【エルフ】HSA調整と初期設定方法!できない時の対処法【動画あり】4JZ1 4JJ1 イスズ 小型 整備事例 DIY

イスズ
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イスズ エルフの【HSA調整と初期設定方法】を動画と画像で詳しくご紹介いたします。

皆さんは、HSA(坂道発進補助装置)を使用していますか?

もちろん、GAMはエルフを運転する時には【HSA】を使用していますよ。

しかし適切に調整していなければブレーキを引きずったり、早く解除して坂道をすこし下ってしまいますね。

そんなときは【HSA OFFスイッチ】で解除しているのではないでしょうか?

とても優れた機能ですのでフル活用しましょう。

このHSA調整は、自分でも十分できるのでこれを機にマスターして下さいね。

HSA初期設定後に調整できない時の対処方法もありますので、ぜひ最後まで見てください。

とはいえ、トラックの修理費用ってすごく高いですよね。

自分で修理が出来るなら部品代だけで済みますが、無理は禁物です。

自分で修理が出来ない場合は、車屋さんに依頼して下さいね。

車屋さんにも修理の参考にして頂けたら嬉しいです。

GAM
GAM

整備士歴27年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。

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HSA(坂道発進補助装置)とは?

HSAとは、坂道発進補助装置になります。

通常フットブレーキは、ブレーキペダルを踏んでいるときだけブレーキ力を保持しますが、HSAが作動すると停車時に踏み込んだブレーキ力をブレーキペダルから足を離しても保持し、車を一時的に停止させます。

ブレーキペダルからアクセルペダルへの踏み替え操作や、パーキングブレーキ操作を軽減してくれます。

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HSA注意事項のまとめ

取扱説明書にも記載がありますが、HSAの注意点をかんたんにまとめました。

●HSAは一時的に停車するための装置で、パーキングブレーキの代わりにはなりません。車から離れるときには、必ずパーキングブレーキを効かせてください。

●急な坂道では、しっかりとブレーキペダルを踏み込んでHSAを作動させます。なぜならば最初にブレーキペダルを踏み込んだブレーキ力を保持するため、踏み込みが足りないと車が動きだすからです。

●HSAはブレーキペダルを踏んで約1秒後に作動します。

●HSA作動中にパーキングブレーキレバーを引くとHSAは解除されます。

●HSAが作動していてもブレーキペダルから足を離しているときはストップランプは点灯しません。

HSA装置に異常を感じたら【HSA OFFスイッチ】で解除してください。通常のブレーキの状態に戻ります。

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HSA OFFスイッチ

HSAを使用しないときにこのスイッチを押してください。スイッチを押すとHSAが解除されます。もう一度押すとHSAが作動可能状態になります。

雪路や凍結路のような滑りやすい路面ではHSAを解除してください。このような路面でHSAを作動するとタイヤがロックしたままになるおそれがあります。

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【動画】で見る【エルフ】HSA調整と初期設定方法

まずは、動画から見て頂くと理解しやすいかと思います。

↓YouTubeの動画はこちら↓

動画はいかがでしたか?

それでは、画像でご説明していきますね。

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HSAの調整方法

次のとき、HSAの微調整を行ってください。

発進時にブレーキの引きずり感があるとき。
坂道での発進時に車が下るとき。
ブレーキ解除のタイミングが自分の希望と合わないとき。

HSAの調整手順

①パーキングブレーキレバーを引きシフトレバーが【N】位置にあることを確認して、エンジンを始動します。HSA OFFスイッチが【OFF】でHSAが作動可能状態であることを確認してください。

②ブレーキペダルをしっかりと踏み込み、パーキングブレーキレバーを戻します。このとき、HSA表示灯【緑】が点灯することを確認し、クラッチペダルを踏み込みシフトレバーを【N】以外の位置に入れます。

③HSAアジャストスイッチを押して調整をします。発進時のブレーキ解除のタイミングが遅くブレーキに引きずり感があるときは【FAST】側を押します。また、ブレーキ解除のタイミングが早く坂道で車が下がるときは【SLOW】側を押します。スイッチを1回押すごとにブザーが鳴ります。

④クラッチペダルを踏み込みシフトレバーを【N】以外の位置にし、車を発進させ希望のタイミングに合うように手順③の操作を繰り返して調整をします。

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HSAの初期調整方法

次のとき、HSAの初期調整を行ってください。

クラッチ交換やクラッチペダルの遊び調整をしたとき。
発進時のブレーキ解除のタイミングが大きくずれているとき。
●HSAコントロールユニットを交換したとき。

↓エルフのクラッチ調整方法はこちら↓

↑一番かんたんに調整できる方法も紹介しています↑

HSAの初期調整手順

パーキングブレーキレバーを引き、シフトレバーが【N】位置にあることを確認をしてエンジンを始動します。

クラッチペダルを踏み込みシフトレバーを【2速】に入れ、透明の蓋をあけて【HSAリセットスイッチ】を押します。このとき、「ピピッ、ピピッ」というブザー音が鳴り、HSA警告灯【橙】が点灯します。

クラッチペダルを徐々に離し、エンジン回転数が少し(30~50r/min)下がったとき、隣の【HSAアジャストスイッチ】のFAST側もしくはSLOW側のどちらかを押します。このとき、ブザー音が鳴りやみます。※この位置が新しい基準点になります。

④クラッチペダルを踏み込みシフトレバーを【N】位置にして、クラッチペダルをゆっくりと離します。

⑤クラッチペダルを踏み込み、シフトレバーを【N】以外の位置にし、車を発進させ希望のタイミングに合うように【HSAアジャストスイッチ】で微調整をしてください。

※4JZ1エンジン搭載車両などで初期調整後の手順⑤の微調整が出来ないときがあります。この対処方法を次にお話しします。

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HSAの初期調整後に微調整できない時の対処方法

クラッチ調整後に【HSAの初期調整】をしてから直ぐに【HSAアジャストスイッチ】を押しても反応がない時はありませんでしたか?

いつもなら直ぐに調整出来るのに…?

理由が分からずいろいろ試しているうちに出来るようになったという経験などありませんか??

4JJ1エンジンではあまり見ないですが、初年度が 令和1年の車両ではなりました。特に、4JZ1エンジンになってから頻繁に見ますね。

GAMが調べた限りでは対処方法はどこにもありませんでした。

いろいろ試した結果、迅速に微調整できる方法を見つけたのでご紹介します。

対処方法手順

①パーキングブレーキを確実に効かせます。クラッチペダルを踏み込みシフトレバーを【N】位置にしてアクセルペダルから足を離してスタータースイッチを【LOCK】位置にします。

②あとは通常通りの【HSAの調整方法】で微調整をします。

ポイントは【エンジンを停止する】ですね。いろいろ試した中でこの方法が一番よかったです。

皆さん【HSAアジャストスイッチ】が反応しない時はお試しください。

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Twitterと【動画】で見る【エルフ】HSA調整と初期設定方法

最後におさらいとして、もう一度見て頂くとさらに理解出来ると思います。

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この記事を参考に作業する上での注意点

この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。

GAMの記事はいかがでしたか?

皆さんのお役に少しでもたてましたか??

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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