エルフ【メーカー直伝】エンジンオイルレベル点検リセット方法をご紹介します。
最近、メーターに【エンジンオイルレベル点検】表示されている事が多いです。
どうしたら消すことが出来るのか・・・。
4JZ1のエンジンが出始めの頃はすごく悩みました。
オレンジ色で常に表示されていると心配になります。
通常ならオイルレベルが正常になれば消えるはずですが…。
稀に消えない事もあります。
今回はこの記事で、ズバッとお悩みを解決します。
とはいえ、トラックの修理費用ってすごく高いですよね。
自分で修理が出来るなら部品代だけで済みますが、無理は禁物です。
自分で修理が出来ない場合は、車屋さんに依頼して下さいね。
車屋さんにも修理の参考にして頂けたら嬉しいです。
整備士歴26年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。
まず最初に、エンジンオイルレベル点検はスキャンツール(診断機)では消去が出来ません。
普段使用しているスキャンツール(診断機)
故障診断する上で必ず必要になるのがスキャンツール(診断機)ですね。これがなければ始まりません。
バッテリーを外して消去(出来るか分かりません)などはしない様にして下さい。
トラブルの原因になりますのでスキャンツールを使用しましょう。
GAMが使用しているのはG-SCN2でしたが、【G-SCN Z】を導入しました。
やはり、コード付の方が準備も早く充電の必要がないので一番のオススメです!!
↓イチオシ!今使用しているコンピュター診断機↓
↑値段は高いですが自動車修理には必須品です↑
車種により相性が良くない事もあるので、メーカー違いで【バンザイ MST-nano】も使用しています。
↓無線接続できるのでコードが気にならない↓
↑Windows OS搭載スキャンツール!OBD検査にも対応↑
両方使用した個人的な感想は、故障診断がメインなら断然コード付【G-SCN Z】がオススメです。
【バンザイ MST-nano】も無線で便利なのですが、準備に少し手間がかかるのとデータ表示にタイムラグがある為、GAMの所では故障診断にも使いますが主にOBD検査時に使用する予定です。
エンジンオイルレベル点検
では、どうやって消去するのかを順番にご説明していきますね。
エンジンオイルレベル点検が表示されましたら、レベルゲージでエンジンオイルの油量を点検して下さい。
このエンジンが4JZ1です。
現行のエンジンでDPD再生にはアドブルー(尿素)を使用しています。
エンジンオイル量の点検方法
車両に備え付けの取り扱い説明書に記載しています。
エンジン運転後にオイル量を量るときは、エンジン停止後20~30分たってから行います。
エンジン始動前に点検すると待たなくていいですね。
通常は、上の穴と下の穴の間にオイルがあれば問題ありません。
×印の所を越えた場合は必ずオイル交換して下さい。
こちらがエンジンオイルレベル点検のランプが点灯したオイル量です。
↓エンジン停止直後の状態です↓
一見問題ない様に見えるのですが、20~30分経つと×印の所まで増えてきます。
メーカーに聞くと、エルフのオイルレベルセンサーはかなりシビアに検知するそうです。
ですから、エンジンオイル交換の時は注意が必要ですね。
稀にエンジンオイルレベルセンサーが故障する事もあるかと思いますが、まだ年式が新しいので故障率はかなり低いです。
エンジンオイルレベルセンサーの位置
参考ですが、オイルレベルセンサーはこの部分の奥に付いています。
オイルレベルセンサーの正確な場所は【195】になります。
オイルレベルゲージパイプの横でシリンダーブロックに付いていますね。
純正品番 8-98310-139-0 定価4380円
エンジンオイルレベル点検ランプ点灯の原因
今回、エンジンオイルレベル点検のランプが点いた原因は、エンジンオイルが多い為です。
ですが、オイルが多いからと言って抜いて調整してはいけません。
エンジンオイルの中へ燃料が徐々に混ざり、エンジンオイルが薄まっているで必ずエンジンオイルを交換してください。
ランプ点灯原因は、エンジンオイルが少ないよりも多い事がほとんどですね。
エンジンオイルが増える原因は?
DPDは、DPDフィルター内にPM(粒子状物質)が一定量堆積すると自動的に再生(PMの燃焼)を行います。この再生(PMの燃焼)を行うために、エンジン燃焼室での爆発後に燃料噴射を行い、微量の燃料をフィルターに吹き付けています。このためエンジンオイル中へ燃料が徐々に混ざり、エンジンオイルが注入時よりも増えますが、故障ではありません。
エンジンオイル交換
リセット作業前にエンジンオイル交換をします。
↓エンジンオイル交換の詳しい記事はこちら↓
↑オイル交換しましたか??↑
エンジンオイル交換後のオイルゲージの状態です。
↑エンジン停止直後のオイルゲージで、ちょうど真ん中ぐらいですね↑
エンジン始動後にオイル量を量る時は、エンジン停止後20~30分たってから行ってください。
↑エンジン停止後20~30分たってからのオイルゲージです↑
エンジン停止直後から約0.3Lぐらい増えています。
エンジンオイルの入れすぎには注意して下さいね。
エンジンを始動してオイル漏れがないのを確認できたら、交換作業は完了です。
通常ならば、オイルレベルが正常になればリセットされて表示が消えます。
オイル交換をしても消えない場合は【メーカー直伝リセット方法】を試して下さい。
エンジンオイルレベル点検リセット方法
どうやっても【エンジンオイルレベル点検】が消えない場合に試して下さい。
イスズのサービスに教えて頂いたリセット方法です。※エンジンオイルを交換した後の手順です。
【メーカー直伝リセット方法】
①エンジンを完全に暖気します。
②キーをOFFにして30分以上放置します。
③キーONをします。(ここでオイル量の判定をするようです)
これでランプは消灯します。
もし、これで消えない様なら何度か試して下さいとの事です。
エンジンオイルはレベルゲージの真ん中ぐらいがいいそうですよ。
GAMはこの方法で無事に消えました。
これですべての作業完了になります。お疲れさまでした。
この記事を参考に作業する上での注意点
この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。
今回紹介した工具・用品のまとめ
↓イチオシ!今使用しているコンピュター診断機↓
↑値段は高いですが自動車修理には必須品です↑
↓無線接続できるのでコードが気にならない↓
↑Windows OS搭載スキャンツール!OBD検査にも対応↑
↓GAM一押し!ホイール締付けもおまかせのKTCプレセット型トルクレンチです↓
↑窓で数値が読めて見やすい上に設定がメッチャ楽ですよ↑
↓オイル交換の必需品!余裕をもって15Lタイプがおすすめ↓
↑排出口がじょうご形状で廃油を捨てる時もスムーズ↑
↓お財布にも優しい価格のトルクレンチ↓
↑測定範囲も40~210Nmと安心です↑
↓ドレンパッキンは再使用禁止です↓
↑ドレンボルトやオイルパンの破損、オイル漏れなどの原因になります↑
↓GAMが使用したオイルフィルターはこちら↓
↑ISO9020の認証を取得で安心の品質ですね↑
↓安心の純正部品はこちら↓
↑購入するならまとめ買いがお得ですね↑
↓締め付けはカンに頼らずトルクレンチの使用をおすすめします↓
↑フィルター締付けは10-60N.mタイプがおすすめです↑
↓ソケットを1/2から3/8変換する為に必要ですね↓
↑差込角の異なるソケットとレンチを接続するアダプター↑
↓あると安心の予備フィルターケース↓
↑最近、緩める時にヒビが入る事がありましたので…↑
↓おすすめのオイルはこれですね↓
↑イスズ純正ベスコクリーン10W-30の推奨オイル↑
GAMの記事はいかがでしたか?
皆さんのお役に少しでもたてましたか??
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント