イスズ フォワードがチェックランプ点灯で配線修理をした内容をご紹介します。
エンジンチェックランプが点灯すると不安になってしまいますね。
今回の原因は普通の断線ではなく、目視では判別できないステルス断線(かってに命名)でした。
電気関係トラブルの難点は、テスターなどで見ないと分からないところですね。
配線の断線や腐食など、目視で確認できれば修理しやすいです。
とはいえ、トラックの修理費用ってすごく高いですよね。
自分で修理が出来るなら部品代だけで済みますが、無理は禁物です。
自分で修理が出来ない場合は、車屋さんに依頼して下さいね。
車屋さんにも修理の参考にして頂けたら嬉しいです。
整備士歴26年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。
修理対象車両情報・依頼内容・修理費用
修理対象車両情報:イスズ フォワード PKG-FRR90S1 4HK1 H20/12 193000km
依頼内容:エンジンチェックランプ点灯
故障コード:P0107 マニホールド絶対圧(MAP)センサー回路低入力
修理費用:15000円+税
依頼内容の修理費用は高いですか?それとも安いですか?
なぜ、このような金額になるのかを作業内容や修理方法を交えて解説していきたいと思います。
【動画】で見る【フォワード】チェックランプ点灯で配線修理
まずは、動画から見て頂くと理解しやすいかと思います。
動画はいかがでしたか?
それでは、画像でご説明していきますね。
車両故障診断・原因
それでは、診断していきます。
症状が固定されているなら、スキャンツール(診断機)で原因が特定できますね。
エンジンチェックランプが点灯したままなので故障コードを確認します。
GAMが使用しているのはG-SCAN2ですが、三菱ふそうのファイターや新型車など不具合は若干ありますが現役で使用しております。次に買い替えるなら、やはりバンザイの診断機ですね。
↓おすすめのスキャンツール(診断機)↓
↑値段は高いですが自動車修理には必須品です↑
自己診断で、故障コードが確認できました。
P0107 マニホールド絶対圧(MAP)センサー回路低入力
インテークマニホールド圧力を電気的に検知しているセンサーが【ブーストセンサー】です。
ブーストセンサーは吸気配管のダクトに取り付いて、吸気配管内の空気圧の変化に応じて信号電圧を変えます。
ちなみに、消去しても消えませんでした。
データ表示でエンジンの状態を確認します。
ブースト圧の参考値ですが、アイドリング時で101kpaで1700RPM時で106kpaですね。
エンジンの回転数によって変化があるようです。
では、実際の数値を見ていきます。
エンジン始動後、アクセルペダルをオン・オフしてもブースト圧は100kpa固定で変化がありません。
ブースト圧センサー電圧も0.0V固定で通電してないようですね。
この時点で、ブーストセンサー不良もしくは断線の疑いがあります。
ブーストセンサーを確認します。
場所は、赤丸の部分についています。
センサーを外して目視で確認する限りでは問題なさそうですね。
このブーストセンサーは高額部品ですので取扱いには注意してください。
各配線を点検していきます。
原因
赤い線を引っ張ると少し違和感がありました。
さらに引っ張ると…。被覆が伸びてしまいました。
内部で断線していたようですね。これが原因で間違いないです。
配線の腐食や断線などは、少し引っ張ると見つかる事が多いですね。
作業内容・修理方法
早速、配線修理をしますね。
ターミナルをカプラーから取り外します。
ロックプレートを取り外してから専用道具で爪を解除しないと外れません。
GAMは、ワイパーの部品を加工して作った自作工具を使う事が多いです。
↓折れない!曲がらない!安心の専用ツールあります↓
↑配線のカプラーからターミナル(端子)を引き抜く際に使用します↑
端子は外れましたが、繋ぐには配線が短すぎますね。
メーカーからカプラーキットの部品があれば修理が簡単です。場所によっては、部品設定がない場合もあります。
幸い同じ端子がありましたので新しく作りなおします。
↓修理で使用した端子は070型端子FRA-104Nです↓
↑後で紹介の【防水ターミナルキット FRKIT】に入っています↑
↓よく使う防水ターミナルはこれですね↓
↑住友電装090型TS防水シリーズFタ ーミナル↑
配線修理
今回使用した工具の紹介も合わせて作業していきます。
配線の皮むきに使用した工具です。
ギボシ端子の丸形をかしめる時にも重宝します。
↓かゆい所に手が届くような工具ですよ!GAMイチオシ↓
↑かしめ精度・ストリッパー・切れ味も文句なしです↑
防水カプラー端子は専用の電工ペンチが必要です。
↓GAMが探し求めていた防水端子専用電工ペンチです↓
