ガソリンスタンドでブレーキランプ交換!費用や作業時間を解説

自動車整備・修理
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車のブレーキランプ(ストップランプ)は、安全運転に欠かせない重要な部品です。ブレーキランプが切れたまま走行することは法律違反であり、普通乗用車なら違反点数2点・反則金9,000円が科される可能性があります​。

しかし運転席からはブレーキランプの故障に気づきにくく、いざ交換しようとしても「どこでどうやって交換するの?」と戸惑う初心者の方も多いでしょう。

本記事では、ガソリンスタンドでのブレーキランプ交換について、初心者にも分かりやすく解説します。ブレーキランプ切れのサインから交換方法、費用の目安やガソリンスタンドを利用するメリット・デメリット、DIYとの違い、初心者が気をつけたいポイントまで網羅しています。

車の整備に詳しくない方でも安心して読める内容ですので、ぜひ参考にしてください。

●記事のポイント●
①ガソリンスタンドでブレーキランプ交換が可能かどうか
②交換の手順や所要時間の目安
③費用の相場とサービス内容
④スタンドを利用する際のメリット・デメリット

運転前には必ず日常点検を ! !
自動車の使用者は法律により、日常点検を行うことになっています。
事業用自動車などは、運転前に、必ず日常点検を実施してください。

エンジンルームの点検
バッテリーの点検
オイルや冷却水の点検補充を!
自動車のまわりを回っての点検
タイヤの摩耗や空気圧の点検
ランプ類の点灯、点滅の確認
運転席に座っての点検
エンジンのかかり具合や異音がないかの点検
ブレーキの効き具合(踏み残りしろ)の確認

運転前の日常点検を実施し、事 故 や 渋 滞 をなくしましょう !!

警視庁ホームページ
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ブレーキランプが切れているか気づくサインと確認方法

ブレーキランプは車両後部にあり、自分では点灯状態を直接見られないため切れていても気づきにくいものです​。以下のようなサインや方法で、ブレーキランプ切れに気づける場合があります。

後続車や周囲からの指摘

走行中に後ろの車のドライバーや友人から「ブレーキランプが片方ついていない」と教えてもらって気づくケースが多々あります​。普段から周囲に指摘されたら素早く対応しましょう。

警告灯の点灯

一部の車種には球切れ警告灯が搭載されており、スピードメーター付近にブレーキランプ切れを知らせるインジケーターが点灯することがあります。取扱説明書に警告灯の説明が載っているので確認してみましょう。

一人で確認する方法

誰かに見てもらうのが確実ですが、ひとりの場合でも工夫できます。例えば、夜間にコンビニやガレージの壁に車の後ろを近づけ、ブレーキを踏んだときの光を壁へ反射させて確認する方法があります​。

また、スマートフォンで後方を撮影したり、車内のバックミラーと手鏡を使ってブレーキペダルを踏んだ際のランプ点灯をチェックすることも可能です​。

ブレーキランプ以外の症状

両側のブレーキランプが同時につかない場合は電球切れ以外にヒューズ切れやスイッチ故障の可能性もあります。この場合も含め、いずれかのブレーキランプが点灯しないときは速やかに原因を確認しましょう。


出典:みんカラ

図1: ブレーキランプ球切れの状態

ブレーキペダルを踏んでも左側のブレーキランプが点灯しておらず、右側と中央のハイマウントストップランプ(後部ウインドウ中央上部の補助ブレーキランプ)のみが光っています。これは左側ブレーキランプの電球が切れているサインです。


ブレーキランプが切れていることに気づいたら、早めに交換することが大切です。片側だけでも切れたまま走行すると「整備不良車両」とみなされ、車検にも通りません​。安全のためにも、ブレーキランプ切れを発見したら放置せず、交換対応を行いましょう。

テールランプ又はブレーキランプの電球が球切れを起こすことで断線警告灯が点灯します。その場合、テールランプまたはブレーキランプが点灯していない可能性があります。

電球タイプを社外品のLED電球に交換した場合、点灯することがあります。

※警告灯が点灯・点滅している状態での走行は保安基準違反となる可能性があります。ご心配な方はJAFへご相談ください。

JAF(日本自動車連盟)
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ガソリンスタンドでブレーキランプ交換はできる?

「ブレーキランプが切れたらディーラーに行かないとダメ?」と心配になるかもしれませんが、多くのガソリンスタンドでブレーキランプ交換に対応しています​。

ガソリンスタンドは給油以外にもオイル交換やライト類の交換など簡易なメンテナンスサービスを行っているところが多く、ブレーキランプの交換もその一つです​。

ただしすべてのスタンドが対応しているわけではない点に注意しましょう。一部のセルフ式ガソリンスタンドなど、給油専用で整備サービスを一切行っていない店舗では交換対応はできません​。一方で、ピット(作業場)や整備工場を併設している店舗であればセルフスタンドでも交換可能なケースがあります​。

まずは最寄りのスタンドに作業員(整備士)が常駐しているか確認すると安心です。スタッフ常駐のフルサービスのスタンドや車検対応のスタンドなら対応可能な確率が高いでしょう。

営業時間にも注意が必要です。日中であれば対応できるスタンドでも、夜間は整備スタッフ不在の場合が多く対応不可となることがあります​。遅い時間に切れてしまった場合は、無理にその場で交換しようとせず、翌営業日にスタンドやカー用品店を訪れるか応急的に安全運転で帰宅する方がよいでしょう。

また、車種やブレーキランプの種類によってはスタンドで交換できない場合もあります。従来型の白熱電球タイプであればほとんど交換可能ですが、最近増えているLEDタイプのブレーキランプ(ユニット一体型など)はスタンドでは交換困難な場合があります​。

LEDは電球のように単純に差し替えできず、ユニットごとの交換が必要になったり特殊部品を要することがあるためです。このような場合、ディーラーや整備工場での対応となることがあります。

事前に確認することもポイントです。初めて行くガソリンスタンドで不安な場合は、電話で「ブレーキランプの球切れ交換はお願いできますか?」と問い合わせてみましょう。ほとんどの店舗では在庫も含め対応可能か教えてくれます​。

在庫がないとその場で交換できないので、事前確認しておけば無駄足を防げます​。ガソリンスタンドは店舗数が多いので、近くに何軒かあれば順番に問い合わせてみるのもよいでしょう。

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ブレーキランプ交換の手順(簡略版)と所要時間

ブレーキランプの交換作業は比較的シンプルで、慣れれば短時間で完了します。ここでは一般的な乗用車における交換作業の流れを簡単に説明します(※車種によって手順は多少異なります)。

テールランプユニットの取り外し

トランクやリアゲートを開け、切れたブレーキランプ側のテールランプユニットを外します。多くの場合、ユニットを固定しているネジ(プラスネジや六角ボルト)が1~2本あるのでドライバーやソケットレンチで緩めます​。

ネジを外したら、ユニットを後方へゆっくり引き抜いて取り外します(※固くはまっている場合は車体側を傷つけないよう布を当て、慎重にテコの原理で外す)。


出典:みんカラ

図2: ブレーキランプ交換作業の一例

テールランプユニットを固定しているネジ(青丸部分)をドライバーで外し、ユニット全体を青矢印方向に軽く叩いて外します。力任せに引っ張るとプラスチック部品を破損する恐れがあるため、慎重な作業が求められます。

電球ソケットの取り外し

テールランプユニットを裏返し、ブレーキランプの電球が収まっている樹脂製のソケット(電球台座)を確認します​。

ソケットはひねると外れる構造になっているので、反時計回り(左方向)に回してソケットごと引き抜きます。配線でつながっているので強く引っ張りすぎないよう注意しましょう。

古い電球の取り外し

ソケットから切れた電球(バルブ)を外します。一般的な白熱球の場合、電球をソケットに押し込みながら左に回すと外れます​(電球の種類によっては引っ張るだけで抜けるものもあります)。

直接手で電球のガラス部分に触れると油分で寿命が縮むとも言われるため、気になる場合は手袋や布を使って外すとよいでしょう。

新しい電球の取り付け

切れた電球と同じ規格の新品ブレーキランプ球を用意し、ソケットに装着します。外したときと逆の手順で、電球の突起(ピン)とソケットの溝を合わせ、押し込みながら右に回して固定します​。

