の機能(手動再生スイッチ)の有無を理解していないことが、個人でのDIYが推奨されない最大の理由です。
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施工中に大量の白煙が出る理由

D-2施工のクライマックスである「再生」作業中、マフラーからはモクモクと、白煙(水蒸気様の煙)が排出されることがあります。
初めて見ると「故障か!?」と驚くかもしれませんが、これはDPF内部の堆積物や洗浄剤が燃焼・気化している正常な反応の一部です。
白煙の正体は「汚れ」と「洗浄剤」
この白煙の正体は、主に以下のものが高温で気化・排出されているものです。
この白煙は、洗浄が行われている証拠の一つと言えます。ただし、製品説明によれば洗浄液を泡状にして最小限化することで、白煙(蒸気)の発生を抑えるよう配慮されている側面もあるようです。
「大量の白煙=大成功」と単純に言い切れるものではありませんが、煙が出ること自体は異常ではありません。
この白煙は、再生のプロセスが進み、DPF内部の汚れが燃え尽きるまで(通常は数十分程度)続きますが、徐々におさまっていきます。
整備工場ではもちろん、近隣住民への配慮や火災防止のため、安全に作業を行ってくれます。
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ワコーズのディーゼル2を施工方法と期待できる効果

D-2の施工が、専門的な知識と機材(または車両機能)を要する作業であることをご理解いただけたところで、次に気になる「費用」や「具体的な効果」について見ていきましょう。
D-2の施工は、高額なDPF交換を回避するための「予防メンテナンス」として、非常に価値のある選択肢かもしれません。
施工の費用相場と工賃の目安

ワコーズ ディーゼル2の施工費用は、整備工場や車両の状態(特にDPFの詰まり具合)、車種(作業の難易度)によって変動しますが、おおよその目安としては以下の通りです。
一部の店舗では、製品代+工賃で1万6千円~2万2千円程度の例もありましたが、もう少し幅広く見ておくのが良いでしょう。
ワコーズ D-2 施工費用の目安
| 項目 | 費用の目安(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| ワコーズ D-2 製品代 (1本) | 約9,500円 ~ 11,000円 | 製品本体の定価(変動あり) |
| 技術料(工賃) | 約7,000円 ~ 20,000円 | 診断機使用料、脱着作業、監視時間など |
| 費用総額(D-2 1本の場合) | 約17,000円 ~ 30,000円 | 市場相場 |
| (参考)D-2 2本使用の場合 | 約27,000円 ~ 40,000円 | 詰まりが酷い場合や大型車など |
工賃が変動する理由
工賃に幅があるのは、単なる作業時間だけではない、以下の変動要因が含まれているためです。
- 診断機の使用料: 診断機による強制再生が必要な場合、その機材使用料が加算されます。
- 車両のリフトアップ、センサー脱着作業: 車種によってDPFへのアクセス難易度が異なり、作業工数が変わります。
- 再生の実施・監視時間: DPFの詰まり具合が酷い車両ほど、再生にかかる時間(白煙がおさまるまでの時間)が長くなり、その間は整備士が車両を監視し続ける必要があります。
高額なDPF修理費用との比較
「2~3万円か…」と高く感じるかもしれませんが、これはDPFが「手遅れ」になった場合の修理費用と比較すると、非常に安価な「予防」コストです。
DPFが「手遅れ」になった場合の費用目安
- DPF脱着洗浄(分解洗浄): DPF本体を車両から取り外し、専門業者に送付して内部を丸ごと高圧洗浄や薬剤で洗浄するサービス。約100,000円~150,000円、作業期間も1週間程度かかるのが一般的です。
- DPF本体の新品交換: 脱着洗浄でも回復不可能な場合、DPF本体をアッセンブリで新品交換します。費用は車種によりますが、数十万円(30万円~50万円、あるいはそれ以上)に達することも珍しくありません。
D-2施工(約1.7~3万円)は、これらの10万円単位の高額出費を回避するための、極めて有効な「投資」と考えることができます。
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部品持ち込み施工は可能か?

インターネット通販などでD-2の製品本体を安く購入し、「作業工賃だけでお願いします」と整備工場に「持ち込み」で施工だけを依頼したい、と考える方もいるかもしれません。
これについては、整備工場の方針によります。私の知る限り、これは一般的な整備業界の慣行として、断られるか、工賃が通常よりも割高になる可能性が高いと考えられます。
整備工場が持ち込みを推奨しない理由
なぜなら、整備工場が提示する「工賃」や「技術料」には、単なる作業代だけでなく、以下のような要素も含まれているからです。
- 製品保証: 整備工場が正規ルートで仕入れた製品であれば、万が一製品に不備があった場合、メーカー(ワコーズ)や問屋を通じた保証が受けられます。しかし、持ち込み品ではその保証が効きません。
- 技術保証: D-2の施工は「診断機」という高価な機材と専門知識を要する「技術」の提供です。製品代と技術料はセットで考えられています。
- トラブル時の責任分解: もし持ち込み品で施工し、期待した効果が出なかったり、万が一トラブルが発生したりした場合、「持ち込んだ製品が悪かったのか」「整備工場の作業が悪かったのか」の切り分けが困難になります。
これらの理由から、多くの整備工場では、自社で仕入れた製品と技術をセットで提供することで、施工後の結果まで含めて「責任を持つ」というスタンスを取っています。
持ち込みを依頼する際は、これらの事情を理解した上で相談する必要があるでしょう。
施工で期待できる効果と燃費改善

D-2を正規の手順で施工し、DPFの詰まりが解消されると、ドライバーが体感できるレベルでの様々な改善効果が期待できます。
主な効果は以下の3つです。
- DPF自動再生の間隔が正常化(延長)する
- 燃費が改善する
- エンジンの出力低下が改善する(吹け上がりが良くなる)
これらはすべて「DPFの詰まり(排気抵抗)が解消された」ことによって連鎖的に発生する効果です。
ただし、改善の度合いは、施工前の車両の状態(どれだけ詰まっていたか)によって大きく異なるため、数値はあくまで一例として捉えてください。
効果1: DPF自動再生間隔の正常化

DPFが詰まってくると、ECU(コンピュータ)が「すぐ詰まる」と判断し、DPFの自動再生(走行中に行われるセルフクリーニング)の頻度を短くします。
例えば「以前は200km毎だったのが、最近は120km毎に再生が始まる」といった症状です。
D-2でDPF内部がクリーンになることで、排気圧力が正常値に戻り、ECUの判断も正常化。
DPF再生間隔が新車時の頃のように安定・延長することが期待できます。
効果2: 燃費の改善
燃費が改善する理由は、大きく分けて2つあります。
- 排気効率の向上: DPFの詰まりは、マフラーの出口を塞いでいるのと同じ状態です。これにより発生していた「排気抵抗(排圧)」がD-2施工で解消されるため、エンジンはスムーズに排気できるようになり、余計なエネルギーを使わなくて済みます。結果、燃費が改善する可能性があります。
- DPF自動再生の頻度減少: 前述の通り、DPFの自動再生中は、DPFの温度を上げるために「ポスト噴射」と呼ばれる余分な燃料を消費します。D-2施工によって再生間隔が長くなる(=再生の頻度が減る)ため、その分だけ無駄な燃料消費が抑えられ、結果としてトータルの燃費が改善することが期待されます。
実際の施工事例でも、トラック(ISUZU エルフ)で施工前に 6~7km/L だった燃費が、施工後に 8km/L 以上に向上したという報告もあるようです。
効果3: 出力低下の改善
これも「排気効率の向上」と連動しています。DPFの詰まりによる排気抵抗は、エンジンの「吹け上がり」を悪くし、パワーダウン感やアクセルの重ったるさとして体感されます。
D-2で詰まりが解消されることで、排気がスムーズになり、エンジン本来のパワーや軽快なレスポンスが戻ってくる効果が期待できます。
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DPF警告灯と最適な施工時期

D-2の施工を検討する上で、最も重要と言っても過言ではないのが「DPF警告灯」の状態です。
この警告灯の表示には「点滅」と「点灯(つきっぱなし)」があり、その意味は天と地ほども違います。
警告灯「点滅」:セルフクリーニングの促し
DPF警告灯が「点滅」している状態は、ECUからの「ススが規定量まで溜まってきました。このまま市街地走行などを続けると詰まってしまいます。
高速道路を一定速度で走るなどして、DPFの自動再生(セルフクリーニング)を行ってください」という“お知らせ”や“お願い”の段階です。
この段階であれば、まだドライバーの運転操作(高速走行)や、手動再生ボタン(装備車のみ)で回復が可能です。
そして、D-2による予防メンテナンスを施工するのにも最適なタイミングです。
警告灯「点灯」:整備工場への緊急入庫要求
警告灯が「点滅」を通り越し、「点灯(つきっぱなし)」になった状態は、もはや”お知らせ”ではありません。
これはECUからの「DPFの詰まりが限界に達しました。安全のためエンジン制御を介入させます。直ちに整備工場に入庫してください」という“警告”です。
この状態になると、ECUはエンジンやDPFを保護するために「フェイルセーフモード」に入り、ドライバーが手動再生ボタンを押しても、安全のために作動しなくなります。(出典:国土交通省「再生制御式DPFの取り扱いについて」)
【重要】警告灯が「点灯」したら?
警告灯が「点灯」状態になると、ECU(コンピュータ)の制御により、ドライバーによる手動再生がロックアウトされます。
これは同時に、整備工場の「診断機」による強制再生すら、ECUによって実行を拒否される可能性が高くなることを意味します。
ただし、「点灯=即、交換」というわけではありません。
車種や詰まりの状態、エラーコードの内容にもよりますが、整備工場でエラーコードの消去やDPFの初期化作業などを行うことで、診断機による強制再生が実行可能になるケースも実務上は存在します。
とはいえ、D-2のような非分解洗浄では回復できず、高額な「DPF脱着洗浄」や「DPF本体の交換」が必要になるリスクが非常に高まっている状態であることは間違いありません。
したがって、D-2の施工は、DPF警告灯が「点灯」する前、または「点滅」の段階で実施する予防メンテナンスとして最大の効果を発揮します。
「点灯」してからでは、回復のハードルが格段に上がる、ということを覚えておく必要があります。
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CX-5やハイエースの施工例

D-2は、DPFを搭載したクリーンディーゼル車全般に施工可能です。
特に国内で人気の高い車種、例えばマツダのSKYACTIV-Dを搭載したCX-5やアテンザ、あるいは商用・個人ユース問わず人気のハイエース、さらにはBMWやMINIといった欧州車まで、多くの施工実績が全国の整備工場から報告されています。
市街地走行(ちょい乗り)が多い車両に有効
これらの車種で、特に「市街地走行(ちょい乗り)がメイン」という使い方をしている場合、DPFの自動再生が完了する前にエンジンを停止する機会が多くなり、ススが溜まりやすい傾向にあります。
「最近、DPFの再生間隔が短くなった」「なんだかエンジンの吹けが悪い」と感じているオーナーさんには、D-2の施工が有効なメンテナンスとなる可能性が非常に高いです。
中古ディーゼル車購入時のリセットにも
また、これから中古でクリーンディーゼル車を購入する場合、前のオーナーがどのような運転をしていたかは分かりません。
DPFにどれだけススが蓄積しているかも未知数です。
そこで、「納車前整備」の一環として、購入した中古車にD-2を施工し、一度DPF内部をリセット(クリーニング)しておく、というのも非常に賢明な選択だと思います。
↓精密インジェクター内部の汚れを強力除去↓
↑燃焼効率を高めディーゼル本来の力を復活↑
総括:最適なワコーズ・ディーゼル2の施工方法
最後に、この記事のまとめとして、「ワコーズ ディーゼル2」の最適な施工方法について改めて確認します。
「ワコーズ・ディーゼル2の施工方法」とは…
専門の整備工場(または十分な知識と設備を持つDIYユーザー)が、DPFが50℃以下に冷えたことを確認し、差圧パイプや温度センサーポートから洗浄剤(D-2)を直接注入。
約30分の浸透、約30分の暖気の後、「手動再生スイッチ」または「スキャンツール(車両診断機)」を用いてDPF再生を確実に行う、一連の作業の総称です。
DIYは物理的には可能ですが、注入ポートの選定ミスによるセンサー破損、冷却不足による火傷、そして最後の「再生」作業の失敗による症状悪化など、非常に高いリスクを伴うため、強く推奨されません。
DPF警告灯が「点灯」する前の予防メンテナンスとして実施することで、DPF再生間隔の正常化や燃費改善という明確な効果が期待できます。
これは、将来的に発生し得る10万円単位の高額なDPF交換・修理費用を回避するための、極めて有効な「予防メンテナンス(投資)」であると言えるでしょう。
この記事の情報は、あくまで私が収集した情報に基づく一般的な目安です。
実際の施工費用や、あなたの愛車の状態にD-2が最適かどうかについては、技術と知識のある、お近くの信頼できる整備工場にぜひご相談ください。
最終的な判断は、専門家の診断のもとで行うことを強く推奨します。
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