【デュトロ】エアコンの風が出ないのでブロアーモーター交換した修理をご紹介します。
実は…車屋さんなら知っているかんたんにブロアーモーターを故障判定できる方法があります。それは後でお話ししますね。
エアコンの風が全然出ないのは大変な事です。
夏なら冷風、冬なら温風が出ないという事ですね。
暑くても、寒くてもどちらにしても風が出ないのは困るので1日でも早く修理したいです。
とはいえ、トラックの修理費用ってすごく高いですよね。
自分で修理が出来るなら部品代だけで済みますが、無理は禁物です。
自分で修理が出来ない場合は、車屋さんに依頼して下さいね。
車屋さんにも修理の参考にして頂けたら嬉しいです。
整備士歴26年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。
修理対象車両情報・依頼内容・修理費用
修理対象車両情報:日野 デュトロ TKG-XZU600E N04C H28/5 171000km
依頼内容:エアコン(ヒーター)風が出ない
修理費用:39490円+税
依頼内容の修理費用は高いですか?それとも安いですか?
なぜ、このような金額になるのかを作業内容や修理方法を交えて解説していきたいと思います。
車両故障診断・原因
現在、風量の切り替えをしても風が全く出ません。
よくある症状ではブロアーモーターが故障している事が多いです。
かんたんに故障判定する方法とは?
ブロワーモーターに衝撃を与えることです。軽くコンコンというイメージですね。
これで動くようなら、ブロワーモーターが故障で間違いありません。
ブロアーモーターの場所
1つ前の型は左側にありましたが、このデュトロは真ん中付近のヒューズボックス奥にあります。
隙間から覗いてもブロアーモーターを目視では確認できないと思います。
分解するのが一番いいのですが、そこまで到達するのにかなりカバーを外さなくてはいけません。
GAM流ブロアーモーター故障診断方法
ヒューズボックスの隙間から長めのドライバーを差し込めば、かろうじて衝撃を与える事ができます。
分解すると、この様になっているのでイメージしやすいと思います。
この方法で、ブロアーモーターが動き出せば原因は確定ですね。
原因
これで、ブロアーモーターが動きましたので、原因はブロアーモーター故障になります。
ブロアーモーターを交換する時にはブロアレジスタもセット交換をおすすめします。
ブロアレジスタが故障すると風量の制御が出来なくなります。
車両によっては二度手間になることがありますからね。
作業内容・修理方法
それでは、作業を進めていきます。
センターのカバーをいきなり分解できれば作業は早いのですが、順番に外さないと取れません。
参考ですが、左の下のカバーの中にエアコンフィルターが付いています。
この部分に、フィルターが付いています。
デュトロは網フィルターと高性能フィルターがあります。
↓デュトロ高性能エアコンフィルター↓
↑この車両にはこちらが装着されていました↑
高性能フィルター付きの車両は一年に一度交換をおすすめします。以前、フィルターの詰まり過ぎでで吸い込んだ車両がありました。
左側のカバーから順に取り外していきます。
センター上のカバーを取り外します。ピンで刺さっているだけですが、かなり固いです。
組付け時にはカプラーの差し間違いに注意して下さいね。
ハンドル左横の電格スイッチが付いているカバーも外します。
センター下カバーを取り外します。
グローボックスを取り外します。
ピンで刺さっているだけですので手前に引くと外れます。けっこう固いです。
下のカバーも取り外します。
シガーソケットが付いているカバーを取り外します。
これで、ブロアーモーターが目視できるようになりました。
ヒューズボックスのネジを外して本体を逃がします。
赤丸のブラケットも外しておきます。
これでブロアーモーターの取付ネジを外します。
トルクスドライバーもしくは8ミリソケットで外します。
奥の2本のネジはオフセットエクステンションバーと8ミリソケットの組み合わせがベストです。
取り外したカバーです。
ブロアーモーターは、かんたんに外れません。知恵の輪みたいな感じで外れます。
ブロワレジスタは赤丸の所に付いています。
少し見にくい場所にありますね。
ネジ2本で外れます。
故障原因部品
取り外した部品になります。
新品部品
こちらが新品のブロワーモーターとブロワレジスタです。
↓デュトロ【ブロアーモータASSY】社外品設定ないようです↓
↑トヨタ ダイナと日野 デュトロは共通部品を使用↑
↓デュトロ【ブロワレジスタ】出来ればセット交換で↓
↑トヨタ ダイナと日野 デュトロは共通部品を使用↑
ブロワーモーターは無理やり取り付けしない様にしてくださいね。
あとは、元通りに復元すれば取り付け完了です。
これですべての作業完了になります。お疲れさまでした。
この記事を参考に作業する上での注意点
この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。
作業で使用した工具
今回、使用した工具をかんたんにご紹介します。
↓この首振りが絶妙なオフセットエクステンションバー↓
↑150mm使用しました。セット購入がめっちゃお得です↑
↓エルフの内張に多く使用されているトルクスネジを外す工具↓
↑トルクスドライバーは必須工具なので是非購入を!↑
↓GAMは常に2本持っています↓
↑万能タイプの2.5×100が一番使いやすいですね↑
↓マグネットトレーならネジの紛失防止に役立つ↓
↑価格が安いのでまとめて買うのもアリですね↑
↓スイベル式のショートラチェットがおすすめ↓
↑9.5sqでいつものソケットが使えます↑
↓GAMが普段一番使うスイベルロングラチェット↓
↑9.5sqで私が大好きなアストロさんのおすすめ工具です↑
参考修理費用・部品価格
部品価格:ブロワーモーターASSY 14500円
ブロワレジスタ 990円
部品価格:合計 15490円
作業工賃:故障診断・交換作業一式 24000円
作業工賃:合計 24000円
参考価格:部品価格+作業工賃=合計 39490円+税です。
今回紹介した工具・用品のまとめ
↓デュトロ高性能エアコンフィルター↓
↑この車両にはこちらが装着されていました↑
↓デュトロ【ブロアーモータASSY】社外品設定ないようです↓
↑トヨタ ダイナと日野 デュトロは共通部品を使用↑
↓デュトロ【ブロワレジスタ】出来ればセット交換で↓
↑トヨタ ダイナと日野 デュトロは共通部品を使用↑
↓この首振りが絶妙なオフセットエクステンションバー↓
↑150mm使用しました。セット購入がめっちゃお得です↑
↓エルフの内張に多く使用されているトルクスネジを外す工具↓
↑トルクスドライバーは必須工具なので是非購入を!↑
↓GAMは常に2本持っています↓
↑万能タイプの2.5×100が一番使いやすいですね↑
↓マグネットトレーならネジの紛失防止に役立つ↓
↑価格が安いのでまとめて買うのもアリですね↑
↓スイベル式のショートラチェットがおすすめ↓
↑9.5sqでいつものソケットが使えます↑
↓GAMが普段一番使うスイベルロングラチェット↓
↑9.5sqで私が大好きなアストロさんのおすすめ工具です↑
GAMの記事はいかがでしたか?
皆さんのお役に少しでもたてましたか??
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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