↑初回使用時は使いにくいかもですが、なれれば使い心地最高です↑
会社の工具で購入した【FRCターミナル・キット】です。
現在は廃盤で新しいのが【防水ターミナルキット FRKIT】になります。
↓圧着工具・引抜き工具・防水ターミナルのセット商品です↓
↑基本セットで購入して追加で端子を購入もありですね↑
配線に端子の取り付け完了したので車両ハーネスにつなぎます。
仕上がりをキレイにするためスリーブを使用しています。
↓スリーブの肉厚が薄いため接続部をスリムに配線を作成できます↓
↑防水収縮チューブと合わせて使いキレイな配線仕上がり↑
スリーブをカシメる時に使った工具です。
↓コンパクト!安心の圧力規制装置付きで圧着不足が防止↓
↑裸圧着端子0.3/0.5〜2sqの圧着と幅広く対応しています↑
仕上げの防水収縮チューブの登場です。ライターなどで温めてチューブを縮めます。
配線トラブルを防止の為、防水タイプをおすすめします。
↓チューブの内面にシール剤付きで防水効果抜群↓
↑各サイズ入っているのでバラ買いよりお得ですね↑
どうですか?仕上がりはスリムで綺麗ですよね。
コルゲートチューブをかぶしてハーネステープで仕上げます。
↓高粘着・耐水性・耐薬品性の3拍子揃った配線用テープ↓
↑ビニールテープの様にベタベタせず、手切れ性もグッド↑
ダクトに取り付けをしてインシュロックで固定します。
↓屋内外の紫外線が当たる場所でも安心して使えます↓
↑GAMが使っているインシュロック【別名】タイラップです↑
配線修理後のエンジンの状態
スキャンツールでデータ表示でエンジンの状態を確認します。
ブースト圧センサーにも電圧が入っていますね。
エンジン始動後、アクセルペダルオン・オフで数値の変化も確認できました。
最後に自己診断で故障コードの確認です。
これですべての作業完了になります。お疲れさまでした。
この記事を参考に作業する上での注意点
この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。
Twitter【動画】で見る【フォワード】チェックランプ点灯で配線修理
最後におさらいとして、動画を見て頂くとさらに理解出来ると思います。
↓Twitterにも上げていますので見て下さいね↓
イスズ🚚フォワード🚚4HK1
— GAM🛠整備士×ブログ× YouTube (@gam_brain_com) November 24, 2022
🚛エンジンチェックランプ点灯🚛
👀原因はステルス断線⁉️👀
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参考修理費用・部品価格
部品価格:0円
部品価格:合計 0円
作業工賃:故障診断・配線修理 15000円
作業工賃:合計 15000円
参考価格:部品価格+作業工賃=合計 15000円+税です。
今回紹介した工具・用品のまとめ
↓おすすめのスキャンツール(診断機)↓
↑値段は高いですが自動車修理には必須品です↑
↓折れない!曲がらない!安心の専用ツールあります↓
↑配線のカプラーからターミナル(端子)を引き抜く際に使用します↑
↓修理で使用した端子は070型端子FRA-104Nです↓
↑後で紹介の【防水ターミナルキット FRKIT】に入っています↑
↓よく使う防水ターミナルはこれですね↓
↑住友電装090型TS防水シリーズFタ ーミナル↑
↓かゆい所に手が届くような工具ですよ!GAMイチオシ↓
↑かしめ精度・ストリッパー・切れ味も文句なしです↑
↓GAMが探し求めていた防水端子専用電工ペンチです↓
↑初回使用時は使いにくいかもですが、なれれば使い心地最高です↑
↓圧着工具・引抜き工具・防水ターミナルのセット商品です↓
↑基本セットで購入して追加で端子を購入もありですね↑
↓スリーブの肉厚が薄いため接続部をスリムに配線を作成できます↓
↑防水収縮チューブと合わせて使いキレイな配線仕上がり↑
↓コンパクト!安心の圧力規制装置付きで圧着不足が防止↓
↑裸圧着端子0.3/0.5〜2sqの圧着と幅広く対応しています↑
↓チューブの内面にシール剤付きで防水効果抜群↓
↑各サイズ入っているのでバラ買いよりお得ですね↑
↓高粘着・耐水性・耐薬品性の3拍子揃った配線用テープ↓
↑ビニールテープの様にベタベタせず、手切れ性もグッド↑
↓屋内外の紫外線が当たる場所でも安心して使えます↓
↑GAMが使っているインシュロック【別名】タイラップです↑
GAMの記事はいかがでしたか?
皆さんのお役に少しでもたてましたか??
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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