しっかり奥まで差し込まれていることを確認しましょう(電球の型番やワット数は車の取扱説明書や適合表で事前に確認できます)。

元に戻す

電球を交換できたら、ソケットを元の位置に差し込み時計回り(右方向)に回してロックします。テールランプユニットを車体に戻し、外したネジを締め直して固定します​。

最後にエンジンをかけてブレーキを踏み、両側のブレーキランプが正常に点灯するか確認しましょう。問題なければ作業完了です。

所要時間の目安

ブレーキランプの交換自体は数分~15分程度で完了することが多いです。交換しやすい車種であればおおよそ10~15分ほどで終わります​。

作業に慣れた整備スタッフなら5分程度でパパッと交換してしまうこともあります(単に球を差し替えるだけならそれほど難しい作業ではない為です)。ただし、車種によっては内装の一部を外す必要があるなど手間がかかり、もう少し時間がかかる場合もあります。

また、ガソリンスタンドで依頼する場合は他のお客さんの対応状況によって待ち時間が発生する可能性もありますので、余裕をもって依頼しましょう。

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ガソリンスタンドで交換してもらう際の費用・サービス概要

実際にガソリンスタンドでブレーキランプ交換を依頼する場合、費用はいくらくらいかかるのか気になりますよね。ここでは料金の目安や利用時のポイントについて解説します。

交換費用の目安

ガソリンスタンドでブレーキランプを交換する場合、合計で1,000~2,000円程度が一般的な費用帯です。内訳は部品代(電球代)が数百円程度+工賃が500~1,000円程度で、店舗や車種によって多少変動します。

例えば白熱電球なら1個あたり 200~500円前後、LEDバルブの場合は1個 1,000~2,000円ほどと部品価格に差があります。工賃は作業難易度によりますが、500円~1,000円程度で設定しているスタンドが多いようです​。

ディーラーで交換すると工賃だけで1,000~1,500円かかるケースが一般的ですので、ガソリンスタンドは比較的リーズナブルと言えるでしょう。なお、車種によってはテールランプユニットの取り外しに手間がかかり追加工賃が発生する場合もあります。

特殊な車や外車でユニット分解が大変な場合などは、数千円単位の作業料が加算されるケースもありますが、一般的な国産車であれば上記範囲内に収まることがほとんどです。

支払いと部品について

ガソリンスタンドで交換する場合、基本的に部品(球)もスタンド側が用意してくれます。在庫している汎用ランプを使うことが多く、特に指定がなければ標準的な白熱球が取り付けられます。

「できれば長寿命のLEDに替えたい」という場合は、在庫があればLEDバルブへの交換も可能です。スタンドによってはLED球の在庫がないこともありますが、その際は取寄せやカー用品店で購入した持ち込み品の取り付けに応じてくれる場合もあります(持ち込みの場合は工賃が割高になることもあります)。希望があれば作業前に相談してみましょう。

予約は必要?

多くのガソリンスタンドでは予約なしで対応可能です​。ブレーキランプ球切れのような軽作業は飛び込みでもサッと交換してもらえることが多いため、急なトラブル時にも心強いです​。ただし、店舗の混雑状況によっては多少待つこともあります。

また、確実にその場で対応してもらいたい場合は事前に電話で予約や在庫確認をしておくと安心です。特に土日など混み合う時間帯は「○時頃に行きたいが作業できますか?」と問い合わせておくとスムーズでしょう。

対応車種や注意点

前述のとおり、基本的に国産車の多くはスタンドで対応可能ですが、輸入車や特殊な車種では対応できない場合があります。輸入車は電球の規格が特殊だったり、交換に特殊工具が必要なケースもあります。

また近年の一部車種はブレーキランプがユニット一体型(LED内蔵でユーザーが電球交換できない設計)になっており、その場合スタンドでは手を触れられません。このような場合はディーラーに相談するか、車検も扱っているような整備工場併設のスタンドで対応できるか相談してみましょう​。

いずれにせよ「行ってみたけどできなかった」という事態を避けるため、電話での事前確認はやはり有効です。

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ガソリンスタンドで交換するメリット・デメリット(他の方法との比較)

ブレーキランプ交換の方法として、ガソリンスタンド以外にもディーラーや整備工場、カー用品店に依頼する方法や、自分で交換する方法があります。それぞれの特徴を踏まえた上で、ガソリンスタンドで交換する場合のメリット・デメリットを見てみましょう。

ガソリンスタンドで交換するメリット

●気軽さ・身近さ●
普段給油で利用している身近なスタンドで頼める安心感があります。店舗数も多く、ディーラーや専門工場が近くにない地域でもガソリンスタンドは存在することがほとんどです。

そのため「ちょっと見てほしい」「すぐ交換してほしい」と思ったときにすぐ立ち寄れる気軽さは大きなメリットです​。スタッフに「ブレーキランプ切れているみたいなので…」と声をかければ、その場で点検・交換してもらえるでしょう​。


●短時間で迅速●
ガソリンスタンドのスタッフは日常的にオイル交換やランプ交換などの基本作業に慣れています。交換自体も短時間で終わる作業なので、待ち時間が少なく済む場合が多いです​。予約なしでもその場で対応してもらえることが多く、急な球切れトラブルにもすぐ対処しやすい点はメリットです。


●費用が比較的安い●
ディーラーに比べて工賃が安めに設定されていることが多く、費用を抑えられる傾向にあります​。ディーラーでは技術料が高いため工賃1,000~1,500円ほどかかるところ、ガソリンスタンドなら工賃500~1,000円程度が一般的です。

部品代も含め、前述のように合計1,000~2,000円程度で済むケースが多いので、「高額な出費になったらどうしよう」という心配が少なくて済みます。


●ついでの点検サービス●
フルサービスのガソリンスタンドでは給油時に窓拭きや車両点検をしてくれることがありますが、ブレーキランプ交換の際にも他の簡単な点検をしてもらえる場合があります​。

例えば「他の電球も切れていませんか?」といったライト類の確認や、「タイヤの空気圧」「エンジンオイルや冷却水の量」などを目視でチェックして教えてくれる親切なスタンドもあります​。これらは多くの場合サービスで無料点検してもらえる範囲です。

ちょっとした車の相談もしやすい雰囲気があるのもスタンドならではと言えるでしょう。

ガソリンスタンドで交換するデメリット

●店舗により対応に差がある●
前述したように、スタンドによっては整備に対応していない場合もあり、どこのスタンドでも確実に交換できるとは限りません。またスタッフの技術レベルも店舗によって差があります。

基本的には難しい作業ではないので問題ありませんが、極まれに新人スタッフしかおらず手間取る…といったケースがないとは言い切れません(とはいえ心配しすぎる必要はなく、多くのスタンドでは問題なく対応してくれます)。


●営業時間の制約●
24時間営業のスタンドであっても、整備作業は営業時間が限られる場合があります。夜間や早朝は整備士不在で断られることがあるため、深夜に気づいた場合はその場での対応が難しいのが実情です。

ディーラーや整備工場も営業時間は限られますが、カー用品店の中には遅い時間まで営業しているところもあるので、時間帯によっては他の選択肢の方が早く交換できることもあります。


●特殊なケースへの対応●
前述のLED内蔵タイプなど、通常と異なるブレーキランプだとスタンドでは対応困難な場合があります​。また社外品やカスタムされたライト類だと合う電球在庫がないこともあります。

このようにイレギュラーなケースではディーラーや専門店の方が確実でしょう。ガソリンスタンドはあくまで基本的な整備が対象なので、特殊部品の交換には向き不向きがあります。


●設備や保証の面●
ディーラーでは純正部品を使い確実な作業を保証してくれますが、その分費用が高いです​。ガソリンスタンドでも十分な技術で対応可能ですが、もし作業中にテールランプのレンズを割ってしまった場合などの保証対応は店舗ごとになります。

作業前に「まれにカバーが割れることがあります」と断られる場合もあります​。そういったリスクが心配な高級車オーナーや、100%完璧な対応を求める場合はディーラーや専門整備工場の方が安心かもしれません。

