イスズ【4JZ1】エルフのエンジンオイルとフィルターを交換した整備をご紹介します。
エルフのエンジンが4JJ1から4JZ1になりオイル交換がやり易くなりました。
ただ、注意しないといけないのがフィルター交換時です。
トルクレンチを使用しないで交換を続けると大変な事になりますよ。
GAMが、最近身を持って経験しましたので・・・。
とはいえ、トラックの修理費用ってすごく高いですよね。
自分で修理が出来るなら部品代だけで済みますが、無理は禁物です。
自分で修理が出来ない場合は、車屋さんに依頼して下さいね。
車屋さんにも修理の参考にして頂けたら嬉しいです。
整備士歴26年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。
↓エルフ【4JJ1】エンジンオイルとフィルター交換はこちら↓
エンジンオイルの交換目安は?
メーカーの交換時期は、エンジンオイル&フィルター表示(橙)点灯時または1年ごととなっています。
表示ランプの点灯は、通常約20000kmぐらいで点灯します。(メーターの設定により異なります)
(最近オイルリセットした4JZ1は、最長設定の40000kmになっていました)
もしくは1年ごとの交換ですね。
GAMのおすすめエンジンオイル交換距離
5000kmから10000km位を目安にエンジンオイルを交換します。
GAMの所はエンジンの稼働時間が多いミキサー車やパッカー車などのトラックが多い為、上記の距離をおすすめしています。
オイルエレメントは、一度交換したら次回はオイルのみ交換して、次にオイルとエレメントを交換します。オイル交換を2回に一度交換しています。
エンジンオイルとフィルターの交換作業
それでは、交換作業を進めていきますね。
エンジン下部はこの様になっていますよ。
まず、オイルパンドレーンプラグを外します。
ドレンププラグは17mmですのでメガネレンチなどで緩めます。
排出したエンジンオイルを入れ物で受けます。
↓オイル交換の必需品!余裕をもって15Lタイプがおすすめ↓
↑排出口がじょうご形状で廃油を捨てる時もスムーズ↑
ドレンボルトの締め付けトルク
オイルパンドレーンプラグ締付けトルク…83N.m【8.5kgf.m】
↓GAM一押し!ホイール締付けもおまかせのKTCプレセット型トルクレンチです↓
↑窓で数値が読めて見やすい上に設定がメッチャ楽ですよ↑
他にいいトルクレンチがないか探した結果…ありました!
私の大好きな、アストロプロダクツさんから出ている商品です。
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↑測定範囲も40~210Nmと安心です↑
ドレンパッキンは再使用禁止です。
↓【イスズ】中型・小型エンジン用【8-94158328-0】↓
↑材質:銅・外径:24mm・内径:14mm・厚み:1.5mm↑
ドレンパッキンの再使用は、ドレンボルトやオイルパンの破損・オイル漏れなどの原因になります。
オイルフィルター取り外し
ドレーンプラグをはずしてエンジンオイルを排出後、プラグを締めます。
オイルフィルターキャップを取り外します。
オイルフィルターキャップのソケットサイズは27mmです。
中のフィルターは手で引っ張れば外れます。
今回使用したオイルフィルターは日東工業 オイルフィルター 4IE-116です。
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↑ISO9020の認証を取得で安心の品質ですね↑
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↑購入するならまとめ買いがお得ですね↑
オイルフィルター締付けトルク
オイルフィルターキャップ締付けトルク…20N.m【2.0kgf.m】
ドレーンプラグは手で締め付けてくださいね。プライヤーなどの工具で締め付けると破損しますよ。
オイルフィルターキャップの締め付けは特に要注意です!!
締めすぎは、破損(特に外す時)やオイル漏れの原因になります。
↓締め付けはカンに頼らずトルクレンチの使用をおすすめします↓
↑フィルター締付けは10-60N.mタイプがおすすめです↑
締めすぎると次回ケースを緩める時に固すぎてヒビが入る事がある為、トルクレンチは重要です。
↓ソケットを1/2から3/8変換する為に必要ですね↓
↑差込角の異なるソケットとレンチを接続するアダプター↑
↓あると安心の予備フィルターケース↓
↑最近、緩める時にヒビが入る事がありましたので…↑
エンジンオイル容量
取り扱い説明書に記載があります。
推奨オイル銘柄…ベスコクリーン10W-30(DPD対応)
オイル容量(参考値)…9.4L(フィルター容量0.7Lを含む)
↓おすすめのオイルはこれですね↓
↑イスズ純正ベスコクリーン10W-30の推奨オイル↑
実際に入れたオイル量は?
エンジンオイルのみ交換 7.0L
エンジンオイル+オイルフィルター 7.5L
あくまでも今回の状態ですので参考にして下さい。
実際の量は、オイルゲージで確認しながら入れて下さいね。
エンジン停止直後のオイルゲージで、ちょうど真ん中ぐらいですね。
正しいオイル量の量り方
点検は平坦な場所で、エンジンの始動前に行ってください。
エンジン始動後にオイル量を量る時は、エンジン停止後20~30分たってから行ってください。
↑エンジン停止後20~30分たってからのオイルゲージです↑
エンジン停止直後から約0.3Lぐらい増えています。
入れすぎると、【エンジンオイルレベル点検】が点灯する原因になりますよ。
エンジンを始動してオイル漏れがないのを確認できたら、交換作業は完了です。
最後に忘れてはいけないエンジンオイルのメーターリセットですね。
これですべての作業完了になります。お疲れさまでした。
この記事を参考に作業する上での注意点
この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。
まとめ
メーカーの交換時期は、エンジンオイル&フィルター表示(橙)点灯時または1年ごととなっています。
GAMの交換目安…5000kmから10000km位を目安にエンジンオイルを交換します。
オイルフィルターの交換は、オイル交換を2回に一度交換です。
オイルパンドレーンプラグ締付けトルク…83N.m【8.5kgf.m】
ドレンパッキンの再使用は禁止。
オイルフィルターは日東工業 オイルフィルター 4IE-116
オイルフィルターキャップ締付けトルク…20N.m【2.0kgf.m】
ドレーンプラグは手で締め付けてくださいね。
推奨オイル銘柄…ベスコクリーン10W-30(DPD対応)
オイル容量(参考値)…9.4L(フィルター容量0.7Lを含む)
GAMが入れたのはオイル量は?
エンジンオイルのみ交換 7.0L
エンジンオイル+オイルフィルター 7.5L
各部の締め付けはトルクレンチを使用する事が望ましいです。
交換後のオイル漏れがないかを必ずチェック!
エンジンオイル交換後のリセットも忘れない様に!!
今回紹介した工具・用品のまとめ
↓GAM一押し!ホイール締付けもおまかせのKTCプレセット型トルクレンチです↓
↑窓で数値が読めて見やすい上に設定がメッチャ楽ですよ↑
↓オイル交換の必需品!余裕をもって15Lタイプがおすすめ↓
↑排出口がじょうご形状で廃油を捨てる時もスムーズ↑
↓お財布にも優しい価格のトルクレンチ↓
↑測定範囲も40~210Nmと安心です↑
↓【イスズ】中型・小型エンジン 【8-94158328-0】↓
↑材質:銅・外径:24mm・内径:14mm・厚み:1.5mm↑
↓GAMが使用したオイルフィルターはこちら↓
↑ISO9020の認証を取得で安心の品質ですね↑
↓安心の純正部品はこちら↓
↑購入するならまとめ買いがお得ですね↑
↓締め付けはカンに頼らずトルクレンチの使用をおすすめします↓
↑フィルター締付けは10-60N.mタイプがおすすめです↑
↓ソケットを1/2から3/8変換する為に必要ですね↓
↑差込角の異なるソケットとレンチを接続するアダプター↑
↓あると安心の予備フィルターケース↓
↑最近、緩める時にヒビが入る事がありましたので…↑
↓おすすめのオイルはこれですね↓
↑イスズ純正ベスコクリーン10W-30の推奨オイル↑
GAMの記事はいかがでしたか?
皆さんのお役に少しでもたてましたか??
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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