車での移動が日常になっている現代において、ガソリンスタンドの営業時間を把握しておくことはとても大切です。
「夜遅くまでやってるお店はあるの?」「日曜も営業してるの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。特に初めて車を持ったばかりの方や、遠出の予定がある方にとっては、営業時間の違いや傾向を知っておくことが安心につながります。
この記事では、全国のガソリンスタンドの営業時間の基本から、地域やスタンドのタイプごとの違い、万が一営業時間外に給油が必要になったときの対処法までをわかりやすく解説していきます。
- ガソリンスタンドの一般的な営業時間の傾向
- セルフ式とフルサービス式の営業時間の違い
- 都市部と地方での営業時間の差
- 営業時間外に給油が必要なときの対処法
全国のガソリンスタンドの営業時間の傾向

まずは全国的に見たガソリンスタンドの平均的な営業時間帯について押さえましょう。多くのスタンドで共通するパターンを以下にまとめます。
営業開始時間(朝)
多くのガソリンスタンドは朝7〜8時頃に営業を開始します。
通勤・通学前に給油できるよう、比較的早朝から開いているお店が多いです。
営業終了時間(夜)
19〜22時頃に閉店するケースが一般的です。
特にフルサービスのスタンドでは夜9時前後に閉まる店舗が多く、それ以降は営業を終了していることが増えます。セルフ式や交通量の多い幹線道路沿いのスタンドでは、夜10時くらいまで営業している所もあります。
24時間営業のスタンド
都市部や高速道路沿いを中心に、24時間営業のスタンドも存在します。
深夜や早朝でも給油できるため、ドライバーにとって心強い存在です。
ただし、全国のガソリンスタンド全体で見ると24時間営業の割合は2〜3割程度にとどまり、都市部や交通量の多い地域に限られる傾向が強いため、地方ではあまり一般的ではありません。
平日と週末・祝日の違い
平日と土日祝で営業時間が大きく変わらないお店が多いです。
基本は年中無休で毎日同じ時間帯に営業するスタンドが一般的ですが、地域や店舗によっては日曜・祝日に短縮営業(例:平日より開店を遅くする・閉店を早める)をする場合もあります。
また一部の個人経営店などでは日曜日が定休日となっているケースもあります(地方によく見られます)。
セルフ式とフルサービス式で営業時間はどう違う?

ガソリンスタンドには、お客様自身で給油するセルフサービス方式(セルフスタンド)と、スタッフが給油してくれるフルサービス方式(フルサービススタンド)があります。
セルフ式スタンドは無人の給油機が並び、24時間営業の店舗も多い。深夜でも照明が点いており、スタッフが不在でも給油機の監視カメラや安全装置によって安全が確保されています。
必要に応じて資格を持つ係員が待機し、緊急時に対応できる体制になっています。
それでは、それぞれの営業時間の特徴を見てみましょう。
セルフ式スタンド
お客さん自身が給油操作を行う形式です。
人件費を抑えられるため24時間営業の店舗が多く見られます。深夜や早朝でも利用できる便利さがメリットです。
ただしすべてのセルフが24時間営業というわけではありません。郊外のセルフスタンドなどでは深夜は閉店し、営業時間自体はフルサービス店と同じくらい(朝〜夜のみ)というケースも多いです。
また最近では、防犯や人手不足の影響で深夜営業を取りやめる都市部の店舗も一部で見られ、必ずしも24時間営業とは限らない点にも注意が必要です。
セルフ式の場合、給油以外のサービス(洗車やオイル交換など)は基本的に行っていないか、行っていてもスタッフがいる昼間(通常8時〜21時程度)だけに限定されます。
フルサービススタンド
スタッフが車の誘導から給油、窓拭きまで対応してくれる従来型のスタンドです。
こちらは朝は8時頃から営業開始、夜は9時前後に閉店というパターンが一般的です。スタッフを配置する必要があるため深夜営業は難しく、24時間営業のフルサービス店はほとんどありません。
フルサービス店ではガソリン以外にも洗車や点検、オイル交換など様々なサービスが受けられますが、これらも営業時間内(おおむね朝~夜)でのみ対応可能です。
都市部と地方でこんなに違う?営業時間の傾向

同じ日本でも、都市部と地方ではガソリンスタンドの営業時間に違いがあります。地域特性による傾向を押さえておきましょう。
都市部のスタンド
都会では遅い時間まで営業しているスタンドが多く、深夜営業や24時間営業のスタンドも見つけやすいです。人口密集地では需要が多いため、ほぼ毎日長時間営業する店舗が一般的です。
例えば首都圏や大阪市内などでは、夜中でも営業中のスタンドを見つけるのはそれほど難しくありません。
実際、関東地方では山間部や半島部の一部地域を除き、深夜でも給油できるエリアが広がっています。都市部のスタンドは年中無休であることが多く、サービス面でも手厚い傾向があります。
地方のスタンド
地方や郊外では閉店時間が早めのスタンドが多く、夕方~夜(例:18~19時頃)には営業を終えるケースがよくあります。
深夜まで営業しているスタンドは少なく、24時間営業は稀です。
地域によっては深夜営業のガソリンスタンドがまったく存在しない広いエリアもあります。
実際、東北地方では幹線道路沿いや主要市街地を除くと、深夜営業するスタンドがない地域が広大に広がっています。また地方では日曜日に休業するスタンドも見られます。
かつてはスタンド同士で交代で日曜営業を担当する「当番制」を敷いていた地域もありましたが、昨今の働き方改革や人手不足の影響で日曜営業自体を取りやめる事業者が増え、当番制を維持できないケースも出ています。
例えば愛媛県久万高原町では、現在ほとんどのガソリンスタンドが日曜日は営業しておらず、町もHPやSNSで営業情報を周知するなど対応に乗り出しています(引用:山派の手帖)。
地方をドライブする際は早めに給油し、夜間に備えておくことが大切です。
営業時間外にガソリンが必要になったときの対処法

夜遅くや早朝などガソリンスタンドが閉まっている時間帯に「ガソリンが足りない!」となった場合の対処法をいくつかご紹介します。万一に備えて覚えておきましょう。
24時間営業のスタンドを探す
まずは近くに24時間営業のガソリンスタンドがないか探してみましょう。
スマホで地図アプリを開き、「ガソリンスタンド 24時間」などと検索すると、現在地周辺の24時間営業店が見つかる場合があります。
ガソリン価格比較サイトのgogo.gsやナビアプリでも、スタンドの営業時間を調べることができます。
高速道路を走行中であれば、サービスエリア(SA)のガソリンスタンドは原則24時間営業なので、最寄りのSAで給油するのも手です。
非常用のガソリン携行缶を利用する
ガソリン携行缶(けいこうかん)という携帯用の燃料タンクを準備しておけば、スタンド営業時間外でも自分で給油が可能です。
赤い金属製の専用容器で、ホームセンターなどで購入できます。
例えば遠出をする前に携行缶に予備のガソリンを入れて積んでおけば、万一スタンドが閉まっていてもそこから給油できます。
ただし、スタンドによっては安全管理上の理由から携行缶への給油を断る場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
また消防法適合品の携行缶でないとスタンドで給油させてもらえませんし、給油時には静電気除去シートの使用など安全対策が必要です。
携行缶への給油を希望する場合はスタンドのスタッフに申し出て、指示に従って入れてもらいましょう。
普段から携行缶を車に積んでおく必要はありませんが、深夜に長距離移動する場合やガソリンスタンドの少ない地域に行く場合には検討してみても良いでしょう。
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ロードサービス(JAF・保険会社)を呼ぶ
自力でスタンドに行けないほどガス欠になってしまった場合は、ロードサービスを利用する方法があります。
代表的なのはJAF(日本自動車連盟)で、会員であれば電話一本でスタッフが駆けつけ、現場で燃料を補給してくれます。
JAFの場合、会員は出動費用は無料ですが燃料代は実費負担となり、ガソリンを約10リットル程度届けてもらえます(※10リットルあれば近くのスタンドまで走行できるように配慮されています)。
非会員でも有料で同様のサービスを受けられます。
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また、多くの自動車保険にはガス欠時の燃料補給サービスが付帯しており、10リットル程度まで無料で持ってきてもらえる場合が一般的です。
ご自身の入っている保険のロードサービス内容を確認しておきましょう。
いずれのサービスを利用する場合も、場所を伝える必要があるため道路標識や現在地を把握して落ち着いて連絡してくださいね。
最短5分で、最大21社の見積もりが、一度に取り寄せられます。 各社の保険料、補償内容、サービスなどを簡単に比べて選ぶことができます。もちろんサービスはすべて無料!
ガソリンスタンドの営業時間の傾向と対策を総括
記事のポイントをまとめます。
最後に、ガソリンスタンドの営業時間やサービスは地域差がありますが、早めの給油と情報収集が安心に繋がります。
「ガス欠かも?」とヒヤヒヤしないためにも、燃料計が残り少なくなったら余裕を持って給油し、遠出する際は事前に経路周辺のスタンド営業時間を調べておくと良いでしょう。
初心者の方も、本記事を参考にガソリンスタンドを上手に活用してくださいね!
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