ただし通常の車であればスタンドで問題が起きることは滅多になく、コストパフォーマンスの面では優れていると言えます。

他の選択肢(ディーラー・カー用品店など)との比較

参考までに、ガソリンスタンド以外でブレーキランプを交換する場合との簡単な比較もまとめておきます。


カーディーラー
信頼性はピカイチで純正部品を使った確実な作業が受けられますが、その分費用が高めです​。工賃も高くなる傾向があり、待ち時間も発生しやすいです。ただ保証や他の点検も含めて任せられる安心感があります。


整備工場(町の修理工場など)
技術力は高く、難しいケースにも対応してもらえます。費用はディーラーより安い場合が多いですが、簡単な電球交換程度だとかえって割高になることも。事前予約が必要なこともあります。


カー用品店(例:オートバックス、イエローハットなど)
料金が安く在庫が豊富なのが魅力です​。工賃500円前後で対応してくれる店舗が多く、買ったその場で交換作業もしてもらえます​。営業時間も夜遅くまでやっている店が多いので利用しやすいです。ただし店舗数はスタンドほど多くないため、近くに店舗がない地域では選択肢に入れにくいでしょう。


以上を踏まえると、ガソリンスタンドは「手軽さ」「速さ」「ほどほどの安さ」のバランスに優れた選択肢と言えます。他の方法にもそれぞれメリットはありますが、ブレーキランプ程度の交換であればスタンド利用で困るケースは少なく、初心者にも利用しやすいでしょう。

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自分でブレーキランプを交換する場合との違い

ブレーキランプ切れはDIYで交換することも可能です。車の電球交換は比較的基本的なメンテナンス作業なので、自分で挑戦する方もいます​。しかし、初心者にとっては難易度やリスクもあるため、ガソリンスタンド等に依頼する場合との違いを整理してみます。

DIYで交換するメリット

●工賃がかからない●
自分で交換すれば部品代だけで済むため、費用を最も安く抑えられます​。電球(白熱球)代数百円ほどの出費で済み、スタンドや店に払う工賃を節約できます。


●好きな部品を選べる●
自分で部品を用意するので、好みのメーカーの電球やLEDバルブに交換できます。たとえば明るめのLEDに変えてみる、といったカスタムも自由です。


●知識・経験が身につく●
作業を自分で行うことで車の構造に詳しくなれます。一度やり方を覚えてしまえば、次回からはスムーズに対処でき、他の電球切れの際にも応用が利くでしょう​。自分の車を自分でメンテナンスできるようになるのは大きな財産です。

DIYのデメリット・注意点

●工具や作業スペースが必要●
ブレーキランプ交換には基本的にプラスドライバー等の工具が必要です。車載工具で間に合う場合もありますが、場合によってはソケットレンチや内装剥がし工具(クリップ外し)があったほうがいいこともあります​。

工具を持っていない場合は揃える費用と手間がかかります。また雨天時には屋根のある作業場所が必要になるなど、環境も考慮しなければなりません。


●車種によって難易度が異なる●
一部の車種では構造が複雑で、素人にはランプユニットの取り外しが難しい場合があります​。クリップやカバーを壊さないように外すコツが必要なものや、内張りを大きく外さないとアクセスできないものもあります。そのため誰にでも簡単とは言い切れず、作業難易度は車によってまちまちです。


●破損のリスク●
レンズカバーを割ってしまうリスクがあります​。特に経年劣化で樹脂が固くなっていると、外す際にひびが入ったり割れたりすることがあります。レンズが割れるとユニットごと交換が必要になり、数万円の出費になることもあります​。

また、強く引っ張ったことで配線を傷めて断線させてしまう恐れもゼロではありません​。こうした失敗のリスクを自分で負わなければならない点はデメリットです。


●手間と時間がかかる●
慣れていないと作業に時間がかかります。ネジやクリップを外すのに手間取ったり、適合する電球を探すのに時間を要したりするでしょう。

万一うまく点灯しない場合は原因を自分で追求しなければなりません​。結局作業が完了せず走れなくなってしまっては本末転倒です。


以上のように、DIY交換は費用節約のメリットがある一方で、初心者にはハードルもあります。「確実にノーリスクで交換したいなら、最初からガソリンスタンド等に依頼するのが安心」とも言われます​。

初めての交換で不安な方や失敗が怖い方は、無理せずプロに任せる方が結果的に安全で安上がりになる場合も多いでしょう​。

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初心者が交換前に準備すべきこと・気をつけたいポイント

最後に、ブレーキランプ交換に臨むにあたって初心者が押さえておきたいポイントをまとめます。事前準備をしっかりして、安全かつスムーズにブレーキランプを直しましょう。

車の取扱説明書を確認

自分の車にどんな種類の電球が使われているか確認しましょう。取扱説明書の「電球の交換」欄に、ブレーキランプの規格(例:ダブル球21/5Wなど)や交換手順が記載されています。

スタンドやお店で交換を依頼する場合も、事前に規格が分かっているとスムーズです。

交換用電球を用意(または在庫確認)

DIYする場合はあらかじめ適合する新品電球を購入しておきます。カー用品店で車種別適合表を見て選ぶと確実です​。

スタンドに依頼する場合は基本お店の在庫品を使いますが、念のため在庫の有無を電話で確認しておくと安心です​。「○○という車ですがブレーキランプ在庫ありますか?」と聞けば教えてもらえます。在庫がなければ事前取り寄せや他店案内をしてくれることもあります。

他の電球も点検

ブレーキランプが切れたタイミングで、他のライト類(テールランプ、ウインカー、ヘッドライト、ナンバー灯など)も一緒に点灯チェックしておくとよいでしょう。

どれか一つ切れていると他も寿命が近い可能性があります。スタンドに行くなら「ついでに他のランプも大丈夫か見てもらえますか?」とお願いすればチェックしてもらえることが多いです。

明るい時間帯に対応する

ブレーキランプ切れに気づいたら、可能な限り早めに日中の明るい時間帯に交換しましょう。暗い中での作業は見えづらく危険ですし、スタンドでも昼間の方が確実に対応してもらえます​。

夜間走行しなければならない場合は、後続車に追突されないよう十分車間を取る・ハザードランプを活用するなど安全運転を心掛け、できるだけ早く交換してください。

無理をしない

自分でやってみて難しいと感じたら、早めにプロに任せましょう。無理にこじ開けて壊してしまっては元も子もありません。​「DIYで不安な人や確実に直したい人は初めからガソリンスタンドのスタッフに相談するのが安心」です。プロに頼めば短時間で確実に直りますし、費用もそれほど高くありません​。

交換後の確認

交換作業後は必ず点灯確認を行います。できれば2人で、ブレーキを踏んでもらって後方で確認するのが確実です。ひとりの場合でも、棒や重りでブレーキペダルを押し込んだ状態を作り、自分で後ろに回って点灯を確認しましょう。

左右のブレーキランプとハイマウントストップランプがすべて正常に光ればOKです。もし交換しても点かない場合は、ヒューズ切れなど別の原因か、交換作業中に配線が外れた可能性もあるので、早めに整備工場やスタンドに相談してください​。

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ガソリンスタンドでブレーキランプ交換の総括

  • ブレーキランプが切れたまま走行すると整備不良で違反対象になる
  • 自分では気づきにくいため定期的な確認が必要
  • ブレーキランプの球切れは多くのガソリンスタンドで交換可能
  • セルフ式よりフルサービス型スタンドの方が対応率が高い
  • 電話で事前確認すれば対応可否や在庫状況を把握できる
  • スタンドでの交換は比較的短時間で完了する
  • 一般的な交換費用は1,000~2,000円程度とリーズナブル
  • LEDタイプなど特殊なランプは対応できないスタンドもある
  • 予約不要で飛び込み対応してくれるスタンドも多い
  • 在庫がないと当日交換できないため事前確認が安心
  • ディーラーよりも手軽で工賃が安く済むことが多い
  • 整備士が常駐している時間帯を狙うのが確実
  • 簡単な点検や他のランプの確認もついでにお願いできる
  • 初心者やDIYに不安がある人にもおすすめの選択肢
  • 保証や精密作業を重視する場合はディーラーが無難

初心者の方でも、ブレーキランプ交換の流れとポイントさえ押さえれば怖がる必要はありません。ガソリンスタンドはその手助けをしてくれる強い味方です。

日頃から定期的にブレーキランプの点検を行い​、万が一切れてしまったら早めに対処しましょう。安全・安心のドライブのために、ぜひ本記事の情報を役立ててください。

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