日野【デュトロ】診断機を使用しない故障コードの出し方を解説します

日野
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日野の車両で発生する故障コードの出し方について、この記事では特にデュトロをモデルに、診断機を使用せずに確認する具体的な手順を初心者にも分かりやすく解説します。

ステアリングスイッチを活用した操作方法やメンテナンス画面の使い方、取扱説明書には記載されていない重要なポイントや注意点を詳しく説明し、効率的に車両の状態を把握できるようにしています。

また、p20d3・p244b・p169aといった個別コードの原因や対処法をわかりやすく紹介し、「P20EE 日野コードとは?」「u1123はどういう意味ですか?」といった疑問にもお答えします。

さらに、p0299・p229f・p1571など特定のコードに関する詳細情報も盛り込み、日野車両のメンテナンスをサポートする内容にしています。

この記事を参考に、車両の状態を把握して効率的に対処して頂ければと思います。

●記事のポイント●
①日野デュトロでの故障コードの確認手順が具体的にわかる
②故障コード一覧や個別のコード(p20d3、p244bなど)の意味と対応策を理解できる
③マルチインフォメーションディスプレイとステアリングスイッチの操作方法を学べる
④取扱説明書や診断機を活用した故障診断の進め方を把握できる

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日野【デュトロ】故障コードの出し方とは?

この記事のモデルになっている車両データです。

車名:日野 デュトロ
型式:2RG-XZU600T
原動機の型式:N04C
初年度検査年月:令和4年10月

●【動画】で見る 日野【デュトロ】診断機を使わない故障コードの出し方
●ステアリングスイッチの基本操作
●取扱説明書の内容
●メンテナンス画面の詳しい解説
●日野【デュトロ】故障コードの出し方
●日野【デュトロ】故障コードの出し方を実践!
●X(旧Twitter)と【動画】で見る 日野【デュトロ】診断機を使わない故障コードの出し方

【動画】で見る 日野【デュトロ】診断機を使わない故障コードの出し方

まずは、動画から見て頂くと理解しやすいかと思います。

↓YouTubeの動画はこちら↓

動画はいかがでしたか?

それでは、順番に説明していきます。

ステアリングスイッチの基本操作

マルチインフォメーションディスプレイ搭載のデュトロでは、ステアリングスイッチを操作する事で故障コードをメーターに表示する事ができます。

ハンドルの左側にある【ステアリングスイッチ】で表示の切り替えや、機能の選択などの操作ができます。

ステアリングスイッチはこの様に操作できます。

それでは、ステアリングスイッチを操作して作業をしていきましょう。

取扱説明書の内容

このように、取扱説明書に記載があります。

ただし、取扱説明書の内容はあくまで基本的な情報です。詳細な診断や修理が必要な場合は、専門の整備士やディーラーに相談することが推奨されています。

メンテナンス画面の詳しい解説

メンテナンス画面には、次のメニューがあります。
・システムチェック
・現在故障
・過去故障
・点検整備メモ

走行中は「システムチェック」のみ表示されます。
「現在故障」、「過去故障」、および「点検整備メモ」の項目はグレーアウトされ、選択できません。

「現在故障」、「過去故障」、および「点検整備メモ」の項目を操作する際は、必ず車両を安全な場所に停車させてから行ってください。

↓【点検整備メモ】に関しては、この記事で詳しく書いています↓

システムチエック

現在、発生中のウォーニング表示やお知らせが存在しない場合、メンテナンスを選択すると画面に「システムチェックが必要な項目はありません」と表示されます。

ウォーニング表示やお知らせが複数発生している場合は、ステアリングスイッチの上ボタンまたは下ボタンを操作することで、表示を切り替えることができます。

現在故障

ステアリングスイッチを操作して「現在故障」を選択すると、現在発生中の故障の装置名とダイアグノーシスコードが表示されます。

現在発生中の故障で、点検や整備によって解消された故障については、装置名、ダイアグノーシスコード、発生日時が最大20件まで表示されます。20件を超えた場合、それ以上の情報は表示されません。

