車のコーティングに興味がある方の中には、ワコーズのバリアスコートを使用してみたいけれど、「濡れたままで使えるのか?」「塗装に悪影響はないか?」と疑問に思っている方も多いでしょう。
この記事では、実際の施工方法や硬化時間、さらには重ね塗りのポイントについて詳しく解説していきます。
また、a142とa141の違い、ヘッドライトにダメ?と言われる理由、そして施工後の雨対策についても触れ、失敗を防ぐための具体的なコツを紹介します。
さらに、樹脂パーツへの影響や、ドンキホーテでの購入可否、プレクサスとの比較も交え、バリアスコートを最大限に活用するための情報を提供します。
この記事を読めば、誰でも安心してバリアスコートを使いこなすことができるはずです。
●記事のポイント●
①バリアスコートは濡れたままでも施工できる方法
②バリアスコートの施工時の硬化時間や注意点
③バリアスコートを重ね塗りして効果を最大化する方法
④ヘッドライトや樹脂パーツへの使用可否と注意点
バリアスコートの使い方と濡れたまま施工のポイント
●バリアスコートの施工方法
●バリアスコートは塗装に悪い影響を与えるか?
●バリアスコート施工時の硬化時間はどれくらい?
●施工後に雨が降った場合の対処法
●バリアスコートの失敗を防ぐコツ
バリアスコートの定価は、ワコーズのカタログによると2024年4月現在1本/4440円(税抜)になっています。定価は価格改正されるのでワコーズHPのWebカタログから最新の情報を確認して下さい。
バリアスコートの施工方法
バリアスコートの施工方法は非常にシンプルで、初心者でも手軽に行えます。まずは車のボディをしっかり洗車し、汚れやホコリを取り除くことが重要です。洗車後、ボディが濡れた状態でも施工可能ですが、水滴が多すぎる場合は、軽く拭いておくと仕上がりが良くなります。
次に、バリアスコートの容器をよく振ってから、30cmほど離してボディに均一にスプレーします。このとき、クロスに少量スプレーしてから塗り広げる方法を取ると、ムラができにくくなります。また、バリアスコートは樹脂部分にも使用できるので、細かいパーツを気にせず施工できるのも利点です。
スプレーした後は、付属の専用クロスや柔らかいタオルで、ボディ全体を丁寧に拭き上げます。できるだけ薄く塗り広げるようにすると、ムラになりにくく、美しい仕上がりが得られます。
施工後は、コーティングが定着するまで約1〜2日は雨や水に触れないように注意しましょう。これにより、長期間にわたり美しい仕上がりが持続します。簡単な手順ですが、注意点を守って丁寧に作業すれば、プロの仕上がりに近い艶が実現できます。
私がよくやる施工方法は、洗車後に濡れたままの状態でスポンジ(別途購入)にバリアスコートをスプレーし塗ります。濡れた状態だとバリアスコートがよく伸びて節約できます。最後は、専用クロスやマイクロファイバータオルで残った水滴ごと拭き上げます。拭きムラがあるようなら専用クロスやマイクロファイバータオルを固く絞って拭き上げるといいですよ。ただし、この方法は推奨ではないので参考にして下さい。
バリアスコートは塗装に悪い影響を与えるか?
バリアスコートは、基本的には塗装に悪い影響を与えることはありません。むしろ、適切に使用することで、塗装面を保護し、ツヤを出すための製品として広く使用されています。バリアスコートはガラス系コーティング剤で、塗装面に耐久性のある被膜を形成し、汚れなどから保護する効果があります。
ただし、注意が必要な点もいくつかあります。例えば、炎天下でボディが熱くなっているときに施工すると、ムラやシミができやすくなり、塗装に悪影響を与える可能性があります。また、使用量が多すぎたり、塗りムラが発生すると、見た目にムラが残り、美しい仕上がりが損なわれてしまうことがあります。
これらのリスクを避けるためには、適切な環境で施工し、薄く均一に塗り広げることが重要です。風が強い日やホコリの多い場所での使用も避けるべきです。バリアスコート自体は、塗装にダメージを与える成分は含まれていませんが、使用条件を守ることが美しい仕上がりを保つための鍵となります。
バリアスコート施工時の硬化時間はどれくらい?
バリアスコートの硬化時間は、施工後1~2日程度とされています。この期間中にコーティング剤が完全に定着し、ボディに保護層を形成します。硬化時間は、コーティングの持続力や耐久性に影響を与えるため、この期間に気を付けることが重要です。
硬化時間中は、雨や水に触れることを避ける必要があります。水滴が付着すると、ウォータースポット(雨染み)が発生する可能性があるからです。また、この期間は、直射日光や強風の影響を受けにくい場所で車を保管することが推奨されます。コーティングがきちんと固まることで、ツヤと保護効果が長持ちし、より美しい仕上がりが期待できます。
一方、寒冷地や湿度の高い環境では硬化に時間がかかる場合もあります。そのため、施工時の天候や気温も考慮して作業を行うことが大切です。
施工後に雨が降った場合の対処法
バリアスコートを施工した直後に雨が降ると、コーティングが十分に硬化していない状態で水に触れてしまうため、シミやムラができやすくなります。施工後1~2日間は、できる限り雨に濡れないように保管することが理想です。
もし、施工直後に雨が降ってしまった場合は、早めに対処することが重要です。まず、雨が止んだ後にできるだけ速やかに柔らかいクロスで水滴を拭き取りましょう。これにより、ウォータースポットの発生を防ぐことができます。また、ムラが発生している場合は、再度バリアスコートを薄く塗り直すことで修正できる場合があります。
また、今後の施工をスムーズにするために、施工前に天気予報を確認し、雨が降る可能性が低い日を選ぶことが重要です。特に屋外で施工する場合は、次の日も晴れが続くかどうかをチェックし、適切なタイミングで行いましょう。
バリアスコートの失敗を防ぐコツ
バリアスコートを使用する際に失敗を防ぐためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。コーティング作業が簡単といえども、注意を怠るとムラができたり、期待した効果を得られないことがあります。以下では、失敗を防ぐための具体的なコツを紹介します。
まず、作業場所と天候に気をつけることが大切です。直射日光が当たる場所や車のボディが熱くなっている場合は、バリアスコートを使用しないようにしましょう。高温下で施工すると、コーティングが乾きすぎてムラができたり、シミが発生しやすくなります。理想的な作業環境は、日陰やガレージ内のように温度が安定している場所です。
次に、適量を使うことです。バリアスコートは少量で十分伸びるため、スプレーを多く吹きかけすぎるとムラの原因になります。コツとしては、クロスに直接スプレーしてから薄く均等に伸ばすことです。この方法であれば、スプレーのしすぎを防ぎ、均一な仕上がりを実現できます。
作業を小分けにするのも有効な手段です。車全体を一度に施工しようとすると、乾きすぎてしまい拭き取りが難しくなることがあります。1~2パネルずつ区切って作業を進めることで、焦らず丁寧に拭き取ることができ、仕上がりも綺麗になります。
最後に、拭きムラが発生した時は専用クロスまたは、マイクロファイバータオルを濡らした後に固く絞った状態で吹き上げる綺麗になります。拭きムラは、正面から見て分かりにくい時は横から見ると判断しやすいです。
これらのポイントを押さえることで、バリアスコートの失敗を防ぎ、光沢ある美しい仕上がりが期待できます。
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バリアスコートの使い方:濡れたままでも施工できる理由
●a142とa141の違いとは?
●バリアスコートはヘッドライトに使える?
●バリアスコートと樹脂パーツへの影響
●バリアスコートの重ね塗りで効果を最大化する方法
●ドンキホーテでバリアスコートは買える?
●プレクサスとの違いを比較
a142とa141の違いとは?
バリアスコートのA142とA141は、どちらもWAKO’Sの人気コーティング剤ですが、成分や使用感にいくつかの違いがあります。A141は旧型で、石油ナフサを主成分とする溶剤が使われていました。石油ナフサは粗製ガソリンと呼ばれるもので、ガソリンと似た成分を含んでいます。これが一部で「塗装に悪いのでは?」と懸念される理由です。しかし、実際にはA141を使用しても塗装に問題が起こるケースは少なく、正しい施工方法で使用すれば問題ないとされています。
一方で、新型のA142では、石油ナフサに代わり炭化水素系溶剤とケイ素化合物が配合されています。これにより、より耐久性の高いガラス系コーティング剤となり、長期間の効果が期待できる仕様に進化しました。また、施工時の安定性が向上し、初心者でも簡単に扱える点もA142の特徴です。さらに、A142は旧型に比べて環境への影響が少なく、塗装や車体に対する安全性がより高くなっています。
まとめると、A142はA141よりも成分が改良され、使いやすさと効果の持続性が向上しているのが主な違いです。長期的な保護を求める場合はA142がおすすめです。
バリアスコートはヘッドライトに使える?
