【三菱ふそう キャンター】アイドリング不調でエンジンチェックランプが点灯したのでスロットルボデーを交換した修理をご紹介します。
アイドリングが不安定になると、エンジンがいつ止まるのかと心配になりますよね。
これで、チェックランプが点いた時にはどうしたらいいのか困ってしまいます。
こうなる前に少しでも早く解決したいです。
とはいえ、トラックの修理費用ってすごく高いですよね。
自分で修理が出来るなら部品代だけで済みますが、無理は禁物です。
自分で修理が出来ない場合は、車屋さんに依頼して下さいね。
車屋さんにも修理の参考にして頂けたら嬉しいです。
整備士歴26年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。
修理対象車両情報・依頼内容・修理費用
修理対象車両情報:三菱ふそう キャンター PDG-FE73D 4M50 H21/03 195000km
依頼内容:アイドリング不調・エンジンチェックランプ点灯
修理費用:62820円+税
依頼内容の修理費用は高いですか?それとも安いですか?
なぜ、このような金額になるのかを作業内容や修理方法を交えて解説していきたいと思います。
車両故障診断・原因
アイドリング不調でエンジンの吹けが悪い状態です。
エンジンチェックランプ点灯したとの事ですが、入庫時にはチェックランプは消えています。
アイドリングは、時々エンジンが止まる寸前まで回転が落ちました。
診断機を使用して故障コードの確認をします。
GAMが使用しているのはG-SCN2ですが、三菱ふそうのファイターや新型車など不具合は若干ありますが現役で使用しております。次買い替えるなら、やはりバンザイの診断機ですね。
↓おすすめのコンピュター診断機↓
↑値段は高いですが自動車修理には必須品です↑
故障コード確認
P1121:吸気絞り制御 1が出ていますね。
吸気スロットルのモーター異常(モーター固着,回路断線またはショート)の状態。
もしくは、スロットル EDU の位置センサーの電圧異常または目標スロットル開度異常のいずれかの信号をスロットル EDU から2 秒間受信した場合に記録されます。
データ表示でエンジンの状態を確認します。
注目は左の上から7番目の【インテークスロットル開度】です。
エンジンアイドリング中ですが100%で固定されていますね。
参考値を見てみましょう。
故障発生時には100%になるようですね。
関連部品は、吸気スロットルです。
原因
スキャンツール(診断機)で見る限り、吸気スロットルが故障しているようです。
イスズ エルフでは、特に故障が多い部品です。キャンターではあまり見ないですね。
今回は、スロットルボデーASSYを交換します。
作業内容・修理方法
それでは、作業を進めていきます。
スロットルボデー取外し
スロットルボデーは赤丸のインテークマニホールドの入口にあります。
この部分です。
配線カプラーは、破損させない様に注意して取り外してくださいね。
インテークホースを取り外しますが、劣化やヒビなどの損傷があるならばセットで交換します。
今回は、ホースの弾力もあり損傷もないので再使用します。
ホースの向きを迷わない様にする為、外す前に赤丸付近に印をつけておくと作業がスムーズになりますよ。
↓GAMも使用しているペイントマーカー↓
↑中字がおすすめですね↑
ホースの取り外しは力技で外しました。
劣化などしていなければ問題なく外せます。
ホースを外せばスロットルボデーのボルトも簡単に外せます。
奥にブラケットがありますが、そのままにしておきます。
取り外した部品です。
バタフライにガッツリとカーボンがついています。
迷わず交換します。
こちらが新品のスロットルボデーです。
さすが新品、ピカピカですね。
取り外した部品ですが、赤丸の部分にブラケットが付くため2本だけボルトが長いので注意してください。
新品スロットルボデー取付
交換するスロットルボデー・ガスケット・ボルトです。
↓キャンター スロットルボデーASSYはこちら↓
↑社外品はないので純正一択です↑
ブラケットに注意してスロットルボデーを取付します。
ガスケットも付け忘れない様にしてくだい。
インテークホースを力技で取付します。
ホースに印をつけているので位置も元通りですね。
部品の取付作業完了です。
作業で使用した工具
今回、使用した工具をかんたんにご紹介します。
↓GAMが普段一番使うスイベルロングラチェット↓
↑9.5sqで私が大好きなアストロさんのおすすめ工具です↑
↓スイベル式のショートラチェットがおすすめ↓
↑9.5sqでいつものソケットが使えます↑
↓ホースバンド締付けに最適!おすすめです↓
↑ショートなのでコンパクトで使いやすい↑
↓固着したホース脱着の決定版↓
↑アストロプロダクツさんの工具激安です↑
スキャンツールで作動テスト
交換したスロットルボデーが正常に作動しているか確認します。
データ表示でエンジンの状態を確認します。
左側の上から7番目、インテークスロットル開度に注目です。
交換前は、100%で固定されていました。
アイドリングで28%で、回転数を上げるとインテークスロットル開度も数値が変わります。
次にアクティブテストでスロットルボデーを強制駆動します。
交換前はテストしてもエラーが出ていました。
吸気絞り1を70%指定でテストするとインテークスロットル開度も70%になりました。
最後に自己診断で故障コードが出ていないか確認します。
これですべての作業完了になります。お疲れさまでした。
この記事を参考に作業する上での注意点
この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。
参考修理費用・部品価格
部品価格:スロットルボデーASSY 37800円
ガスケット 820円
ボルト2本 560円
ボルト2本 640円
部品価格:合計 39820円
作業工賃:故障診断・診断機使用 8000円
交換作業一式 15000円
作業工賃:合計 23000円
参考価格:部品価格+作業工賃=合計 62820円+税です。
今回紹介した工具・用品のまとめ
↓おすすめのコンピュター診断機↓
↑値段は高いですが自動車修理には必須品です↑
↓GAMも使用しているペイントマーカー↓
↑中字がおすすめですね↑
キャンター スロットルボデーASSYはこちら↓
↑社外品はないので純正一択です↑
↓GAMが普段一番使うスイベルロングラチェット↓
↑9.5sqで私が大好きなアストロさんのおすすめ工具です↑
↓スイベル式のショートラチェットがおすすめ↓
↑9.5sqでいつものソケットが使えます↑
↓ホースバンド締付けに最適!おすすめです↓
↑ショートなのでコンパクトで使いやすい↑
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↑アストロプロダクツさんの工具激安です↑
GAMの記事はいかがでしたか?
皆さんのお役に少しでもたてましたか??
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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