なお、走行中は「現在故障」の項目は表示されません。

過去故障

「過去故障」を選択すると、過去に発生し、点検や整備などで解消された故障の装置名、ダイアグノーシスコード、および発生日時が最大10件まで表示されます。

10件を超えた場合、発生日時の古いものから順に上書きされます。

走行中は「過去故障」の項目は表示されません。

また、ステアリングスイッチの決定ボタンを長押しすると、解消された故障の装置名、ダイアグノーシスコード、および発生日時をリセットすることができます。

※リセットを行うと、メーターには過去故障の表示がなくなりますが、ECUには記録が残っています。この記録を完全に消去するには、スキャンツールを使用する必要があります。

日野【デュトロ】故障コードの出し方

マルチインフォメーションディスプレイが付いている車両は、現在故障と過去故障をダイアグノーシスコード(故障コード)で表示する事ができます。

●日野【デュトロ】故障コード表示手順●

①ステアリングスイッチの左右を押してメニューの中から【スパナマーク】メンテナンスを選びます。

②スイッチの上下を押して【現在故障】もしくは【過去故障】を選び決定を押す。
※現在故障もしくは過去故障が出ていれば、故障コードが表示されます。

③故障コード確認後は【戻る】を押し、メンテナンス画面が表示されたら左右を押し、元の表示にする。

↓デュトロのエンジン故障コード一覧はこちら↓

それでは、実際にやってみましょう。

日野【デュトロ】故障コードの出し方を実践!

エンジンを始動してステアリングスイッチ操作します。

※エンジン始動後直後、スイッチを左右に押しても反応しない時は【決定ボタン】を長押しすると操作できるようになります。

ステアリングスイッチを左右に押して、メニューの中から【スパナマーク】メンテナンスを選びます。

スイッチの上下を押して【現在故障】を選び決定を押す。

現在故障が出ていれば、故障コードを表示します。

【戻る】を押してメンテナンス画面に戻ります。

スイッチの上下を押して【過去故障】を選び決定を押す。

過去故障が出ていれば、故障コードを表示します。

決定ボタンを長押しすると、解消された故障の装置名、ダイアグノーシスコード、および発生日時をリセットすることができます。

故障コード確認後は【戻る】を押します。

メンテナンス画面が表示されたら左右を押し、元の表示にする。

手順通りすれば、誰でも簡単に故障コードを確認する事が可能です。

※この方法で、すべての故障コードが表示される訳ではありません。実際に【P0219 オーバーラン】の故障コードはメーターに表示されませんでした。

X(旧Twitter)と【動画】で見る 日野【デュトロ】診断機を使わない故障コードの出し方

最後におさらいとして、もう一度見て頂くとさらに理解出来ると思います。

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日野自動車でよく出る故障コードとは?

●デュトロ【OBDコネクター位置】
●普段使用しているスキャンツール(診断機)
●P20EE日野コードとは?
●p20d3の原因と対処法
●p244bの故障内容を解説
●p169aが示す問題とは?
●u1123はどういう意味ですか?
●p229fの詳細と解決策
●p1571のトラブル対応方法
●p0299の症状と対応ポイント
●この記事を参考に作業する上での注意点

デュトロ【OBDコネクター位置】

デュトロのOBDコネクター位置は、このようになっています。

ステアリングシャフトの右側にあります。

こちらのOBDコネクタに、スキャンツール(診断機)のカプラーをつなぎます。

普段使用しているスキャンツール(診断機)

作業する上で必ず必要になるのがスキャンツール(診断機)ですね。これがなければ始まりません。

バッテリーを外して消去(出来るか分かりません)などはしない様にして下さい。
トラブルの原因になりますのでスキャンツールを使用しましょう。

GAMが使用しているのはG-SCN2でしたが、【G-SCN Z】を導入しました。

やはり、コード付の方が準備も早く充電の必要がないので一番のオススメです!!

↓イチオシ!今使用しているコンピュター診断機↓

↑値段は高いですが自動車修理には必須品です↑

車種により相性が良くない事もあるので、メーカー違いで【バンザイ MST-nano】も使用しています。

↓無線接続できるのでコードが気にならない↓

↑Windows OS搭載スキャンツール!OBD検査にも対応↑

両方使用した個人的な感想は、故障診断がメインなら断然コード付【G-SCN Z】がオススメです。

【バンザイ MST-nano】も無線で便利なのですが、準備に少し手間がかかるのとデータ表示にタイムラグがある為、GAMの所では故障診断にも使いますが主にOBD検査時に使用する予定です。

P20EE日野コードとは?

