GAMが自動車整備で使っている【シャンプーボトル×シリコンホース】で作れる超便利工具をご紹介します。
シャンプーを使った後のポンプボトルはどうしていますか?
詰め替えで再使用している方もおられますし、キレイに洗って違うものを入れていると思います。
違う種類のシャンプーを購入したら、古いポンプボトルを捨ててしまいますよね。
捨てるのをちょっと待って下さい…。
実はそのポンプボトルで、自動車整備に便利な工具が作れます。
とはいえ、整備工具ってすごく高いですよね。
専用工具を購入する場合は、それなりの金額かかります。
少しの工夫で便利な工具が作れるならうれしいですよね。
車屋さんにも参考にして頂けたら嬉しいです。
整備士歴27年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。
超便利工具とは?
まず、準備するものはシャンプーボトルです。
使用済みのシャンプーボトルをきれいに洗って、しっかり乾燥させたものを使用します。
100円ショップなどでも置いていますよね。
↓ポンプボトルがない場合はこちらにあります↓
↑新品のボトルを使うのもいいですね↑
もう1つの準備品は、シリコンチューブです。
この2つの物を合わせると、超便利工具に大変身します。
↓内径4mm×外径8mmがおすすめです↓
↑ブレーキのエア抜きチューブに最適なサイズですよ↑
これで、準備が整いましたので使い方をご紹介していきます。
クラッチブースターのエア抜き裏技
出張修理の時などには、すごく助かる方法です。
クラッチブースター交換後のエア抜きは経験したことがある方なら分かるのですが、通常ならタンクにブレーキオイルを入れて足踏みもしくは、ブースター側から負圧で抜くとか、あとはタンク側から加圧させるだと思います。
この方法だと、なかなかエアーが抜けないですよね。
実は、かんたんにクラッチブースターのエア抜き出来てしまいます。
それは、ブースター側からブレーキオイルを加圧してやると驚くほど早くエア抜きが出来ます。
それでは、この工具の使い方です。
ポンプの吐出口にこのように、シリコンホースをセットします。
あとは、シャンプーボトルにブレーキオイルを入れてセット完了です。
↓おすすめのブレーキオイル 1L缶↓
↑ちょっとした修理などには1L缶が便利ですね↑
ミッションの横に付いているこの部分です。
これがクラッチブースターになります。
よくオイル漏れなどで交換しますよね。
もちろんクラッチブースター交換後、車両に取り付けた状態からエア抜きをします。
エア抜きプラグをゆるめて、ホースをつなぎます。
ホース内にエアーがあるようなら先に数回ポンピングしておきます。
ポンプでゆっくり加圧していくとブレーキオイルが入っていきます。
はやくポンプを動かすと、ホースが抜けてしまいますのでゆっくりしてくださいね。
タンク内のブレーキオイルは、出来るだけ少ない方がいいです。
ブースター側から加圧していくと、ブレーキオイルの油面が上がってきますので溢れない様に気を付けて下さいね。
ブレーキオイル切れに注意して下さいね。
エア抜きプラグを締めて、踏み代の確認をして問題なければ油面の調整をして終了です。
状況に応じて、エア抜きが必要なら通常のエア抜きで対処して下さい。
ハイブリーダーがあれば、エア抜きプラグから圧送すれば同じ様に出来ますよ。
↓GAMの工場でも使用しています↓
↑高額な工具ですがあればすごく便利ですよ↑
バイクのブレーキエア抜き
ポンプの吸い口にホースを取り付けします。
これで、バイクのブレーキエア抜きの時などに使える工具に大変身。
エア抜きプラグをゆるめてホースをセットしてポンピングすると、ブレーキオイルを吸い出してくれますよ。
↓ホースの間に入れると逆流防止になりますね↓
↑ポンプから外して通常のエア抜きもできますよね↑
ガス欠時ディーゼル車燃料エア抜き補助工具
これも、現場出張でかなり助かったことがあります。
ディーゼル車は、ガス欠した時にはエア抜きが必要になります。
古い年式の車両では、よくプライミングポンプを何回動かしても燃料が来ない時があります。
プライミングポンプが不調で燃料を送ることが出来なくなるからです。
そんな時に、エア抜きプラグをゆるめてこの工具をつないでポンプをポンピングしながらプライミングポンプをポンピングすればエア抜き出来る確率は、かなり高くなります。
エアーが使える場所ならこの工具がすごく便利です。
GAMは、オイルタンクからの抜き取りから燃料のエア抜きまで幅広く使用しています。
↓エアホースを接続しレバーを握るだけで吸出し↓
↑ブレーキフルードの交換を、一人でも簡単にできます↑
この記事を参考に作業する上での注意点
この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。
今回紹介した工具・用品のまとめ
↓ポンプボトルがない場合はこちらにあります↓
↑新品のボトルを使うのもいいですね↑
↓内径4mm×外径8mmがおすすめです↓
↑ブレーキのエア抜きチューブに最適なサイズですよ↑
↓おすすめのブレーキオイル 1L缶↓
↑ちょっとした修理などには1L缶が便利ですね↑
↓GAMの工場でも使用しています↓
↑高額な工具ですがあればすごく便利ですよ↑
↓ホースの間に入れると逆流防止になりますね↓
↑ポンプから外して通常のエア抜きもできますよね↑
↓エアホースを接続しレバーを握るだけで吸出し↓
↑ブレーキフルードの交換を、一人でも簡単にできます↑
GAMの記事はいかがでしたか?
皆さんのお役に少しでもたてましたか??
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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