4P10プラス【キャンター 】オイルキャップが割れる⁈【要注意】三菱ふそう 2PG-FEB80 小型 修理事例

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最近、4P10プラス【キャンター 】のオイルフィラーキャップが普通に締めていても割れる事が多いので【注意喚起】も含めてご紹介いたします。

皆さん、同じ4P10エンジンでも種類があるのをご存知ですか?

キャンターに4P10のエンジンが搭載されたのは2010年頃からです。

2016年頃からは、エンジンカバー装着の4P10+が搭載されています。

大きく分けると、この2種類のエンジンですね。

オイルフィラーキャップに亀裂が入るのは、令和元年以降の4P10+が多いです。

単純にオイルキャップの締めすぎが原因なのか?

それとも他に何かあるのでしょうか??

キャップに亀裂が入ると、エンジンオイルが漏れて大変な事になりますよね。

そうなる前に、亀裂を見つけて対処しなくてはいけません。

この機会に、予備のオイルフィラーキャップを用意するのもいいですね。

とはいえ、トラックの修理費用ってすごく高いですよね。

自分で修理が出来るなら部品代だけで済みますが、無理は禁物です。

自分で修理が出来ない場合は、車屋さんに依頼して下さいね。

車屋さんにも修理の参考にして頂けたら嬉しいです。

GAM
GAM

整備士歴27年の私が、皆さんのお役に少しでも立てればと思いこの記事を書きました。

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記事モデル車両データ

この記事のモデルになっている車両データです。

車名:三菱ふそう キャンター

型式:2PG-FEB80

原動機の型式:4P10

初年度検査年月:R02/06

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オイルフィラーキャップが割れている⁈

オイルフィラーキャップが割れると大変な事になってしまいます。

車両によっては、エンジンがオイルまみれの状態だった例もあります。

そうなるとエンジン周りの洗浄だけでも大変です。

今回は、オイル漏れも少ない状態で発見できました。

不幸中の幸いと言ってもいい位ですね。

それでは、実際のオイルフィラーキャップが割れた状態を見ていきます。

車検書に記載されている原動機の型式4P10で、+(プラス)は付いていません。

ドアには、このように4P10+とステッカーが貼ってあります。

4P10+には、この様にエンジンカバーが装着されています

4P10と4P10+のエンジンのベースは同じですが、付いている部品が部分的に変更されています。

これが、問題のオイルフィラーキャップです。

このようにオイル漏れがあります。

側面を見るとキャップに亀裂が入っています。

締め過ぎですかね⁈

緩めた感じでは、それほど固く締まってはいません。

メーカーさんに聞いてみた

オイルキャップの亀裂が気になったのでメーカーさんに問い合わせしました。

「リコールや対策などは出ていますか?」

今のところ特にはないです。

「オイルキャップに亀裂など入る事は多いですか?」

うちでは年に数件ですね。

GAMの所では今年だけで3台ほどありました…。

「考えられる原因は何ですか?」

キャップの締め過ぎだと思いますよ。

こんな感じのお話でした。

↓X(旧Twitter)ではこんな声もありました↓

本当に締め過ぎだけの問題でしょうか・・・。

このオイルフィラーキャップがよく割れるのは、【4P10プラス】だけですね。

以前の4P10で割れたのは見たことないです。

アルミ製のオイルキャップにすればいいのにな…と心の声が洩れてしまいました。

他にアルミ製のオイルキャップがないか探しました(純正・社外品)が、どこにもありませんでした。

交換できるのは、純正部品のオイルキャップだけです。

オイルキャップの亀裂対策には、いち早く見つける事が大事ですね。

そうなると、自分で点検しなくてはいけません。

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オイルフィラーキャップ点検方法

日常点検(運行前)の時に、キャップも点検しておくと安心ですね。

オイルフィラーキャップの付近に、オイルが付いているようなら要注意です。

キャップに亀裂等があるときは、新品に交換します。※特に側面を注意して点検してください。

Oリングは目視点検して、傷や汚れや亀裂等がある場合は新品に交換します。

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新品オイルフィラーキャップ

これは、部品屋さんからもらった部品図になります。

オイルフィラーキャップは赤丸の部分ですね。

Oリングだけは黄丸の部分です。

こちらが、新品オイルフィラーキャップになります。

↓安心の純正部品!オイルフィラーキャップはこちら↓

↑純正部品番号 MK667123↑

Oリングは取付けされた状態になっています。

Oリングだけの設定もあります。

↓安心の純正部品!Oリングのみはこちら↓

↑純正部品番号 MK667125↑

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オイルフィラーキャップの締付けトルク

オイルフィラーキャップの締付けトルクは、特に記載がありません。

工具を使用しないで、緩まない様に手で締付けるですね。

内側のOリングにはエンジンオイルを塗布してから締付けします。

これでオイルフィラーキャップの締付け完了です。

オイル漏れが軽度ならパーツクリーナーなどで洗浄すればいいですね。

特に汚れが酷いなら【超強力油落としのエンジンクリーナー】を使用するといいですよ。

↓しつこい油汚れもバッチリ落ちます↓

↑価格も安くて大容量ですのでガンガンつかえます↑

これですべての作業完了になります。お疲れさまでした。

この記事を参考に作業する上での注意点

この記事は、整備書にない手順・方法や私自身のオリジナル修理・整備方法なども書いておりますので作業される場合はすべて自己責任なりますので注意してください。

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今回紹介した工具・用品のまとめ

↓安心の純正部品!オイルフィラーキャップはこちら↓

↑純正部品番号 MK667123↑

↓安心の純正部品!Oリングのみはこちら↓

↑純正部品番号 MK667125↑

↓しつこい油汚れもバッチリ落ちます↓

↑価格も安くて大容量ですのでガンガンつかえます↑

GAMの記事はいかがでしたか?

皆さんのお役に少しでもたてましたか??

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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