P20EE日野コードは、SCR(選択触媒還元)システムに関連する故障コードの一つです。このコードが記録されると、車両の排出ガス浄化性能に問題がある可能性が示されます。特に、SCR触媒の劣化や被毒が主な原因となります。

具体的なトラブルとしては、以下が挙げられます:

  • SCR触媒の被毒
    排気中の硫黄(S)や未燃焼の炭化水素(HC)が触媒に付着すると、性能が低下します。
  • 尿素噴射システムの異常
    尿素水の噴射量や噴射タイミングに問題がある場合、NOxの還元が十分に行えません。
  • NOxセンサーの故障
    排気中のNOx濃度を正しく測定できない場合、誤った診断結果が出ることがあります。

P20EEコードが検出された場合、まずは以下の対応が推奨されます:

  1. 車両に診断機を接続し、他の関連コードがないか確認します。
  2. SCRシステムの部品(尿素噴射弁、NOxセンサー、触媒)の点検を実施します。
  3. 必要に応じて、触媒やセンサーを清掃または交換します。

このコードを放置すると、排出ガス性能の低下により環境規制違反となる可能性があり、車両の運行にも支障をきたす場合があります。

p20d3の原因と対処法

p20d3は、日野車両において第2燃料添加弁の回路が異常であることを示す故障コードです。このコードが表示された場合、燃料添加弁が適切に動作していない可能性が高く、排気ガス処理システムに影響を及ぼす恐れがあります。

原因

この故障コードが発生する主な原因には、以下のようなものがあります:

  1. 第2燃料添加弁の物理的故障
    燃料添加弁が摩耗や詰まりにより正常に動作しなくなる場合があります。
  2. 電気回路の問題
    燃料添加弁に接続されているハーネスやコネクターが断線、ショート、または接触不良を起こしている可能性があります。
  3. エンジンECUの異常
    燃料添加弁を制御するECUに不具合があると、このコードが記録される場合があります。

対処法

  1. 燃料添加弁の点検
    燃料添加弁自体が故障していないか確認します。詰まりやカーボンの付着がある場合は清掃を行い、必要に応じて交換します。
  2. 電気系統の確認
    ハーネスやコネクターの状態を目視点検し、異常がないか確認します。断線やショートが見つかった場合は修理または交換を行います。
  3. 診断機で再確認
    点検後に診断機を使用して故障コードをクリアし、再発しないか確認します。

このコードを放置すると、排気ガス浄化システム全体に悪影響を及ぼす可能性があるため、早急な点検と対応が推奨されます。

p244bの故障内容を解説

p244bは、DPR(ディーゼル微粒子捕集フィルター)の差圧が基準値を超過したことを示す故障コードです。このコードが記録されると、排気ガス処理が正常に行えなくなり、エンジンのパフォーマンスや排出ガス基準に影響を与える可能性があります。

故障内容

このコードが発生する背景には、以下のような状況が考えられます:

  1. DPRフィルターの詰まり
    微粒子(スス)が過剰に蓄積し、差圧センサーが異常値を検出する場合があります。
  2. 差圧センサーの不良
    差圧センサーが正確に動作せず、誤ったデータを送信している可能性があります。
  3. 排気経路の異常
    センサーパイプやホースに詰まりや損傷があり、差圧が正しく計測されないことがあります。

対処法

  1. DPRフィルターの再生または清掃
    DPRフィルターにススが蓄積している場合は、HINO DXⅡなどを使用して手動再生を実施します。それでも改善しない場合は、フィルターを清掃または交換します。
  2. 差圧センサーの点検
    センサーの抵抗値を測定し、基準値内でない場合は交換を検討します。また、センサーパイプやホースの詰まりや損傷がないかも確認します。
  3. 関連メモリーのリセット
    点検後は、HINO DXⅡの「DPR関連メモリーリセット」を実行し、正常な状態を確認します。

このコードを無視すると、排出ガス性能の低下やエンジンの不具合に発展する可能性があります。早期の点検と適切な処置が重要です。

p169aが示す問題とは?

p169aは、ダストインジケーターに関連する故障コードで、エアクリーナーの異常を示します。このコードは、エアクリーナーの詰まりやダストインジケーター自体の故障が発生した際に記録されるものです。

示される問題

  1. エアクリーナーの詰まり
    エアクリーナーエレメントが汚れや粉塵で詰まり、空気の流入量が不足している可能性があります。これにより、エンジン性能が低下することがあります。
  2. ダストインジケーターの異常
    ダストインジケーターが正常に動作していない場合、エアクリーナーの詰まりを検知できず、誤った警告を出すことがあります。
  3. 電気回路の問題
    インジケーターの回路が断線、ショート、または接触不良を起こしている場合、正確なデータが送られないことがあります。

対処法

  1. エアクリーナーの点検・清掃
    エアクリーナーエレメントを取り外し、汚れや詰まりがないか確認します。必要に応じて清掃や交換を行います。
  2. ダストインジケーターの点検
    ダストインジケーターの接続状態や動作を確認します。不具合が見つかった場合は修理または交換が必要です。
  3. 電気系統の確認
    ダストインジケーターとECU間の配線やコネクターの状態を点検し、異常があれば修理または交換を行います。

p169aは放置するとエンジンの効率や性能に悪影響を及ぼすため、迅速な点検と適切な対応が重要です。

u1123はどういう意味ですか?

u1123は、VNT CAN(コントローラーエリアネットワーク)通信の途絶を示す故障コードです。このコードは、車両のコンポーネント間の通信が正常に行われていない場合に発生します。

意味する問題

  1. 通信エラー
    エンジンECUやトランスミッション制御ユニットなどの主要なコンポーネント間で、データが送受信されていないことを意味します。
  2. 配線やコネクターの問題
    CAN通信回線のハーネスやコネクターが断線、ショート、接触不良を起こしている可能性があります。

対処法

  1. 診断機による確認
    HINO DXⅡを使用してエラーコードを読み取り、関連するコンポーネントを特定します。他のDTCコードがないかも確認してください。
  2. 配線とコネクターの点検
    CAN通信回線に沿った配線やコネクターを調査し、異常があれば修理または交換します。
  3. 再テスト
    修理後は再び診断機を使用してコードをクリアし、エラーが再発しないことを確認します。

u1123が記録されると、車両の通信システムが正常に機能していない可能性があるため、早急な点検が必要です。

p229fの詳細と解決策

p229fは、SCR(選択触媒還元)システムの下流NOxセンサーに異常があることを示す故障コードです。このコードは、NOxセンサーまたはその関連システムに問題が発生した場合に記録されます。

詳細

  1. SCR下流NOxセンサーの異常
    このセンサーは、排気ガス中のNOx濃度を測定し、SCRシステムの性能を監視する役割を担っています。故障時には、適切な排気ガス浄化が行われなくなる可能性があります。
  2. センサーの取り付け不良や汚れ
    センサーの物理的な取り付け不良や、センサー表面の汚れや詰まりが原因となる場合があります。
  3. 電気系統の問題
    NOxセンサーの配線やコネクターが断線、ショート、または接触不良を起こしている可能性があります。
  4. CAN通信異常
    NOxセンサーとECU間の通信が遮断されている場合にもこのコードが記録されます。

解決策

  1. NOxセンサーの点検と清掃
    NOxセンサーを取り外し、汚れや損傷がないか確認します。汚れがあれば清掃し、破損があれば交換を検討してください。
  2. 配線とコネクターの確認
    センサーの配線やコネクターを調査し、異常があれば修理または交換します。断線や接触不良は通信エラーの主な原因となります。
  3. CAN通信のチェック
    診断機を使用してCAN通信の状況を確認します。通信が途絶している場合は、回線や終端抵抗の異常を調べます。
  4. SCRシステム全体の点検
    NOxセンサーの問題以外にも、尿素噴射システムやSCR触媒の状態を確認します。これらの部品が異常を引き起こす可能性もあります。
  5. 診断後のコードクリア
    問題が解消したら診断機でコードをクリアし、再発がないことを確認してください。

p229fは排気ガス処理システム全体の性能に影響を与えるため、迅速な対応が必要です。

p1571のトラブル対応方法

p1571は、車両のミリ波レーダーセンサーに汚れが付着していることを示す故障コードです。このコードが表示されると、プリクラッシュセーフティ(PCS)機能が停止するため、安全運転に支障をきたす可能性があります。

トラブル内容

  1. ミリ波レーダーの汚れ
    センサー表面に泥、水滴、または雪が付着している場合にこのコードが記録されます。
  2. センサーの損傷や故障
    ミリ波レーダー本体が物理的に破損している場合や、内部故障が発生している可能性があります。
  3. レーダーカバーの問題
    レーダーカバーが曇りや破損を起こしている場合、センサーが正しく動作できなくなることがあります。

対応方法

  1. センサー表面の清掃
    ミリ波レーダーの表面を柔らかい布で拭き取り、汚れや水滴を除去します。雪や氷が付着している場合は完全に溶かしてから清掃してください。
  2. センサーの点検
    清掃してもコードが消えない場合、センサー自体を点検します。外観の損傷や固定状態の緩みがないか確認します。
  3. レーダーカバーの確認
    センサーを覆うカバーが破損していたり、曇っていたりする場合は交換が必要です。適切な部品を使用して修理を行います。
  4. 診断機で再確認
    問題解決後に診断機でコードをクリアし、エラーが再発しないことを確認します。また、PCS機能が正常に復帰しているかテストしてください。

p1571は直接的な安全リスクを伴う可能性があるため、早期に対応し、PCS機能の動作確認を徹底することが重要です。

p0299の症状と対応ポイント

p0299は、ターボチャージャーに関連する異常を示す故障コードで、エンジンの過給圧が規定値よりも低下している場合に記録されます。この問題が発生すると、エンジンの出力低下や燃費の悪化を引き起こす可能性があります。

症状

  1. エンジンのパワーダウン
    ターボチャージャーの性能低下により、十分な過給圧が得られず、エンジンの加速が鈍くなることがあります。
  2. 燃費の悪化
    過給不足によってエンジンの燃焼効率が低下し、燃料消費が増加する場合があります。
  3. エンジン警告灯の点灯
    p0299コードが記録されると、車両のエンジン警告灯が点灯し、運転者に異常を知らせます。
  4. 異音や排気ガスの異常
    ターボチャージャーの内部部品が損傷している場合、異音や黒煙などの排気ガスの異常が見られることがあります。

対応ポイント

  1. ターボチャージャーの点検
    ターボチャージャーの羽根や軸受け部分に損傷や摩耗がないか確認します。損傷が見つかった場合は、ターボチャージャーの交換が必要です。
  2. 吸排気系統の確認
    吸気ホースやインタークーラーに詰まりや漏れがないか確認します。詰まりがある場合は清掃を行い、漏れがあれば修理または交換します。
  3. EGR(排気再循環)バルブのチェック
    EGRバルブが閉じたままの場合、適切な排気圧が得られず過給不足につながることがあります。この場合、EGRバルブの点検と清掃を行います。
  4. 診断機での再確認
    問題を修正した後、診断機を使用して故障コードをクリアし、エラーが再発しないことを確認します。

p0299コードを放置すると、エンジンにさらなる負荷がかかり、大きなトラブルにつながる可能性があります。

この記事を参考に作業する上での注意点

この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。

日野【デュトロ】故障コードの出し方 基本と注意点のまとめ

  • 日野デュトロの故障コードはステアリングスイッチ操作で確認可能
  • ステアリングスイッチはメニュー選択や機能確認に使用
  • 取扱説明書に基本的な故障コードの確認方法が記載されている
  • メンテナンス画面で現在故障と過去故障を確認できる
  • 走行中は一部のメニューが表示されない
  • システムチェックでは現在の異常や通知を確認可能
  • 現在故障は発生中のダイアグノーシスコードを表示する
  • 過去故障は解消された異常コードを最大10件まで記録する
  • ステアリングスイッチで故障コードの表示やリセットが可能
  • OBDコネクターの位置はステアリングシャフト右側にある
  • 故障診断にはスキャンツールの使用が推奨される
  • 特定の故障コードは手動操作では表示されない場合がある
  • P20EEコードはSCRシステムの問題を示す
  • 一部の故障コードは配線やセンサーの異常が原因となる
  • 故障コード確認後は迅速な点検と修理が重要

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