このような疑問にお答えしたいと思います。
トラックの修理費用ってすごく高いですよね。
自分で修理したら部品代だけで修理できますからね。
車屋さんにも整備の参考にして頂けたら嬉しいです。
整備士歴26年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。
修理対象車両情報・依頼内容・修理費用
それでは、最初に皆さんが一番知りたい修理費用から説明します。
修理対象車両情報:三菱ふそう キャンター TKG-FBA30 4P10
依頼内容:DPFの再生回数多い・マフラー洗浄作業
修理費用:34400円+税
依頼内容の修理費用は高いですか?それとも安いですか?
なぜ、このような金額になるのかを作業内容や修理方法を交えて解説していきたいと思います。
作業内容・修理方法
最近、DPFのスイッチの押す頻度が多いとの事で入庫しました。
マフラー関係の修理で多いのはエルフが断トツで多いですね。
デュトロもそこそこあります。
キャンターはうちでは結構少ない車両です。
それでは、マフラー洗浄をやっていきます。
うちではワコーズさんの商品を使って洗浄します。
以前は分解して洗浄していたのですが、ワコーズさんの商品を使い始めてからは分解作業はしていません。
非分解のマフラーにも使えますので重宝しています。
早速、洗浄作業を始めたいと思います。
まずは、赤丸の温度センサーを外します。ここから洗浄剤を入れます。
このセンサーはかなり固いですので破損しないように外します。
場合によってはガスで側の部分に焼きを入れないと駄目な時があります。
お次は、差圧センサーパイプのつまりの確認をします。
赤丸の所を外して確認します。
確認方法はエアーで吹くかホースをつないで口で吹くかな。
私はホースをつないで口で吹くほうが多いです。
今回は、ガッチリ詰まっているのでパイプを清掃します。
詰まる場所はどの車種でも決まった場所が詰まります。
キャンターはこの赤丸の部分が詰まりますのでバーナーで焼いてから、
エアーを通すとつまりが取れます。
つまりが、解消すればホースを元通りにつなぎます。
先程外したセンサーの穴から洗浄剤を注入します。
DIESEL-2
注入したら直ぐにセンサーを付けます。
ここで一工夫です。次に外しやすいようにこちらを塗ります。
スレッドコンパウンド
ねじ山に塗布してセンサーを取り付けします。
次に燃料タンクにこちらを投入します。
洗浄剤をいれて10分間放置してからエンジン始動します。
30分間アイドリングで水温を上げます。
診断機で強制再生を行います。
キャンターで約20分ぐらいで終わります。
再生が終わりましたら、故障コード確認してエラーが無ければ
無事終了になります。
これですべての作業完了になります。お疲れさまでした。
この記事を参考に作業する上での注意点
この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。
次に、今回の参考修理費用と部品金額になります。
参考修理費用・部品価格
マフラー洗浄作業 15000円
マフラー洗浄剤 1本6600円
インジェクタークリーナー1本4800円
CP診断・DPF強制再生 8000円
参考修理費用 合計・・・34400円です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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