イスズ エルフで、車検時に良く見落とされるブレーキホースの亀裂を注意喚起も含めてご紹介いたします。
年間数台は必ずこのブレーキホースが破れて出動要請があります。
特に10万キロ走行車両は要注意です!(もっと少ない距離でなる事もあります)
ブレーキオイルがなくなると当然ブレーキが効かなくなります。幸いな事に事故になった事例はうちではほとんどないです。理由は、オイルが少なくなると警告灯の点灯とブレーキを踏んだ時の違和感で回避されています。
出来れば、事前に回避出来れば安心ですよね。
とはいえ、トラックの修理費用ってすごく高いですよね。
自分で修理が出来るなら部品代だけで済みますが、無理は禁物です。
自分で修理が出来ない場合は、車屋さんに依頼して下さいね。
車屋さんにも修理の参考にして頂けたら嬉しいです。
整備士歴26年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。
独立懸架とは
何故、見落とされるのかを順番に説明していきますね。
特にこの事例が多い車両は、イスズ エルフです。今回の画像と動画はすべてエルフになります。
まず最初に、独立懸架式とはどういうものなのかをご紹介します。
独立懸架(どくりつけんか)とは、自動車等のサスペンション形式のひとつである。インディペンデント・サスペンション (Independent Suspension) ともいう。
左右の車輪(車軸)を独立して上下させることができるのが特徴で、これにより路面の凹凸に対する追従性が向上する。特に後輪駆動車(FR/MR/RR)の場合は、左右の車輪の駆動力を効率よく路面に伝達することができ、効果的である。
独立懸架 – Wikipedia
他の修理屋さんで車検を受けているにも関わらず、なぜこのような事が起きるのでしょうか??
通常車検では、ブレーキホースの亀裂があればもちろん通る事はないです。
重要部品なので、必ず交換します。しかし、見つけなれなかったらスルーしてしまう事があります。
こちらが、問題のブレーキホースです。
見落とされる原因とは?
一番の原因は、表面からは亀裂があるのかを判別出来ないです。
この拡大している部分が一番負荷がかかる部分ですが、見た目はひび割れがありません。
しかし、裏側を見るとこの様に表面のゴムが裂けて中が少し見えます。
車両から外せば、この様に確認できますが付いている状態では見えませんね。
鏡でも使えば確認できると思いますが…。
ホースに負荷をかける意味で、バイス台に挟んでよく見えるようにしています。
こうなっていると、一年もしないうちにブレーキオイルが漏れてきます。
ですので、直ぐに判別出来るように効果的な点検方法を動画でご紹介いたします。
GAM流ブレーキホース亀裂点検方法
私が、車検時の受け入れ時に実践している方法を動画で紹介いたします。
この方法なら、ブレーキホースの亀裂も見逃しませんよ。
動画はいかがでしたか?
↓Twitterにも上げていますので見て下さいね↓
イスズ🚚エルフ🚛
— GAM🛠整備士×ブログ× YouTube (@gam_brain_com) August 16, 2022
ブレーキホースの亀裂を
点検時によく見落としされるので
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是非、参考にして下さいね。
この記事を参考に作業する上での注意点
この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。
ブレーキホース応急修理に便利な工具
通常でしたら、この手の修理はレッカーで搬入です。
私は車両の状況を見て、自走で持ち帰ることが多いですよ。
自走時にはブレーキが効かない部分があるという事を忘れない様に!!
その時に便利な工具をご紹介します。
まずは、漏れているブレーキオイルを止めるのに最適な工具です。
↓これをホースに挟んで使います↓
↑普段の整備にも大活躍です↑
↓こちらでも代用可能です↓
↑このサイズが使いやすいですよ↑
↓ブレーキフルード補給器のおすすめ↓
↑自動補給されて便利です↑
↓ブレーキオイルエア付きの決定版↓
↑一人でブレーキのエア抜きが出来る↑
↓プラグを緩めるのにおすすめ↓
↑この角度がベストポジション↑
GAMの記事はいかがでしたか?
皆さんのお役に少しでもたてましたか??
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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