日野 デュトロが時々エンジンチェックランプが点灯するという事で、NOxセンサーを交換した修理をご紹介します。
メーターにチェックランプが点灯すると、どうしたらいいのか心配になりますよね。
今回原因の日野系NOxセンサーはトラブルがすごく多いですよ。
とはいえ、トラックの修理費用ってすごく高いですよね。
自分で修理が出来るなら部品代だけで済みますが、無理は禁物です。
自分で修理が出来ない場合は、車屋さんに依頼して下さいね。
車屋さんにも修理の参考にして頂けたら嬉しいです。
整備士歴26年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。
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修理対象車両情報・依頼内容・修理費用
修理対象車両情報:日野 デュトロ TKG-XZU600X N04C H30/06 150000km
依頼内容:エンジンチェックランプが点灯する。
修理費用:76500円+税
依頼内容の修理費用は高いですか?それとも安いですか?
なぜ、このような金額になるのかを作業内容や修理方法を交えて解説していきたいと思います。
車両故障診断・原因
それでは、診断をしていきます。
チェックランプは時々点灯して、キーをOFFにすると消えるそうです。
引取時にはチェックランプ点灯していませんでした。
一度、点灯するとデータが残っているので診断機で故障コードを見ます。
P0130 O2(A/F)センサー系統B1S1
P2200 NOxセンサー異常
の故障コードが出ていますね。
原因
故障コードから見て、NOxセンサーの故障で間違いなさそうですね。
NOxセンサーとは、近年の厳しいNOx規制値に対応するため、規制物質であるNOxガス濃度を高精度に測定する事が出来るセンサです。また、酸素濃度も同時に測定する事が可能です。
NOxセンサ – 日本特殊陶業
NOxセンサーは故障が多い部品ですよ。
作業内容・修理方法
早速、NOxセンサーを交換しますね。
場所は、マフラーの後ろにセンサーが付いています。
本体基盤はフレームにM6ナット2か所で固定されていますよ。
マフラー後ろのセンサーを22mmのスパナなどで外します。
↓これがあればセンサー外しもラクラクです↓
↑3点セットでどんな所でも対応可能です↑
カプラーを外して、配線のクランプを外します。
クランプは再使用するので破損させない様に外してくださいね。
故障原因のNOxセンサーが外れました。
NOxセンサー新品
これが、かなり高額の部品になります。
部品屋さんで調べてもらったのですが、この品番の部品は社外品など出ていないそうです。
他のNOxセンサーは、結構社外品が販売されているみたいですね。
↓高級NOxセンサー⁉純正がおすすめです↓
↑純正品番89463-37022↑
今回は、クランプを再使用しますが部品の設定もありますよ。
結束バンドと同じ作りなので爪を起こして破損させない様に取り外します。
ペイントマーカーなどで元の位置をマーキングして取り付けします。
↓1本あれば安心ですね↓
↑中字の白色が使いやすいですよ↑
無事にクランプの付け替え完了しました。
あとは、元通りに復元したら取り付け作業は完了です。
NOxセンサー診断機で見るデータ表示
NOxセンサー交換前と交換後の数値を診断機で確認します。
交換前動画の内容…右上2番目のNOx密度B1S1に注目して下さい。アクセルを吹かすと数値が安定せずパラパラと動いています。
交換後動画の内容…右上2番目のNOx密度B1S1に注目して下さい。アクセルを吹かしても数値が安定して0⁉のまま変化がありません。クリーンな排気ガスみたいですね。
これですべての作業完了になります。お疲れさまでした。
この記事を参考に作業する上での注意点
この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。
参考修理費用・部品価格
部品価格:NOxセンサー 48500円
部品価格:合計 48500円
作業工賃:故障診断・診断機使用 8000円
NOxセンサー交換 20000円
作業工賃:合計 28000円
参考価格:部品価格+作業工賃=合計 76500円+税です。
今回紹介した工具・用品のまとめ
↓これがあればセンサー外しもラクラクです↓
↑3点セットでどんな所でも対応可能です↑
↓高級NOxセンサー⁉純正がおすすめです↓
↑純正品番89463-37022↑
↓1本あれば安心ですね↓
↑中字の白色が使いやすいですよ↑
GAMの記事はいかがでしたか?
皆さんのお役に少しでもたてましたか??
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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