【キャンター】アドブルーチェックランプ点灯原因修理費用方法三菱ふそうFBA60 4P10 52F1E0 小型 整備事例

自動車整備・修理
スポンサーリンク

キャンターのアドブルーチェックランプ点灯はどれくらい修理費用かかるの?

故障コード【52F1E0】520530-0の対処方法は?

どうやって修理したの?

どういう原因で故障したの?

このような疑問にお答えしたいと思います。

トラックの修理費用ってすごく高いですよね。

自分で修理したら部品代だけで修理できますからね。

車屋さんにも整備の参考にして頂けたら嬉しいです。

GAM
GAM

整備士歴26年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。

修理対象車両情報・依頼内容・修理費用

それでは、最初に皆さんが一番知りたい修理費用から説明します。

修理対象車両情報:三菱ふそう キャンター TPG-FBA60 4P10

依頼内容:メーターにチェックランプ点灯

修理費用:26000円+税

GAM
GAM

依頼内容の修理費用は高いですか?それとも安いですか?

なぜ、このような金額になるのかを作業内容や修理方法を交えて解説していきたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

修理依頼内容

それでは、車両の状況をお客様から聞き取りをしていきます。

お客様
お客様

エンジンのランプが点灯するんやけど見てくれるか?

特にエンジンかけてすぐが多いかな。

点灯したり、消えたりするな。

GAM
GAM

わかりました。まず、診断してみます。

スポンサーリンク

車両故障診断・原因

最初はエンジンをかけてもチェックランプの点灯しなかったのですが、何度か繰り返すと点灯しました。

診断機で確認します。

出てますね・・・。【70F1FF】520560-31のシステム情報8です。

↓キャンター4P10エンジンダイアグノーシス(故障コード・DTC)一覧【まとめ】↓

52F1E0 温度センサーSCR触媒1信号電圧高すぎる

キャンターでよく出る故障コードです。

特にダンプが多いですね。うちでは3例目になります。

データ表示で状態の確認しますね。

構成部品SCR触媒(前方)の温度を確認して下さい。

エンジンかけてすぐなのに74℃もありますね・・・。

これが、SCR触媒前方の温度センサーです。

ここが、車両ハーネスとつないでいるカプラーになります。

ここまでは、目視では問題はなさそうなんですが・・・。

よく見ると車両ハーネス側で断線しています。

ここの断線をよく見落とすんですよ

なぜか、過去の3例も同じ個所で断線していました。

エンジンかけて断線箇所のハーネスを見ていると結構振れていますね。

原因

SCR触媒前方の温度センサーカプラーの配線断線によるものです。

スポンサーリンク

作業内容・修理方法

GAM
GAM

それでは、修理を進めていきますね。

配線の修理をするのですが、カプラーの根元なので端子を交換して新しい配線を付けたいのですね。

以前に、交換しようと同じ端子を探してみました。

グーグル先生にも聞いてみましたが、この端子だけ見つからなかったです。

結果は・・・最終に三菱ふそうに問い合わせして調べてもらったのですが、この部分のカプラーキットはありませんでした。(カプラーキットですが、配線に端子が付いてカプラーもセットになっているものが純正部品で販売されています。)

部品が手に入らないので修理するしか方法はありませんので、とりあえずカプラーを分解していきます。

↓折れない!曲がらない!安心の専用ツールあります↓

↑配線のカプラーからターミナル(端子)を引き抜く際に使用します↑

端子の根元近くで断線している為、新しい配線をつないで補修します。

スリーブなどでつなぐと切れやすいので半田でつなぎます。

半田でつないだところに水分が侵入しない様に、防水の収縮チューブで保護します。

↓チューブの内面にシール剤付きで防水効果抜群↓

↑各サイズ入っているのでバラ買いよりお得ですね↑

車両ハーネスの所はスリーブでつないで防水収縮チューブで仕上げます。

↓スリーブの肉厚が薄いため接続部をスリムに配線を作成できます↓

↑防水収縮チューブと合わせて使いキレイな配線仕上がり↑

スリーブをカシメる時に使った工具です。

↓コンパクト!安心の圧力規制装置付きで圧着不足が防止↓

↑裸圧着端子0.3/0.5〜2sqの圧着と幅広く対応しています↑

↓チューブの内面にシール剤付きで防水効果抜群↓

↑各サイズ入っているのでバラ買いよりお得ですね↑

あとは、元通りにコルゲートチューブを付けて完成です。

もう一度、診断機をつなぎデータ表示で状態の確認していきます。

構成部品SCR触媒(前方)の温度を確認して下さい。

先程は74℃あったのが36℃に下がりました。これで正常値ですね。

正常にDPFが再生できるか確認していきます。

キャンターは水温が低いと、メーターにDPFランプが点滅していてもスイッチを押しても反応しません。

DPFを再生するときは、水温が約60℃以上になっているのを確認してからスイッチを押して下さい。

メーターの表示で確認するならば真ん中ぐらいが目安です。

では、スイッチを押してDPF再生していきます。

しっかり温度も上がって無事にDPF再生終わりました。

再生完了後、データ表示で再確認します。

構成部品SCR触媒(前方)の温度も496℃まで上がりましたね。

最後に、自己診断で故障コード出ていないかを確認します。

特に故障コードも出ていないのでこれで終了です。

これですべての作業完了になります。お疲れさまでした。

この記事を参考に作業する上での注意点

この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。

次に、今回の参考修理費用と部品金額になります。

スポンサーリンク

参考修理費用・部品価格

部品価格:使用部品なし

作業工賃:診断機使用料 8000円

     DPF強制再生 8000円

     配線修理 10000円

参考修理費用:合計 26000円+税

最後まで読んで頂きありがとうございます。

↓キャンター4P10エンジンダイアグノーシス(故障コード・DTC)一覧【まとめ】↓

【実話】私の自家用車タントがディーラーで下取り1000円⁉の査定がなんとガリバーさんなら10万円の高額査定!!35秒の無料ネット査定!これは試してみるべきですね。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
自動車整備・修理三菱ふそう
スポンサーリンク
GAMをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました