【エルフ】DPDチェックランプ点灯原因修理費用方法イスズNKR85AN 4JJ1 P2458 小型 整備事例

イスズ
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故障コード【P2458】の対処方法は?

エルフのエンジンチェックランプ点灯した原因は?

どうやって修理をするの?

この修理費用ってどれくらいかかるの?

このような疑問にお答えしたいと思います。

今回の故障原因はズバリお答えします【排気シャッター】です。

トラックの修理費用ってすごく高いですよね。

自分で修理したら部品代だけで修理できますからね。

車屋さんにも整備の参考にして頂けたら嬉しいです。

GAM
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整備士歴26年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。

修理対象車両情報・依頼内容・修理費用

それでは、最初に皆さんが一番知りたい修理費用から説明します。

修理対象車両情報:イスズ エルフ BKG-NKR85AN 4JJ1

依頼内容:DPD再生できない・エンジンチェックランプ点灯・DPDランプ高速点滅

修理費用:78240円+税

GAM
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依頼内容の修理費用は高いですか?それとも安いですか?

なぜ、このような金額になるのかを作業内容や修理方法を交えて解説していきたいと思います。

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修理依頼内容

それでは、車両の状況をお客様から聞き取りをしていきます。

お客様
お客様

DPDのランプが点いたから、スイッチ押して再生しました。

再生が終わったから走行しようと思っていたら、エンジンのチェックランプ点灯した。

DPDのランプも高速点滅しているんで見て下さい。

以上がお客様からの聞き取り状況になります。

GAM
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それでは、点検させて頂きます。

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車両故障診断・原因

それでは、故障診断してきます。

チェックランプが点灯していますので診断機をつないで故障コードの確認しますね。

P2458 DPD再生時間異常

DPDの再生に時間がかかりすぎの時に入る故障コードです。

では、どれくらい時間がかかるのか故障コードを消してDPDの強制再生をしてみますね。

DPD再生状態の流れ

DPDの再生状態は、暖気中→予備昇温中→再生1→再生2→終了の流れで所要時間は15分から25分位になります。

【再生1】に入る時の温度は、排気温度1(フィルタ前)255℃位・排気温度2(酸化触媒前)255℃位で両方温度を越えないといけません

正常な状態ならば、予備昇温中→再生1には通常5分位ではいります。

この車両は予備昇温中の時間が5分以上かかっています。この時点で大体の原因予測がつきます。

事前にお客様に排気ブレーキは効きますか?と確認しますと「効いているよ。」と回答頂いています。

DPD再生中シャッターの動き

先程お話ししたDPD再生状態中のシャッターは、暖気中→予備昇温中には前の排気シャッター(排気ブレーキで作動)が閉まります。再生1→再生2にはマフラー後ろのDPDシャッターが閉まります。

この写真はマフラー前の排気ブレーキの写真です。

排気シャッターが半分しか閉まっていません。

排気シャッターのカバーにもカーボンがびっしりです。

少しドライバーや工具などで補助してあげると、しっかり上まで上がりました。

応急修理するならこの方法で対応できます。

前の排気シャッターがしっかり閉まったおかげで、無事【再生1】にはいりました。

順調よくDPD再生が進んでいきます。

排気温度1(フィルタ前)の温度もしっかり上がっています。

無事にDPDの再生が終わりました。

原因

排気シャッターが半分しか閉まらなかった為、予備昇温中に時間がかかりすぎて【再生1】に入らなかった事が原因です。交換部品は排気シャッターASSYになります。

エルフではすごく多い原因です。

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作業内容・修理方法

GAM
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部品注文とお客様の時間都合で1週間経ちました。

それでは、排気シャッターを交換していきますね。

交換対象の部品はこちらについています。

それでは、本日の主役の排気シャッターASSYになります。

排気シャッター後ろ部分、金網メッシュのパイプをセットで取り外します。

排気シャッター取り付けボルトが腐食して細くなっています。

このままでは、腐食してボルトが折れ排気漏れの原因になりますので交換です。

これが、簡単にはいきません。

フランジに溶接してあるのでこれを外していきます。

パイプを傷つけない様にボルトの頭をグラインダーで削っていきます。

削り終わったらボルトが入りやすい様に、棒ヤスリで穴を整えていきます。

あとは、さび止めスプレーなどを吹き付ければ準備完了です。

あとは排気シャッターを組み付けたら作業完了です。

次に正常に再生できるか確認していきます。

今回は、診断機を使わず再生していきます。

任意再生

一定量のススがたまっていれば手動ランプが点滅してなくても、強制的に手動再生に切り替える事が出来ます。

DPDの再生スイッチを長押します。

するとメーターに手動ランプ点灯後、点滅を始めますので直ぐに再度スイッチを押します。

これで手動再生ができます。

無事にDPDの再生が完了しました。

これですべての作業完了になります。お疲れさまでした。

この記事を参考に作業する上での注意点

この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。

次に、今回の参考修理費用と部品金額になります。

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参考修理費用・部品価格

部品価格:排気シャッターASSY 40000円

     ボルト 340円×4本

     ナット 220円×4個

作業工賃:診断機使用料 8000円

     DPD強制再生 8000円

     排気シャッター交換 20000円

参考修理費用:合計 78240円+税

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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