バリアスコートはヘッドライトに使用すること自体は可能です。塗布することで撥水効果が得られ、雨や水を弾くようになります。しかし、ヘッドライトの曇りや黄ばみを防止したり、既に発生している黄ばみや曇りを取り除く効果はありません。これは、バリアスコートがコンパウンドを含んでおらず、研磨による汚れ落としの作用がないためです。
もし、ヘッドライトの黄ばみや曇りを改善したい場合は、ワコーズの「HC-Kハードコート復元キット」など、ヘッドライト専用のコーティング剤を使用するのが適切です。これにより、ヘッドライトの透明度を回復させ、黄ばみや曇りを防ぐ効果が得られます。
さらに、ヘッドライトのハードコートを施した後、バリアスコートを使ってその保護層を守るという使い方もおすすめです。こうすることで、ヘッドライト表面の耐久性が向上し、長期にわたり美しい状態を維持できます。
バリアスコートと樹脂パーツへの影響
バリアスコートは樹脂パーツにも安全に使用できるコーティング剤です。一般的なワックスの場合、樹脂パーツに使用すると白く残ることがあり、使いにくい面がありますが、バリアスコートはこの点で優れています。樹脂パーツに対しても光沢を与え、保護効果が期待できます。
さらに、バリアスコートは中性で研磨剤を含まないため、樹脂に負担をかけません。そのため、ボディだけでなく、樹脂部分にもしっかりとコーティングが可能で、樹脂の劣化や色あせを防ぐのにも有効です。ただし、あまり厚く塗りすぎるとムラができることがあるので、均等に薄く伸ばすようにするのがポイントです。
このように、樹脂パーツにも適した製品であるバリアスコートは、車全体のメンテナンスに使える優れたコーティング剤です。
バリアスコートの重ね塗りで効果を最大化する方法
バリアスコートを重ね塗りすることで、効果をより一層高めることができます。1回目の塗布でボディ全体に光沢や保護膜を形成しますが、重ね塗りをすることで、より深みのある輝きと強い保護効果を得ることが可能です。
具体的な方法としては、1回目の塗布後に完全に乾燥させ、1~2日後にもう一度同じ手順で施工すると良い結果が得られます。このとき、しっかりと拭き上げてムラがないように注意しましょう。特に薄く均等に塗り伸ばすことで、ムラなく仕上げることが可能です。
また、重ね塗りをすることで、耐久性が向上し、より長い期間コーティング効果が持続します。特に、雨風や汚れが付きやすい環境で車を使用する場合は、重ね塗りによって車の外観を長く保つことができるでしょう。
ドンキホーテでバリアスコートは買える?
ドンキホーテではバリアスコートは取り扱われていないようです。いくつかの店舗に問い合わせた結果、バリアスコートは在庫として置かれていないことが確認できました。また、かつてドンキホーテで販売されていた「プレクサス」というコーティング剤も、現在では販売されていないようです。(24年10月)
バリアスコートを購入したい場合は、ヤフーショッピングやAmazon・楽天市場などのオンラインショップを利用するのが確実です。特に価格や在庫状況もオンラインで簡単に確認できるため、より便利に購入できるでしょう。
プレクサスとの違いを比較
バリアスコートとプレクサスはどちらも人気のコーティング剤ですが、その特性には違いがあります。まず、バリアスコートはガラス系コーティング剤であり、長持ちする耐久性と、深みのある光沢が特徴です。また、塗装面だけでなく、樹脂や金属パーツにも使用できる汎用性が高いのが魅力です。
一方、プレクサスはプラスチック専用のコーティング剤として開発され、特に樹脂や透明パーツ、スクリーンなどの保護に強みを持っています。プレクサスは簡単なスプレータイプで、手軽に使用できる一方、耐久性はバリアスコートほど長くありません。そのため、頻繁にケアが必要になることがある点がデメリットといえるでしょう。
総合的に見ると、長期的な保護と光沢を求めるならバリアスコート、手軽にケアしたい場合はプレクサスが適しているといえます。どちらを選ぶかは、使用目的やコーティングしたい部分によって決めるのが良いでしょう。
バリアスコートの使い方と濡れたまま施工のまとめ
記事のポイントをまとめます。
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